途中、旅順の旧日本人街に残っている「清朝最後の王女、男装の麗人」川島芳子の旧居を外観見学。
ツアーにもれなくセットのみやげもの店と、食事の一部。
日露戦争当時はハゲ山で、乃木将軍の詩でも表現しているが、砲撃によって山容が変わったらしい。
山頂に展示してあるロシア軍の150㎜カノン砲。
周囲には、防御のために掘られたロシア軍の塹壕跡が半ば埋まっていながらも残っていて、その当時を彷彿とさせる。
少し下った所に、ここで戦死した乃木将軍の次男(保典)の慰霊碑が建っている。
駐車場から203高地に上る坂。
標高203mと言えども、武器と荷物を担いで麓から上がるのは大変だったろうと実感する。
頂上には、爾霊山(ニレイサン、戦後乃木将軍が当て字でこの山に名付けた名前で、詩も作っている)と言う名を刻んだ砲弾型の塔が建っている。
ここには射程が7800mの280㎜榴弾砲が展示してあって、説明板には「高地に対して狂気じみた無差別爆撃を加え、全部で一万一千発以上の砲弾を撃った・・・」と書かれている。
山頂からは、お土産品の本に写っている大連港の景色が見えるはず。(ガスの日が多く、めったに晴れない)。