愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

城川の棚田

2008年07月07日 | 生産生業
城川には日本棚田百選の一つ「堂の坂の棚田」がある。昨日、城川を通った際に、眺めてみた。この「堂の坂」はまたいずれ紹介したい。

この写真も城川の棚田。場所は遊子川。撮影は、平成18年5月27日。田植えの直後で、棚田の水面が美しい。今の時期(7月)になると、水面が見えなくなるほど株が成長しているので、なかなか棚田の写真は撮りづらい。

芭蕉2

2008年07月07日 | 自然と文化
この芭蕉の葉っぱ。葉っぱではなく、茎からは繊維がとれる。沖縄の芭蕉布は有名だが、かつては南予各地でも芭蕉から糸をとっていたらしい。葉を取って茎を撮影しようかと思ったが、自生ではなく、地元の人がお盆に使うものなので、あきらめた。いずれ、芭蕉の茎から繊維をとってみたい思いに駆られる。

芭蕉1

2008年07月07日 | 自然と文化
南予地方の山間部では芭蕉が自生しているのをよく見かける。正確に言うと、自生ではなく、ある目的で使用するため植えられたもの。使用目的は、お盆の精霊棚。棚に敷いて、それを「仏さまの青畳」だという。確かに、寺院の近くに多いし、この写真は、城川町田穂の大池のそば。この脇には、城川の有名な年中行事「実盛送り」の実盛人形を最初に安置する石仏がある。バナナに似ているが、バナナの実はならない。しかし、小さいバナナのような形の実が成るが、八幡浜の山間地で聞いた話では、実際、食べたらまずかった、ということだ。

蕎麦の花と実

2008年07月07日 | 生産生業
城川にあった小さな蕎麦畑で撮った花の写真。7月上旬の今、実もなっている。周りは棚田に囲まれている。この夏蕎麦、おそらく7月中には収穫するのだろうが、蕎麦畑は、ある程度、栽培面積がないと商品にならない。乾燥や粉ひきなど、手間がかかる。これだけの小規模面積で蕎麦を栽培するのは、休耕田を蕎麦畑としたのだろうかと思ったが、先の予定を急いでいて、地元の人の話を聞くことはできなかった。

お遍路さん再訪

2008年07月07日 | 信仰・宗教
今朝、7時過ぎに玄関でチャイムがなったので、出てみると、一人のお遍路さんが立っていた。我が家は、遍路道沿いにあるので、時々、お遍路さんが来くることがあって、その際には、少しばかりお接待をする。今朝来られたお遍路さんは、前にも一度、ウチに来たとのこと。30回は88ヶ所をまわっているそうで、銀色の納め札をいただいた。住所を見れば、北海道からのお遍路さん。近所のお店にも以前お世話になったそうで、そのお店の分の納め札も預かった。近くの旅館に宿泊して、7時に出発したのだろう。今日は、天気は良いが、猛暑となりそうで、お遍路さんの無事を祈念しています。南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛。(7:48記)