愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

伝統文化こども教室

2009年03月14日 | 日々雑記
朝から県生涯学習センターにて、伝統文化こども教室の発表会がありました。私の地元、五反田唐獅子も出場するし、伊予八百八狸の子供歌舞伎もある。筝曲、日舞。そして継ぎ獅子、虎舞。いろいろ堪能しました。良かったのは、各発表団体がブースを構えていて、日頃の活動の様子をアルバムに仕立てて、見ることができました。各団体の関係者と、伝承の現状や、活動の際の苦労、今後の方針などお話をうかがうことができて有意義でした。私の頭の中では、11月に行われる県高校総合文化祭の郷土芸能発表と比較しながら、見たり考えたりしました。伝統文化こども教室は、愛媛県では現在採択が100件を超えたとのこと。この「伝統文化こども教室」世代が、そのまま、中学生、高校生と一貫して郷土芸能や伝統芸能に打ち込むことができる環境があることが望ましいと思った次第。サッカーJリーグのジュニアからユース、そしてプロへと地域で一貫して育成するシステムのようなものを、構築もしくは地域社会で再構築する努力も大切なのだろうかと思案させられた。