南勢ユニオンが松阪・伊勢両市の非正規職員へのアンケートに50人近くから回答が寄せられています。その中に松阪市の2人から、非常勤2種から3種への変更で収入減、辞めざるを得ないと訴える記述がありました。これに関し、12月9日ユニオンが松阪市の職員課長に説明を受けた結果は下記の通り。
1.松阪市職員課長からの聞き取りで分かったこと。
(1)課長談ーー会計年度任用職員制度とは別の話である。上から「非常勤職員が多い」と言われて業務の整理を行っている。2種の業務を3種でできないか、各課に見直しを指示している。その話がアンケート結果に表れたのではないか。
(2)非常勤職員が2種から3種にされるとどうなるか。
《一般事務の場合》
2種ーー時給980円 勤務時間=6時間以上7時間30分以下
●7時間30分勤務、年243日出勤→→年収178万円
3種ーー時給889円 勤務時間=6時間未満かつ週29時間以内
●5時間勤務、年243日出勤→→→年収108万円(2種の6割に。年収70万円減)
(3)「業務の整理」と言うが、その動機は人件費の削減であり、住民の立場に立った「業務の整理」ではなく住民サービスの低下をもたらすもの。
2.年収を6割に、70万円も減らすのは非正規職員の生活を全く無視した暴挙というほかない。
平成17年の松阪市合併の際には、年収300万円から200万円に100万円の賃下げにあった非正規職員達がいた。しかし、当時この事案は広く知らされなかったし、誰も暴虐に声を挙げなかった。当事者も雇止めを恐れ黙らざるを得なかった。今回はこんな非正規職員への仕打ちは見過ごしてはならないのではないか。
総がかりで、撤回を要求し、当事者職員の組織化に取り組むことを訴えます
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