愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

【歴史文化講座】宇和島市吉田町の秋祭り

2013年06月06日 | 祭りと芸能
吉田町の秋祭りについて喋ります。牛鬼や御車、御船、鹿踊などについて。

県の南予地域活性化特別対策本部というのがあって、南予の自然、食、文化の「ブランド化」や、いやし博以降の観光フォローアップを目指して活動中らしい。八幡浜はみかんプロジェクトですよね。あとは予土県境のリバースポーツ、宇和島のブラッドオレンジとか、みかん研究所の柑橘夏季販売実験もかな?

なんだかんだこの半年間、吉田祭りについて無形民俗文化財としての調査やら、祭り道具の修繕、修復の監修やらで慌しかったのですが、吉田祭りがこの県南予地域活性化事業に組み込まれているゆえのバタバタ感があります。今年の11月3日の祭日は多分例年以上に賑やかになるでしょう。地元も盛り上がりつつあります。

いずれにせよ地域の中での伝統が、外からの力で変容して、気づかぬうちに文化財としての価値が損なわれてしまう。そんなことが無いようにこの半年、いろいろ心くばりをしてきたつもりではありますが、さあどうなることやら。心配でもあり、楽しみでもあり。

そんなこんなで、これまで商工会などで話していたことをまとめて、市民対象でも話をすることになりました。

吉田町の活性化に少しでも寄与できれば。でも拙速にはならないように。なんかヤジロベーみたいな心境であります。

いずれにせよ、この講演の機会は自分にとってもありがたいものであります。