□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□
介護を考える FAXニュース
■発行 三重の介護をよくする南勢連絡会
□ 〒516-0066 伊勢市一之木4-12-16 南勢労連内 □ 電話 (0596)20-7630 FAX 20-7631
□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□
№ 3 (2016年4月1日)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伊勢市の総合事業案でどうなる ?
昨年4月実施の新潟・上越市の現実
伊勢市は来年4月から要支援者の通所介護、訪問介護を介護保険から市の総合事業に移行します。伊勢市が発表した総合事業案はサービス事業者が無資格者でもOKという基準緩和型を大幅に導入しようというものです。新潟県上越市では、すでに昨年4月から、伊勢市と同様の基準緩和型サービスを導入しています。上越市で何が起きたかを報道した「しんぶん赤旗日曜版」(16年1月31日付)の抜粋を紹介します。
安上がりサービスに7割移行 無資格者だけでも提供
◆上越市は、新総合事業で通所型サービスの約7割を安上がりのサービスにしました。今までと同じ基準のデイサービスは全体の約3割に激減しました(昨年11月時点)。最も多い基準緩和型サービス (全体の5割)は、次のようにデイサービスの基準を引下げました。
―――無資格者だけでサービスを提供できる、ボランティアも従事者として認める(人員基準の緩和
―――「提供拒否」を解禁して、利用者の選別を認める(運営基準の緩和)
◆上越市市内の介護事業所の施設長は、「国や市が求める質の引き上げには無理がある」と話します。「『緩和』に移された利用者でも実際は専門的なケアが必要で、これまでの介護を続けています」
事業所収入は前年度比4割もダウン 通所事業所
◆事業所の経営も大変になっています。基準緩和型サービスの報酬は、新総合事業開始前の14年度比で4割近くも減りました。もともとのデイサービスが国の報酬改定(15年4月)で2割削減され、そこからさらに市が2割を引いた額を基準緩和型サービスの報酬としたからです。
◆報酬が減らされる中で市内事業所の一部では、「1回2時間」「午前だけ」などサービス時間の短縮が起きています。介護関係者は「事業者側が決めた条件に合わない利用者は通えなくなり、別の事業所に移っている」と実態を語っています。
◆これまでは、サービスの種類や時間を利用者の必要性に合わせて介護計画で決めました。しかし、基準緩和で利用者を選別できるようになったので、事業者側がサービス内容を一方的に決める事態になっています。必要なサービスを受けられるという介護の大原則が崩壊しています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆伊勢市の介護を考えるシンポジウムのご案内
●日時4月24日(日)午後1時30分
●会場伊勢市観光文化会館4階
●特別報告 伊勢市地域包括ケア推進課長 大井戸清人さん
三重短大講師 村瀬博さん
他にパネラーを要請中
入場無料 主催:三重の介護をよくする連絡会
介護を考える FAXニュース
■発行 三重の介護をよくする南勢連絡会
□ 〒516-0066 伊勢市一之木4-12-16 南勢労連内 □ 電話 (0596)20-7630 FAX 20-7631
□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□
№ 3 (2016年4月1日)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伊勢市の総合事業案でどうなる ?
昨年4月実施の新潟・上越市の現実
伊勢市は来年4月から要支援者の通所介護、訪問介護を介護保険から市の総合事業に移行します。伊勢市が発表した総合事業案はサービス事業者が無資格者でもOKという基準緩和型を大幅に導入しようというものです。新潟県上越市では、すでに昨年4月から、伊勢市と同様の基準緩和型サービスを導入しています。上越市で何が起きたかを報道した「しんぶん赤旗日曜版」(16年1月31日付)の抜粋を紹介します。
安上がりサービスに7割移行 無資格者だけでも提供
◆上越市は、新総合事業で通所型サービスの約7割を安上がりのサービスにしました。今までと同じ基準のデイサービスは全体の約3割に激減しました(昨年11月時点)。最も多い基準緩和型サービス (全体の5割)は、次のようにデイサービスの基準を引下げました。
―――無資格者だけでサービスを提供できる、ボランティアも従事者として認める(人員基準の緩和
―――「提供拒否」を解禁して、利用者の選別を認める(運営基準の緩和)
◆上越市市内の介護事業所の施設長は、「国や市が求める質の引き上げには無理がある」と話します。「『緩和』に移された利用者でも実際は専門的なケアが必要で、これまでの介護を続けています」
事業所収入は前年度比4割もダウン 通所事業所
◆事業所の経営も大変になっています。基準緩和型サービスの報酬は、新総合事業開始前の14年度比で4割近くも減りました。もともとのデイサービスが国の報酬改定(15年4月)で2割削減され、そこからさらに市が2割を引いた額を基準緩和型サービスの報酬としたからです。
◆報酬が減らされる中で市内事業所の一部では、「1回2時間」「午前だけ」などサービス時間の短縮が起きています。介護関係者は「事業者側が決めた条件に合わない利用者は通えなくなり、別の事業所に移っている」と実態を語っています。
◆これまでは、サービスの種類や時間を利用者の必要性に合わせて介護計画で決めました。しかし、基準緩和で利用者を選別できるようになったので、事業者側がサービス内容を一方的に決める事態になっています。必要なサービスを受けられるという介護の大原則が崩壊しています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆伊勢市の介護を考えるシンポジウムのご案内
●日時4月24日(日)午後1時30分
●会場伊勢市観光文化会館4階
●特別報告 伊勢市地域包括ケア推進課長 大井戸清人さん
三重短大講師 村瀬博さん
他にパネラーを要請中
入場無料 主催:三重の介護をよくする連絡会
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます