見守るひと

「見守るひと」　
　～身延中学校閉校記念式典によせて～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　詞・曲　山本晴美

朝のひかりにまけない
きみの笑顔を見つめるひとがいる
いつか過ぎし日を想い　
きみの一日が健やかであるように
背中を見送るひとがいる

友と学び　友と語り　友とうたい　友と笑う
友と迷い　友と探し　共に泣いて　友を信ずる


夕暮れ時の校舎のあかり　
きみの一日の終わりを見つめるひとがいる
幼い恋はぎこちなく　
どうしてこんなに切ないのだろう
そっと・・・
背中を見守るひとがいる


教室　　机　　長い廊下　　友に出会い　　友と歩く
放課後　　部室　　小さな約束　　風のにおい　　夕焼け空


過ぎゆくときに　
変わりゆくもの　変わらないもの
いつかきみもこの町を誇りに生きるでしょう

ふるさとはいいもんだよ
喜び分かち合うひとがいる
きみのことを包み込み　きみをひとりにはしないから・・・
きみを見守るひとがいる

・・・ほらここにいる





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