政治でも経済でも、最近のニュースを見ていると、コンプライアンスとモラルは別物であることを考えさせられる。法令遵守さえしていればよいというわけではなく、道徳を見誤らない自律性は最低限持っておかなければいけない。私の職場も、4月1日から管理者が変わり、環境も変化するが、博物館でいえば「コンプライアンス」とは博物館法などの種々の法律や契約条件を遵守することのみならず、博物館に求められる様々な使命に応えることもコンプライアンスの中に含まれると思う。そして、公立施設としての「公」のモラルは当然求められる。それは至極当たり前なことなのだが、常に自律性は保持しておかないといけないと自ら内省する日々。