山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

沖縄3日目 ナビよ...

2024-01-12 23:58:50 | 歌語り沖縄

1月にこの鮮やかな花に迎えられる沖縄。

いたる所で出会うシーサーも個性的で、なんとなく声をかけてしまう。

「こんにちは」

沖縄三日目、家を出て四日目、お昼近くまでホテルで過ごし、今日の目標のキャンプ・シュワブと辺野古へナビを合わせた。

名護からは20分もしないで着くらしい。

 

   

ちゃんとナビは入れたよ、ちゃんと辺野古って。

どうして辺戸岬!?

方向感覚がわからないからナビにお任せで、出発前に20分後到着って確認したのに、30分経過...

60分経過...

......

..................

流石におかしい。

今頃?って思うかもしれないけれど、疑わないってこういう事です。

でも、これはきっと神さまからのサプライズ。

今回はあまりに遠いのでノーマークだった辺戸岬、沖縄本島の最北端です。

軌道修正する気力もなく、予備日の1日を使ったと思えばいいや、そういえばmakotoさんが出かける前の私の余裕のない顔を見て「沖縄なんだから海は見てこいよ」という言葉を思い出した。

 

   

どういうところかわからないから、「写真撮ろっか?」と声をかけてくれた外人さんに携帯を渡した。

私も立派な観光客だ、ぼっちの。

 

  

あちらに見えるは、鹿児島県与論島。

ここは祖国復帰拠点の辺戸岬だった。

  

 

  

 

  

祖国復帰拠点と気付き、息が止まるかと思うくらい衝撃的な感覚が走った。

導かれた...と思った。

 

      

沖縄戦の絵巻が猛スピードで頭の中で展開していき、この石碑の前にいる私に焦点が合ってきた。

全てがヒントになる。

何もない海沿いを2時間ドライブして、まるで連れてこられたようにここに立つ私。

 

帰りは海沿いではなくやんばるの山中を戻ることにした。

まだ早いと思ったけれど、ポツポツと緋寒桜を見ることができた。

あとひと月たら、山はピンク色に染まる。

   

気がついたら、ホテルを出てから水分をとっていなくて、コンビニか自販機を探しならが名護に向かった。

樹木しかない道路の切れ目に色が差し、目の錯覚かと思いながら通り過ぎた。

車を降りるのもかったるいほど喉も乾いていて、本来ならスルーする風景なんだけれど、なぜか気になり道を戻った。

カフェだった、この何もない山の中に。

 

   

HIROコーヒー

沖縄で栽培した豆をここで焙煎し、オリジナルのコーヒーがいただけるわけ。

しかも、保護猫カフェだった。

たっぷりサイズのコーヒーを注文し、店主と沖縄世間話をした。

初めて地元の人と話すことができた。

元々は大阪の方らしいが、ここに居るストーリーと沖縄コーヒーの事を話してくださった。

コーヒーストーリの次に沖縄について、言葉を選ばすいろいろ聞いてみた。

こういう会話をしたかった。

 

   

お土産に沖縄のみかんと、おかわりコーヒーをサービスしてくださった。

いつもは取らない行動が、つないでくださったご縁。

必ず、またきます。

   

ひとつも予定通りに行かなかったからこその、大収穫の1日でした。

身延から引きずっていた気負いや緊張も、このドヤ顔になった。

   

ナビが辺野古に案内してくれる予定が、辺戸に連れてきてくれた一日。

やんばるの森の真ん中で、ドキッとするほど、突然現れたアルソックの黒マスク集団。

ヘリポート建設現場へ続く脇道のガードマンでした。

過去だけでなく、今の沖縄にも出会えたし... 。

 

 

多分、ラッキーな1日。

神さま、ありがとう。

名護から北側一周ダァ〜。

 


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