「Union Letter Ｖol.8」を発行しました

▼△▽△▼△▽△▼△　2019.1.6 ▼△▽△
　
　　Union　 Letter　　Vol.8

　　　　　つらい時はつらいと言おう
　　　　　
　　　　発行　南勢ユニオン：松阪ユニオン

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新年おめでとうございます。皆さまのご健勝をお祈りします。

今年は選挙の年。4月に知事、県議などの地方選挙、7月は参議院選挙です。

くらし、政治の話をおおいに盛り上げ、「主権者の大事な一票を使って政治を変えよう」の運動を広げたいですね。

南勢ユニオン、松阪ユニオンは一人でも加入できる労働組合です。この「Union Letter」は、組合や地域の話題を伝えていきます。皆様のご意見をお寄せください。

配信は無料です。配信停止の連絡先は末尾に記載します。

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　第８号のメニューはこちら

　★　シャープ亀山ーー４０００人の人員整　　　理
　★　パートも有休があった
　★　こんな労働相談、解決事例の紹介
　★　助かったーー２０１８年の共済給付の　　　実績
　★　新執行委員の手記
　★　月例「カフェ」のお誘い
　
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亀山工場－４０００人の人員整理（事実上のクビ）

シャープの身勝手を許せるでしょうか　

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シャープ亀山工場で１年間で４０００人もの人員整理が行われていました。

三重県の発表によると、シャープ（株）から業務請負しているカメヤマテックの下請派遣会社が２０１７年１２月から翌１８年１２月までに３９３８人の離職者を出したとのことです。うち外国人２０９７人、日本人１８４１人にのぼります。

離職３９３８人のうち「会社都合」は６９８人で、「自己都合」は３２４０人というものの、実態は減産による雇止めです。「自己都合」というのは、離職を余儀なくされた労働者に責任転嫁する姿勢にほかなりません。

派遣会社は、労働者を１か月、２か月の短期で雇用し、雇用期間が終わると他の名義の派遣会社に移籍することを繰り返していました。これは社会保険加入を逃れ、有給休暇を与えなくてもいいようにするための悪質な細切れ雇用です。

当初は時給１２００円、残業含め手取り３３万円だったが派会社を移されるたびに賃金が減り、最後は１２万円だったという労働者もいました。雇い止めされた労働者は生活に困っています。

亀山工場はアップル「iPhone」の液晶パネル専用工場でしたが、「iPhoneX」以降は液晶パネルではなく有機ELを採用し、韓国企業から供給を受けることになったため、亀山から「iPhone」部品の生産が撤退されることになったといいます。

昨年末、台湾・鴻海精密工業と子会社のシャープは、中国珠海市に１兆円規模の最新鋭半導体工場を建設する方向で地元政府と調整に入ったと報道されました。

また、年末に記者会見した鴻海・シャープ社長は「日本はインフラこととが高い。生産と開発を住み分ける」と言明し、生産の海外移転を加速する考えを示しました。

このような状況の下で、亀山工場と多気町にあるシャープ三重工場での今後の雇用が心配です。

鴻海・シャープは、雇止めは下請け派遣会社がやったことだと労働者を失業に追い込んだ責任をと言っていません。労働者を人間として扱わず、部品、モノ扱いです。

大企業の身勝手を許さず雇用と地域経済に責任を持つよう働きかけていきましょう。

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パートも有給休暇がとれる

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AさんはＢ事業所で１８年働いています。８時間勤務で週３日働くパート従業員です。

労災の相談でユニオンを訪ねましたが、その際、有給休暇を請求できると指摘されました。

Aさんの職場では、１０年ほど前、就任した責任者がパートの有休を無しにしたまま今日に至っています。

８時間勤務、週３日勤務のパートは、勤続６か月で５日、６年６か月で１１日の有休休暇を取得できます。（出勤率８割以上）

ユニオンに加入したAさんは、組合とともに、無しにされた１０年分の有休に見合う金額を支払ってくださいと要求しています。

なお、Aさんは、期間６か月の有期契約で働いてきましたが、昨年４月以降、同一企業で5年以上働いた場合は無期雇用になるとの制度にもとづき、事業所に申し込んで無期雇用を勝ち取っています。

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南勢ユニオンに持ち込まれた相談と解決事例です
　　　　　　　２０１８年　その１

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○下請け工場の慢性的な長時間労働の是正指導を労基署に申し入れて大きな改善をみました。

○電気工事会社を退職したAさんは、在職中の時間外賃金の支払いなどを要求して組合と共に交渉し支払わせました。

○官公庁の清掃で働く組合員は、不払い賃金の支払いを要求して活動し支払わせました。

○介護施設の従業員5人が組合に加入、時間外不払賃金の未払いを労基署に申告、失業手当の早期支給などの活動に取り組みました。また、県行政から施設に改善勧告をさせました。

○製造販売会社で働いていたBさんは、退社を機に、在職中に取得を拒否された有休相当の賃金の支払いや退職金の明確化を求めて組合を通じて交渉し要求を実現しました。

○菓子製造販売点の従業員へのパワハラ、時間外賃金の不払いについて交渉し未払い賃金を支払わせ和解しました。

○長年、板前として働いたが高齢で病気になり、ごくわずかな年金で生活できないＣさん家族の相談をうけ、生活扶助の申請に同行し、扶助と年金で療養、生活が可能になりました。

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共済で助かった。２０１８年の共済給付例

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全労連共済に加入している、南勢ユニオン組合員の組合費月1000円のうち510円が全員一括加入の組織共済費に充てられています。

他に、個人が任意で加入する火災共済、個人共済を利用することができます。

昨年は、病気休業中の収入減を補うのに医療共済が、台風21号による屋根被害の修理代に火災共済が、大いに役立ちました。自動車共済も掛け金が安く、事故対応は丁寧です。

○組織共済（全員一括加入）の給付額

Ａさん　１５万円（入院３０日、安静休業９０日）
Ｂさん　1万５０００円（安静休業９０日、加入1年未満かつ加入時通院中の病気で減額）
Ｃさん　1万５０００円（安静休業９０日、加入1年未満かつ加入時通院中の病気で申請により減額）

○個人共済の給付額

Ｄさん　２２万５０００円（安静休業90日）
Ｆさん　１１万５０００円（火災共済による風水害給付金）
他に風水害給付金を2人が受給しました。　

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≪新執行委員の手記≫

1人じゃない　　　まちゃえもん

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組合の実行委員の役員を引き受けて、日は浅い。

たった一人で職場の闇と闘った２年。結局『適応障害』と診断され、使えなくなった私は退職となった。

１人ぼっちで正義を訴えることは、疲れ苦しかった。

ご縁があり、ユニオンのみなさんと出会うことになった。

『貴女は間違ってない！よく２年も辛抱したね！』…

私は１人ではなかった。

面識のない職場に行き、徹底的に闘ってくれた私のために。

まだ解決はしていないけれど。

あの辛い２年があったからこそ、穏やかな今がある。

そして執行委員を引き受けることに。

勉強のために行ける団交について行く。

無償で人のために闘う方々の姿を見て、私は頭が下がる思いで見つめていた。

心から、私も誰かのために役に立ちたいとも思った。

私は１人じゃない！

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月例会「カフェ」にお越しを！

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南勢ユニオンでは介護医療ネットと共同して、毎月、組合員や組合員でない方も参加する月例会を１２月から始めています。

月例会の名称はまだ決まっていませんが、他県では「ワーカーズカフェ」とか「しゃべり場」「吐き出しミーティング」とか名づけているようです。

伊勢では第２土曜日午後６時より伊勢市民活動センターにて、松阪では第３土曜日午後６時３０分より、毎月開催します。

伊勢は１月１２日（土）、２月９日（土）
　それぞれ午後６時より、伊勢市民活動センター２階第１会議室にて

松阪は１月１９日（土）、2月１６日（土）
　それぞれ午後６時３０分、松阪市民活動センター（カリヨンプラザ３階）です。

友達も誘ってご参加ください。「いま組合はこんな活動に取り組んでいます」の紹介の後、自由に交流しましょう。

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　ご感想、ご意見をお寄せください

　ニュースレター　「　Union　Letter　」
　
　★発行　　　南勢ユニオン：松阪ユニオン
　★連絡先　　union_letter@sf.commufa.jp
電話　0596－34－0762
　　　　　　　
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