山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

元軍人が語ること

2016-11-18 23:58:00 | ここで愛ましょう
村上君は23歳の原爆ドームのボランティアガイド。

多分、彼がまだ始めたばかりの頃に出会っています。
その時の印象はシャイでコミュニケーションはうまくない(失礼)色黒の青年でした(笑)

その後、ドームで会うたびに顔つきやガイドの任務を果たす姿が凛々しくなってきました(上から目線)

で、そんな彼を山梨に来ていただこうという計画しています。
主催はMJです。

・・・で、今夜は彼の仲間たちが主宰する企画にたまらなく興味があります。
立ち見で良いからとお願いして定員オーバーのところ許可を頂きました。

「私、戦争してました」

元米兵が語る時代の戦争です。

 

 


アフガニスタンでの経験を語るローリー

9.11の同時多発テロがきっかけで、二度とこんなことはさせない!という正義感から入隊を決意して軍人となりました。
アフガニスタンに行ったそうです。

実際の戦地では罪のない多くの一般人が捕まえられたり殺されたりします。

アメリカのその後の戦争は正当化される理由に使われていると意見を持っています。

軍人でありながら、戦争反対の意見を軍の中でも発言しました。
どれだけ勇気が必要だったでしょう。

700もの基地を持つ、米国帝国主義のアメリカで反戦を主張をすることは、苦しさや孤独や様々な恐怖を伴うことで簡単ではないと思います。

彼の置かれた状況での正義に胸が熱くなりました。

そして、彼が今に至るまでの苦しみが伝わってきました。

 


イラクでの経験を語るマイクさん。

軍人としてエリートの人生でした。

バクダッドでの自分の役割を率直に語ってくれたマイクさん。

子どもたちの叫び声が今でも頭に残っていて時々寝ている時に夢の中にも出てくるそうです。

自分にも娘さんが生まれた頃でした。



「テロと戦うために戦地に行ったがそこでは自分自身がテロリストだった」

沖縄に基地があるということについて

南スーザンでの任務

アメリカの教育

軍事費

一般市民を巻き込む戦争

日本の持つ平和憲法のすばらしさ


 


 

「戦争で平和は作ることはできない」ということ。

証言の一つ一つが、今の私に前に進むきっかけになりそうです。

 


そして、この企画者であり通訳のレイチェルさん。
知的でチャーミングな女性です。
写真は撮れませんでした。

講演が終わりおはなしさせて頂きました。
彼女の考えや行動力に心からの共感と、日本の子どもたちへの平和教育に関わらせてもらっている私の考え。
昨年ニューヨークに行き、切に感じたこと、平和について、日本で語る場合でも、世界の今に興味をもたせ、繋げなければならないこと。
今の私の目標、政治に関わる前の子どもたちへの「世界共通のPEACEプログラム」を作りたいとこ。

やっぱり、imagineなのです!

彼女とも再会は絶対あると確信しています。


広島に来てよかった。

村上君、ありがとう!





 
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