内子町でのシンポジウム「文化遺産の現在と未来ー人口減少社会と生きるー」無事おわりました。雪の予報で交通が乱れるかと心配していましたが、積雪も大したことはなく、内子町に移動できました。
今回のシンポ概要は以下の通りでした。
文化遺産とは、地域またはコミュニティの歴史・伝統・文化を集約した象徴的な存在であり、そこに属する人々にとって何ものにも代え難い誇りです。同時に、情報を共有すれば他地域の人々をも感動させる価値を持っています。しかし、その将来は必ずしも明るいとは言えません。本シンポジウムでは、人口減少によって危機に瀕する文化遺産の現状や課題を議論するとともに、予測不能な現代社会にこそ必要な「文化とともに歩む未来」について考えます。
主催は、愛媛大学社会共創学部、社会連携推進機構地域共創研究センター、気軽にコミュニティカレッジin内子懇話会、内子町教育委員会。
趣旨説明 井口 梓(愛媛大学社会共創学部副学部長・社会連携推進機構地域共創研究センター副センター長)
研究発表
渡邉敬逸(愛媛大学社会共創学部・社会連携推進機構地域協働センター南予)「人口減少との関係から考える文化財管理のゆくえ:愛媛県を事例として」
大本敬久(愛媛県歴史文化博物館)「VUCA時代の無形文化遺産―文化が新たな地域に果たす役割―」
村上恭通(愛媛大学先端研究・学術推進機構アジア古代産業考古学研究センターセンター長)「文化遺産と人口減少社会の将来-なぜ今、議論するのか-」
総合討論・質疑応答 コーディネーター:井口 梓
貴重な機会を与えていただきました愛媛大学、内子町教委、そして内子懇話会のみなさま、ありがとうございました。