宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2006/02/04
(続き)
酒屋の酒場を出て北千住駅に向かう道を、次はどこにしようかと皆で考えながら歩きます。イカ鍋のお店(名前失念)も数名以上の時しか味わえないからいいかも、とKさん。一人呑みがメインのボクにお気遣いいただき、スミマセン。でもさっきイカを食べたからということで、やはりボクの中の課題店上位ランクにある、「大はし」「徳多和良」などに行ってみたいとわがままを言い、まず一番近い「徳多和良」に行ってみることに。しかし店内を覗くと超満員。これは無理だねと言うことで「大はし」へ。すると店内はカウンター脇の椅子に待っているお客さんが一杯で、こちらも断念。駅前方面へ向かい「天七」で少し時間を潰すことにします。



店内は大きなコの字型カウンター。お客さんは8~9割の入りで、比較的空いている奥の方へ陣取ります。まずはハイボールを注文。Kさん曰く、荒川以西の大衆居酒屋では、いわゆる下町ハイボールの琥珀色のエキスは使わず、焼酎、炭酸、レモンスライスのみの透明なものだそうです。うん、確かにそうかもしれません。

揚げ物はぶた、ニンニク、ジャガイモなどをたのみます。細かいパン粉でサクッと揚げられていて、とってもおいしい。目の前で揚げている様子を見ても、油の切り方など絶妙なテクニックです。



カウンターの中で威勢良く揚げている様子は、富士屋本店に似てるよね、とKさん。確かにその通り。さっきからKさんのお話に感心してばかりです。ここは軽くということで、この辺でごちそうさまをして、徳多和良の様子を見に戻ります。確かお一人1,000円弱。



細長い路地を歩き徳多和良へ。ちょうど入り口手前のテーブルが空いています。ボクとHさんは抹茶割り(300円)、Kさんご夫妻は芋焼酎の水割り(300円)で乾杯です。



このお店は割烹の味を気軽に安く味わうことができる立ち飲みのお店。メニューのほとんどが315円(ほかに420円、525円などすこし)。まずは笹の葉寿司。



上にのせられた笹の葉をとると、中から美しい鮭のお寿司が。添えられたショウガが美しさを引き立ててます。ホント芸術的。続いては寒ブリの刺身。



これも美しい。味ももちろんおいしい。煮物もたのみます。珍しいという、棒いもの煮物。



しっかりとした食感の里芋です。おいしい。続いてはウニ。



柚子胡椒がきいていてとてもおいしい。もちろん臭みなんて全くありません。最後にこれまた芸術的なカキ。



奥のオレンジ色のもの、ポンカンを何かに漬けたもののようなのですが、勧められていただくと、何とも形容しがたい不思議な食感と味わい。でももちろんおいしい。

そろそろ次に行きますか、ということでごちそうさまです。しかし、あまりのおいしさと料理の美しさにビックリ、店主の心意気を感じることができました。噂以上の、驚きのお店でした。
(続く)


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