うわさ通りの大河だった。
河岸に造船所もある。
向こう岸は霞んでいる。
水はそれほど汚れてない。
この上流域で、2000年前に項羽と劉邦、諸葛孔明と劉備、曹操とかが暴れてたんだ。
中国のお寺の門前町。
狭い通路を挟んで店が密集し、自転車にリヤカー付けてそこのけそこのけで入ってくる。
歩行者も、バイクも、自動車も、ほとんど全員自己中心で行動してるみたい。
中の写真、骨董屋のオヤジにオバサンが長時間の値引き交渉、オバサンは相当しつこいけど面白い。
めげずにオヤジは、これはブランド品だと折れない。
他の店を廻ってまたこの店に来たらまだ続いてた、ほとんど口喧嘩に見える。
おまけに、野次馬が増えて、彼らもオバサンの味方になってる。
右の写真、この骨董店で買った錫製の仏像(カミさんの趣味)。
虎丘にあるエキゾチックな庭園(40元)。
春秋時代の呉王闔閭の墓地であったらしく、一緒に埋められた三千振りの名剣(呉は優れた名剣の産地であった)を、270年後に秦の始皇帝が掘り出そうとしたとき、猛虎が出現して断念した跡が池になって剣池と呼ばれている。
傍の岩に刻まれた「虎丘剣池」は顔真卿(709-785唐代の書家)の筆と言う事だ。
丘の上に建つ隋代に建立された中国のピサの斜塔(七層、約50m)、半端でない傾き加減。
400年前から傾きだしたらしいが、補強工事を施したのに、まだだいぶ傾いている(危険で塔内には入れない)。
宋代の詩人蘇東坡が「蘇州に到りて虎丘を遊ばずんば憾事なりけり」と詠っているが、このせん塔は早めに観ておかないと、マジ倒壊するかもしれない。