ヴァニラ・アイスはプラチナの夢をみるか?

サンプル数一人の話。日記、アニメの感想などを独りよがりに書いてます。

『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』2018年11月に劇場公開決定!そして・・・

2018-04-20 22:53:29 | ロボットアニメ系
今日はサンライズよりガンダムの新作発表がありましたね。しかもハプニングでとんでもない情報が明らかにされましたね~。

さてさて、今日の発表は社長から今後のガンダムの展開についての話から始まりました。

”UC NexT 0100 PROJECT ”という宇宙世紀(UC)101年からの100年をかけて様々な媒体で描いていこうというもの。そして、その第一弾として劇場用アニメ『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』が紹介されました。

「機動戦士ガンダムNT」PV①


『ガンダムUC』の一年後のエピソードでユニコーンガンダム3号機”フェネクス”をめぐるストーリーとのこと。

発表会ではPVの他、プロデューサーによる主役ガンダムの”ナラティブ”や数人の複数キャラなどの紹介があり、脚本を担当した福井敏晴さんも出演してのトークもあったものの、詳細は今後ってカンジでした。まぁ福井さんの書いた小説とは別物にはなるらしいとのこと(ワタクシはこの小説は未読です)。

主役機のナラティブは素体となるMSにいろいろパーツをくっつけて様々な状況に対応するとのこと。これはプラモデルにお金がかかりそうですね。

ま、このPVを観てもまだまだ何もわかりませんね。

機動戦士ガンダムUC (11) 不死鳥狩り (角川コミックス・エース 189-13)
矢立肇・富野由悠季,安彦 良和,カトキ ハジメ,虎哉 孝征
KADOKAWA/角川書店


福井さんが書いた短編集に”フェネクス”の登場する話が収録されているみたいですね。時間があれば予習してもいいかもしれないですね。

でもね~、今回の発表の本当の重要な情報はコレジャナイのです。

どうやらハプニングで表に出してはいけない画像がでてしまったようです。プロデューサーさんと福井さんがすごく焦ってました。

それがコレ↓


この画像ではわかりにくいのですが、画像の右側には『ガンダムNT』の他に、”「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」劇場3部作2019年秋以降順次上映”、”「機動戦士ガンダムUC2(仮)」海外ドラマ方式で放送2022年”と書いてあります。

ええええええええええぇぇぇぇぇぇ~!!!『機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ』が劇場3部作になるって!!!!!

これは、『ガンダムNT(ナラティブ)』の情報がふっとびましたね・・・。

かねてから映像化が強く希望されていた『閃光のハサウェイ』がついにアニメ化ですか~。”ハサウェイ”ファンの人は今日祝杯をあげてるんじゃないでしょうか?

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈上〉 (角川文庫―スニーカー文庫)
美樹本 晴彦
角川書店


機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈中〉 (角川文庫―スニーカー文庫)
美樹本 晴彦
角川書店


機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈下〉 (角川文庫―スニーカー文庫)
美樹本 晴彦
角川書店


元々は小説です。ちなみにワタクシは読んでませんが、スパロボに参戦したりしてるのでなんとなく結末は知っています。小説のとおりにアニメ化するんでしょうかね?

スーパーロボット大戦V ープレミアムアニメソング&サウンドエディションー【初回封入特典】スーパーロボット大戦25周年記念「初回封入3大特典」 通常版/限定版の初回生産分には「初回封入3大特典」を入手できるプロダクトコード同梱 - PS4
バンダイナムコエンターテインメント
バンダイナムコエンターテインメント


スパロボVでは『閃光のハサウェイ』の原作再現はほぼされてないんじゃないでしょうかね。あんまり予習にはならないかもしれませんが、ゲーム自体は面白いですよ。

いやぁ~それにしてもとんでもない新作発表になってしまいましたが、ワタクシ個人としては宇宙世紀のシリーズってことで『ガンダムNT(ナラティブ)』観たいです。そして今後の”UC NexT 0100 PROJECT ”も気になるところですね。

ところで『ガンダムUC2』ってなんだ?海外ドラマ方式ってのも気になるぞ!今後も目が離せないぞ!!!


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2018年4月開始のロボットアニメ

2018-03-28 23:37:26 | ロボットアニメ系
もうすぐ4月ですね。こないだ年が明けたと思っていたのに早いもんです。

4月は新しいアニメの始まる季節ですね。ということで2018年4月開始のロボットアニメについて簡単にまとめてみようと思います。

重神機パンドーラ

河森正治最新TVアニメシリーズ「重神機パンドーラ」第3弾PV


マクロスやアクエリオンの河森正治監督最新作です。主題歌がBUMP OF CHICKENとは豪華ですね。ネットフリックスでは3/29より先行配信されるとのことです。

ワタクシとしては河森監督作品なので期待と不安が半分半分です。

宇宙戦艦ティラミス

TVアニメ『宇宙戦艦ティラミス』第一弾PV


漫画配信サイト『くらげバンチ』にて連載されているマンガのアニメ化だそうです。

まぁPV観てもわかる通りのギャグアニメらしいです。ロボットアニメにカウントしていいかは観てみないとなんともいえませんが、キャストは無駄に豪華ですね。

別の意味で期待大です。

宇宙戦艦ティラミス 1巻 (バンチコミックス)
宮川サトシ,伊藤亰
新潮社


こんなシリアス系な画でギャグ漫画とは・・・・。

ガンダムビルドダイバーズ

『ガンダムビルドダイバーズ』PV


”ガンダムビルドファイターズ”シリーズ三作目ですね。要は”プラモ狂四郎”とか”プラレス三四郎”みたいなアニメなので、これをロボットアニメにカウントするのは厳しいのですが、あえて入れておきます。

実はワタクシ、このシリーズちゃんと観たことないんですよ。そろそろちゃんと観ようかな?このシリーズで登場したオリジナルガンプラもキット化されて結構カッコよかったりしますよね。

HGBF 1/144 ガンダムトライオン3 (ガンダムビルドファイターズトライ)
バンダイ(BANDAI)
バンダイ(BANDAI)


『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場したガンダムトライオン3です。ZZガンダムをスーパーロボット風に改造したという設定です。


フルメタル・パニック! IV


『フルメタル・パニック!IV』第2弾PV


アニメ版フルメタル・パニック第四弾です。まぁ4月からの本命はこのアニメでしょうね。ようやくレーバテインが出てくるんでしょうか?今から楽しみです。

青島文化教材社 フルメタル・パニック IV ARX-8 レーバテイン 1/48スケール 色分け済みプラモデル FP-01
青島文化教材社(AOSHIMA)
青島文化教材社(AOSHIMA)



ということで新作は4本です。少ない!!やっぱりロボットアニメは斜陽ですね。悲しいですな~。まぁ明日にはスパロボXも発売されるのでそれで我慢しますか・・・。

簡単ではありますが、今回はこれにて終了です。

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『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』スカパー課題アニメ映画2018年4月号その③

2018-03-27 00:10:55 | ロボットアニメ系
お待たせしました。ついに完結編です。

『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』

まずタイトルの”宇宙”は”そら”と読みます。

本作は1982年3月13日に公開された劇場版ガンダム三部作の三作目。テレビ版第31話後半から第43話を再編集した本作では、テレビ版の終盤で降板した安彦良和が復帰して前2作以上に多くの新作カットを担当したこともあり、作画のクオリティはテレビ版以上となっています。上映時間は141分で、三部作中で最長となっています。


あらすじ

ホワイトベースは、再び宇宙へと飛び立った。ニュータイプとして覚醒したアムロは、ガンダムで迫りくるジオン軍を次々と撃破、すさまじい戦果をあげていく。運命の少女ララァの乗るエルメスと交戦したとき、アムロの精神は、激しく共鳴をはじめた。だが、その戦いは、恐ろしい悲劇につながっていく。ひとの革新とは本当にあるのか?果てしなき喪失感を越えて、アムロの還える場所は…。(amazonの当該商品ページより引用)


感想

さすがに141分ともなると長く感じましたが、それでも話のテンポがいいので面白く鑑賞できました。

ただ、本作は前作にも増して情報量が多いのですよ。劇中でキャラ同士が議論するシーンが多くて、しかもなんだか難しい。

ワタクシはこういうのすごく好きなんですが、人によっては「理屈っぽいから苦手」ってなりそうですね。

まぁラストではアムロとシャアが議論しながら生身で戦うというシーンまで出てくるのですが、これがガンダム伝統の”説教合戦スタイル”の誕生だったりするので感慨深いのですが・・・。

それはさておき、難しい理屈は抜きにしても、ずっと戦争のために使われてきたニュータイプ能力がラスト、人を救うことに使われる展開は誰の心をも揺さぶるはずです。

それから劇中、「守るべきものがないのに戦うお前は不自然」とまで言われた主人公アムロが戦いの果てに”守るべきもの”(劇中では違う表現ですが)を見つけるという展開は何度観てもウルっときてしまいます。

機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編 (1982) - 劇場予告編


作画はかなりの部分がクオリティの高い新作カットのため、前2作に比較すると別時代に作られたかのように感じますね。

それから作画というより映像の演出のことですが、アムロと敵パイロットの少女ララァ・スンとの交感の表現がすごく観念的というかなんというか、とにかくワタクシは未だによくわかってないです・・・。

まぁ「考えるな!感じるんだ!!」ってことなんでしょう。

戦闘シーンも地上戦のような重みを感じる表現はないものの迫力のある作画でとても魅力的です。不謹慎かもしれませんが、ガンダムの活躍よりもMSなどが破壊されていく表現の迫力はすごくリアルというか説得力があります。ゆえに怖いとも感じるのですが・・・。

特にソーラ・レイ、コロニー・レーザーでの攻撃の描写は作画の線は粗いものの、ものすごい迫力で鳥肌が立ちます。

物語についてですが、いろいろと情報量が多くてストーリーが伝わりにくいかもしれないのですが、要は立場の違う者同士の”正義”がぶつかることで生まれる戦争という悲劇を人類の進化で乗り越えられるのか?ということを描いているのだと思います。

難しいテーマですよね~。勧善懲悪型の物語ならもっと作るのには簡単だったでハズです。それに鑑賞する側のレベルも中高生以上でないとこのテーマを理解できないでしょう。

それから、本作は決戦のためにジオン軍の主要拠点ソロモンやア・バオア・クーに攻撃をしかけることがメインの展開となっています。

そのためホワイトベース隊VSそれを攻撃する敵部隊という構図ではなく、艦隊同士の戦いでのホワイトベース隊をクローズアップした構図へと変化しているのでアムロ以外のキャラクターの活躍も多く描かれていますね。

ガンキャノンのカイ、ハヤト。コアブースターのセイラ。ホワイトベースのブライトとミライ。彼らのシーンも見逃せないですね。

特に皮肉屋ではあるものの結構鋭い洞察力のあるカイがところどころに吐くセリフとかツッコミがまたイイのですよ。

「逆立ちしたって人間は神様にはなれないからな」っていうのは彼らしい名言でワタクシが一番好きなセリフかもしれないですね。どこで出てくるかは映画を観て確認してください。

それから敵キャラであるザビ家の面々も悪役とはいえ魅力的ですね。

ザビ家の長兄ギレン、その妹のキシリアと弟のドズルはそれぞれ全くタイプの違う性格で、決して一枚岩ではないというところも面白い。しかも一番怖い顔のドズルが一番イイヤツとか、こういうところホント好きですわ。

余談ですが、ガンダムの続編シリーズである『ガンダムUC』にてドズルの娘ミネバがヒロインとして登場します。


右の顔がコワイおっさんがドズルです。ちなみ左がドズルの妻ゼナ。ゼナに抱かれているのが幼いミネバです。


成長したミネバです。娘は父親に似るという言いますが、全然似てなくてよかったです。

それはさておき、彼らザビ家がどういう結末を辿るのか?というところも見所ですね。ちなみにアムロがラスボス級のギレンやキシリアと直接対峙することはありません。当たり前ですよね。アムロはガンダムに乗るエースパイロットとはいえ一兵士ですからね。

ガンダムはリアルだリアルだと言われますが、実はこういうところが一番リアルなんじゃないでしょうか?

そのアムロですが、冒頭から鬼神のような活躍を見せる戦闘シーンが印象的ですね。1作目とは大違いですよ。でもだからこそ逆にラストのシャアとの生身の戦いに緊張感が漲ってるんですよね~。

そうそう、登場当初からライバルだったシャアの凋落ぶりも見所の一つです。アムロに敗北する度に立場も気持ちも弱くなっていくシャア。ついには最愛のララァを失ってもアムロに立ち向かっていくく姿は、どんどん人間離れしていくアムロより親近感を感じてしまいます。

この辺りがシャア人気の源泉なんでしょうね~。

あぁ、キャラクターだけでいくつも記事が書けそうですね。でも今日はやめておきます。ワタクシが語るより作品そのものに触れてほしいからです。

機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編 [DVD]
古谷徹,鈴置洋孝,古川登志夫
バンダイビジュアル


人の革新が平和な世界を生むだろうという感動的なメッセージで幕を閉じる本作ですが、三部作通じて悲惨な戦争の描写あったればこそ、そのメッセージにも重みがあり、心を打つものになったと思います。

ロボットアニメという土台で社会的なメッセージを内包した作品を世に送り出す”ガンダム”という富野監督の試みは成功したと言っていいでしょう。

これは他のアニメ作家にも影響し、アニメの可能性を広げていったワケですが、それはまた別の話です。


GUNDAM SINGLES HISTORY
キングレコード
キングレコード


本作の主題歌も名曲ぞろいですね。三部作でハズレの曲がないというのもすごいことですね。

放送局:アニマックス

  4月29日 (日) 20:00


ようやく、劇場版ガンダム三部作の感想を全て書き終わりました。極力ネタバレを避けつつ、記事の文字数もグッと抑えて書こうとするとかなり苦労もしました。

ガンダムはストーリーもいいし、テーマも深いし、キャラクターも魅力的だから語ることが多すぎるのですよ。それに後のアニメ界に与えた影響なんかも加えるとこんなブログで料理できるものではないほどにスケールの大きいアニメだったりします。

それはさておき、もし劇場版ガンダム三部作を観て面白いと感じたのなら、テレビ版を鑑賞することをオススメします。劇場版ではカットしたエピソードも多くて、よりガンダムの世界が好きになると思うからです。

ところで最後に、なぜワタクシがスカパー課題アニメ映画の企画で劇場版ガンダム三部作を選んだのかを書いておきますと、純粋に作品として『機動戦士ガンダム』が面白いからです。

ガンダムは多くのシリーズが作られてますが、正直”ファーストガンダム”だけ観てればいいとさえワタクシは思っています。それぐらいこの作品は面白いのです。

『機動戦士ガンダム』は後の影響が強すぎて、ある意味”神格化”され、”面白い”という文脈より”偉大”とか”すごい”という文脈で語られることが多いと思います。

ゆえに気軽に観られるアニメと認識されてないんじゃないか?とワタクシは思っているのです。だからこそ、今回取り上げたのです。

とにかく食わず嫌いにならず、特に若い人にも気軽に観てほしいですね。難しいテーマを抱えているとはいえ、娯楽映画であるところは外していないので。

さて、力尽きそうなので、今回はこのくらいで終わりにしておきます。次回は雑談記事かな?乞うご期待。


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『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』スカパー課題アニメ映画2018年4月号その②

2018-03-22 23:59:27 | ロボットアニメ系
お待たせいたしました。今回はスカパー課題アニメ映画2018年4月号その②でございます。

『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』

劇場版ガンダム三部作の第二弾である本作はテレビ版第16話から第31話前半を再編集したもので、1981年7月11日に公開されました、134分と前作に続き長い上映時間となっています。

あらすじ

ホワイトベースの戦いは続いていた。青い巨星ランバ・ラルのグフ、黒い三連星のドムがホワイトベースを襲う!
連邦軍のオデッサ作戦が進行する中で、アムロはかけがえのない人たちを次々と失っていく。ランバ・ラルとハモン、マチルダとリュウが生命をかけて戦い、散華するさまに、アムロが見たものは何か。死と生の交錯する戦場で、アムロのニュータイプへの覚醒が始まった!(amazonの当該商品ページより引用)

感想

前作同様長い上映時間ですが、テンポよく次々に物語が展開していくので苦なく鑑賞できました。それから様々なエピソードが盛り込まれているので前作よりも情報量が多いなあという印象もありました。

劇場版予告編 機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編


予告編のハズなんですが、随分ネタバレしてくれちゃってます・・・。

前作ではどう生き残るのか?という緊張感で物語を牽引してしましたが、本作もそのベースは維持しつつ本格的に物語が進んでいきます。

強敵の登場に激化する戦闘。その中で倒れていく仲間たち。思いを寄せた女性の死。前作では言葉しかでてこなかった”ニュータイプ”の片鱗が描かれ始めるなどなど。ガンダム全体の物語としても重要なエピソードが盛りだくさんなので1秒も見逃せない。

前作の”戦争と平和”というテーマに”人間の進化”もう一つの重要なテーマが加わったので、当然ながら物語も複雑になっていくのですが、物語の面白さのおかげで難しいとはあんまり思いませんでした。

それから本作の物語の中心は主人公アムロが激化する戦闘やそれによる悲劇などを経験し、ニュータイプ能力の覚醒が始まることではあるのですが、アムロ以外のキャラクターにもスポットがあたるようになり、ようやく群像劇らしくなってきます。特にセイラとカイ。

セイラはパイロットへの転属と生き別れの兄で敵軍の将シャアとの関係が描かれ始め、軟弱者で皮肉屋のカイはスパイの少女との交流と死別を経て成長する物語が描かれます。

テレビ版でカイとスパイの少女との別れを描いているのは第28話「大西洋、血に染めて」に該当するのですが、制作中の富野監督は自ら切った絵コンテだけで涙したという話が残っています。それだけの価値のあるエピソードなので必見ですよ。

「ガンダム」を創った男たち。 上巻 (カドカワコミックス・エース)
大和田 秀樹
KADOKAWA/角川書店


「ガンダム」を創った男たち。 下巻 (カドカワコミックス・エース)
大和田 秀樹
KADOKAWA/角川書店


”ガンダム”の制作当時のエピソードを知りたいと思うなら、このコミックがオススメです。まぁかなり脚色してるので全部が全部真に受けないように注意が必要ですが・・・。

話を映画の方に戻しましょう。

作画は前作同様、質が高いとはいいがたいですのですが、やっぱりMS戦の迫力がよく表現できてますね。ガンダムVSランバ・ラルのグフ戦。ガンダムVS黒い三連星のドム。ガンダムVSシャア専用ズゴック。そしてシャア専用ズゴックがジムの腹部を貫くカット。

どれもカッコいいんですよね~。今のロボットアニメには少なくなった”重さ”があるように感じます。

ガンダムってストーリー、テーマ、キャラクターの魅力が語られることが多いように感じますが、戦闘シーンもすごく魅力的なんだって改めて感じました。

それからストーリーも総集編で詰め込まれているものの破綻なくすごく面白いですね。まぁ前作に続いてワタクシの好きなテレビ版のエピソードとかシーンがカットされてて残念ではありますがね。

そういえば、マスコット的子供キャラ”カツ、レツ、キッカ”の3人がジャブローで時限爆弾集めをするエピソードが何故カットされてないのか理由が理解できなかったのですが、今回見直してみて、その理由がわかりました。

このエピソードはジオン軍がジャブローの工場にあるMSジムに多数の時限爆弾をしかけるところを3人が目撃し、それを回収して捨てるところにアムロたちと合流して事なきを得るというものなのですが、マスコット的な子供たちの動きはギャグアニメそのもので、それまでの展開や物語とは明らかに異質なんですよ。

だから正直なんで残したの?って思っていたワケですが、今回見直してあることに気づいたのです。

カツ、レツ、キッカから時限爆弾を満載したバギー(のような小型車)を引き継いだアムロは被害の少ない場所で爆発させるために走らせる。アムロに向かって「アムロ!飛び降りて!!」と3人は一斉に叫び、その声を聞いたアムロがバギーから飛び降りた直後に爆弾が爆発!

というシーンがあるのですが、今までは単純にアムロが心配だったので「降りて!」と叫んだだけと理解していたのですが、実はカツ、レツ、キッカは爆発するタイミングを爆弾も見ずにちゃんと把握していたので一斉に声をかけたというシーンなのだと思います。

つまり彼らはニュータイプだったということなんです(もちろん劇中にアナウンスはありませんが・・・)。

実際、この3人は次作「ガンダムⅢ」(テレビ版では最終話)のラストにおいてニュータイプ能力でアムロの脱出を導くという大役を与えられるのですが、その伏線だったのでカットされなかったのでしょう。

このエピソードのように、本作に残った他のエピソードもガンダム全体の物語にとっては重要なものばかりなので、やっぱり”1秒も”見逃せないつくりになっていますね。

機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 [DVD]
古谷徹,鈴置洋孝,飯塚昭三
バンダイビジュアル


冒頭に前作のあらすじがあるので、本作から鑑賞しても大丈夫なようになっています。

ワタクシも実は劇場版ガンダムは本作から観ました。学生時代でしたね~、ほんの20年ほど前のことです。

それはさておき、やっぱりカイとミハルのエピソードには心震えました。エンディングの”フラミンゴ”のシーンもキレイですごくいいですよね~。

GUNDAM SINGLES HISTORY
キングレコード
キングレコード


予告編でも流れる主題歌の「哀 戦士」は哀しさと勇ましさが不思議と同居した名曲ですね。ワタクシはこの曲を聴くだけで高揚してしまいます。

放送局:アニマックス

  4月22日 (日) 20:00


今回のアニマックスでの放送は三部作とも再放送ないみたいですね。放送日、放送時間にはご注意ください。

そういえば今までメカニックには一切触れてませんね。これまでの復習と完結編の予習もかねていい動画を発見したんで貼っておきますね。

機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡 モビルスーツギャラリー Mobil Suit GUNDAM


これは2004年ニンテンドーゲームキューブで発売されたゲーム『機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡』のおまけ映像なんです。ナレーションはアムロ役の古谷徹さんを起用とすごく贅沢。しかも古谷さんが担当する『カーグラフィックTV』風のナレーションがいい味だしてますよね。

結構長い動画ですが、とっても勉強になりますよ。まぁ一部ファーストガンダムに出てこないMSがいますけどね。

連邦系もジオン系もそれぞれの特徴があってカッコいいですね~。ワタクシ案外ザクⅠ(旧ザクともいう)とかゲルググとか好きなんでジオン派なのかなぁ?もちろんガンダムも好きなんですケドね。

ということで今回はここまでです。

次回の更新はスカパー課題アニメ映画2018年4月号その③『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』でございます。

期待せずにお待ちください。


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『機動戦士ガンダムⅠ』スカパー課題アニメ映画2018年4月号その①

2018-03-18 23:25:39 | ロボットアニメ系
お待たせいたしました。前回の予告通りスカパー課題アニメ映画2018年4月号開幕でございます。

今回の課題アニメ”劇場版機動戦士ガンダム三部作”を一本ずつ、別々の記事で書いていくことに決めましたので、全三回どうぞお付き合いくださいませ。

『機動戦士ガンダムⅠ』

1979年からテレビ放映されたアニメ『機動戦士ガンダム』。その全43話の再編集に新作カットを追加してストーリーや設定を一部変更した劇場版三部作が制作されました。1981年3月14日に公開された本作はその1作目で第1話から第14話前半までを再編集したものです。137分とアニメ映画としては結構長い作品です。それから監督はテレビ版に続きもちろん富野喜幸(現:富野由悠季)さんが担当しています。

『機動戦士ガンダム』はそれまでの勧善懲悪型のロボットアニメではなく、ロボットアニメで人間同士の戦争を初めて描いた作品であり、登場ロボットも”兵器”として描かれました。それゆえ劇中では”ロボット”という言葉使用せず”モビルスーツ(MS)”という独自の名称を与え、それまでのロボットアニメからの差別化を図ったのです。

このことは後のロボットアニメに多大な影響を与え、ガンダムのような作品が量産されるようになるのです。またガンダムもシリーズ化され、今なお続く息の長い人気のコンテンツとなっています。

あらすじ

宇宙世紀0079。宇宙植民地(スペースコロニー)サイド3はジオン公国を名乗り、連邦軍に独立戦争をしかけてきた。サイド7に住む15歳の少年アムロは、ジオン軍の奇襲の中、モビルスーツ・ガンダムに偶然乗り込み、敵モビルスーツ・ザクを撃退する。避難民を乗せたホワイトベースは、ジオン軍の追撃をかわし、逃避の旅を続ける。迫るジオン軍の赤い彗星シャア。大人はみんな死んだ。生きのびたければ、やるしかない。アムロの意志が、ガンダムを飛翔させる!(amazonの当該商品ページより引用)

感想

もう40年近い昔のアニメでありながら、今観ても面白い。テレビ版の総集編であるからかストーリーのテンポもよくて137分があっというまに過ぎてしまいました。

それから三部作の1作目である本作の肝は突如として戦争に巻き込まれた主人公アムロ・レイをはじめとする民間人たちが生存のため戦艦やロボットに乗り込み戦うということです。物語中にいつも悲壮感を含んだ緊張感が漂っていて目が離せなくなるのです。

テレビ版の予告の締めくくりに「君は生き延びることができるか?」という言葉がでてきますが、本作ではまさにそれを映像にしていると思います。

序盤のガンダムの初起動シーンや強敵シャア率いるジオン軍からの追撃を受けながらの大気圏突入シーンなどは手に汗握る展開でワタクシのみならずファンも名シーンとして記憶しているでしょう。

さらに生存のための障壁は敵だけではないというところも見逃せない。頼りない味方。戦闘が怖くてガンダムに搭乗することを拒絶する主人公アムロなど、すごくリアルで緊張感タップリなのです。

劇場版ガンダム予告編 機動戦士ガンダムⅠ


ガンダムの大きな特徴の一つが主人公アムロ以外の登場人物も魅力的なこと。特にアムロのライバル”赤い彗星”ことシャア・アズナブルはもう一人の主人公ともいえる人物です。

当初、彼はアムロ達の強大な敵として登場しますが、物語が進んでアムロがMSパイロットとして成長していくにつれ弱体化し、彼の弱気な人間臭い部分がどんどん描かれていきます。一方主人公アムロは人類の進化系”ニュータイプ”としてどんどん”人間離れ”していきます。

これ以上はネタばれになるのでやめておきますが、ガンダムを語る上でも有名な人物ですからぜひシャア・アズナブルにも注目してガンダム三部作を鑑賞してほしいです。

話は変わって作画ですが、新規のカットを追加しているシーンがあるものの、だいたいがテレビ版からの流用ですから、かなりの粗さが目立ちます。

それでもワタクシはこの時代の粗さと力強さが好きなんですよね。この作画のおかげでMS同士の格闘戦がより力強くより激しく表現できているからシャアザクがガンダムに蹴りを入れるシーンやグフがガンダムと素手でなぐり合うシーンがやたらカッコいいんですよね。

それにしてもホワイトベースがガルマの乗るガウ攻撃空母に背後から一斉攻撃をする直前のカウントダウンをする場面の”ガンダムを追いかけるザク”の作画のダメさはいつみても笑えてしまいます。



ガンダムが囮になって敵を引き付けてるんですが、緊張感ゼロ。というか「あはは~待て待て~」って感じでむしろ楽しそうなんですもん。

こういうところに我慢しながら観なくてはいけないというもの今の綺麗な作画に慣れた若い人には苦痛なのかなぁ?まぁ物語は間違いなく面白いから若い人でもハマる人はハマるでしょうケドね。

機動戦士ガンダム I [DVD]
古谷徹,鈴置洋孝,飯塚昭三
バンダイビジュアル


もうすぐ40歳のワタクシにとってこの時代の声優さんの声を聞くとすごく落ち着くんですよね・・・。もう亡くなってしまった方も多いのですがDVDとかになってくれているといつでも聞けるからいいですね~。

ところでアムロの母親役に女優の倍賞千恵子さんがキャスティングされているのですが、全然違和感ないんですよね~。できる人はできるんですね~。

それからエンディングで流れるやしきたかじんさんの『砂の十字架』は隠れた名曲です。いろいろあって、たかじんさんご本人はあまり触れてほしくなかったみたいですケドね。

GUNDAM SINGLES HISTORY
キングレコード
キングレコード


放送局:アニマックス

  4月15日 (日) 20:00


余談ですが、DVDの『機動戦士ガンダム』の劇場版三部作には”特別版”なるものが存在してて、2000年にアフレコのやり直しや効果音、BGMの細かい変更が行われたバージョンなのですが、旧来の熱心なファンには否定的な意見も多く、ワタクシも未だ鑑賞しておりません。

今回のアニマックスで放送するのが”リマスター版”というアナウンスはあるものの公開当時の音声なのか、特別版の音声なのか情報がありません(特別版という表記もありません)。観賞して確認してみるしかなさそうですね。

ということで今回の記事はここまでです。もっと書けると思ったんですが、意外に筆が進みませんでした。ガンダムってその後の影響の大きさのおかげで映画本編だけで語ることが難しい作品なのかもしれないですね・・・。

次回の更新はスカパー課題アニメ映画2018年4月号その②『機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編』でございます。今回同様、上手く書けない記事になりそうですが、期待せずにお待ちください。


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『劇場版マジンガーZ/INFINITY』マジンガー愛がほとばしる!!21世紀の”東映まんが祭り”

2018-01-15 01:00:33 | ロボットアニメ系
本日、昨日の2018年1月13日に公開開始された『劇場版マジンガーZ/INFINITY』を鑑賞してきました。しかもなぜかワタクシの近所の映画館はMX4D対応だけでした。


『劇場版マジンガーZ/INFINITY』


監督は志水淳児さんという方。wikiによるとロボットアニメの監督をやるのは本作が初。これまでは東映の人気アニメ『ONE PIECE』、『プリキュア』シリーズの監督をやってきた方のようです。上映時間は1時間35分。アニメ映画としては普通の長さですね。

あらすじ

光子力研究所の仲間たちと力を合わせ、さらにスーパーロボット・マジンガーZを操り、人類を滅亡の危機に陥れようとした悪の科学者Dr.ヘルと彼の率いる地下帝国を壊滅させた兜甲児。それから10年の月日が流れ、世界は平和を取り戻し、彼は祖父や父と同じ科学者の道を歩んでいた。ある日、兜は富士山の地中で巨大な構造物と未知の生命反応に遭遇。それを機に人類は新たな脅威にさらされ、兜は再び人類を守ろうとマジンガーZを操縦して過酷な戦いに身を投じることになる(シネマトゥデイの当該記事より引用)。

『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』予告編2


補足ですが、10年後といってもTVアニメ版『マジンガーZ』および『グレートマジンガー』の10年後という設定(『グレンダイザー』はどうした?)なのです。これまでもマジンガーZの続編的作品がOVAなどで制作されてますが、正当なTVアニメ版の続編って実は初めてだと思います。

それゆえか、観客の年齢層がけっこう高かったですね。ワタクシの目についた方たちだけでも50歳オーバーしてる人がかなり来てました。

感想

昨年末に、このブログでも昔の東映まんが祭り版マジンガーZを取り上げた際に『劇場版マジンガーZ/INFINITY』の宣伝動画を貼って盛り上げてきたものの、ど~せ、ファンからは「これじゃない」って言われちゃう作品になってしまうんだろうな~と思ってました。そりゃああんな全身合わせ目ばっかりのメカデザインを見ちゃうと誰でも不安になっちゃいますよ。

でもね。いい意味で期待を裏切ってくれました。本作からは作り手のマジンガーへの強い愛(特にTV版)を感じます。OPはTV版の主題歌(アレンジ版ですが)ですし、TV版に出てきたキャラクター達がちゃんと出てきますからね。

そして、とにかく今作のマジンガーは気持ちの良いくらい強くカッコイイ。たぶん一番これがやりたかったんでしょうね。

復活し強化されてあるハズの機械獣軍団を画面狭しと、ちぎっては投げちぎっては投げと無敵の強さを見せつけてくれます。当初CGアニメでのメカ表現が非常に心配だったのですが、とにかくマジンガーを動かして暴れさせたいためにあえてCG表現を選んだんだなぁと強く感じました。

クライマックスは雑兵の機械獣戦、あしゅら男爵&ブロッケン伯爵戦、ラスボス戦と大迫力のアクションシーンの連続で目が離せなかったです。

いや~個人的には地獄大元帥戦での合体攻撃(甲児のマジンガー、鉄也のグレート、シローのイチナナ式の三体で)はかなりアツかったですね~。

それから10年後という設定。これまでの続編的位置のOVAなどは違い各キャラがそれぞれ大人になっている点も見逃せないです。兜甲児は研究者、弓さやかは光子力研究所の所長になり、昔よりも多くの物事を背負う立場になっています。少年のままの甲児くんには大人になったファンたちも感情移入しにくいでしょうしね。

そしてなによりマジンガーZ、グレードマジンガーに登場した人物のその後がしっかり描かれているものファンには嬉しい。

主人公としては不遇なラストを迎えてしまった剣鉄也は軍人となり、炎ジュンが結婚しもうすぐ子供が生まれる(2人は孤児設定)とか、軍人になって勇敢に戦う甲児の弟シロー。そしてラーメン屋になったボス&ヌケ、ムチャ(違和感なさすぎる)。

こういったメインを張っていたキャラだけでなく、ボスの遠縁で光子力研究所で活躍したみさとが娘連れで出てきたり、光子力研究所ののっそり博士、せわし博士(もりもり博士は遺影で登場)も新メカに乗って活躍と、グレートで出なくなってしまったキャラについても、「あのキャラはどうした?」というファンの疑問にもちゃんと回答をしてくれる”かゆいところに手が届くファンサービス”ぶりには脱帽でした。ちなみに弓教授は日本の総理大臣になってました。

”だいたい”3分でわかる「劇場版マジンガーZ / INFINITY」


ボスは相変わらずイイ奴で、もちろん本作でもボスボロットでコメディリリーフ的に大活躍してくれます!!ホントにファンサービスはこれでもかってやってくれます。

そうそう、触れておきたいのはキャスティング。

もちろんTV版とは全然違うキャストではありましたが、実力派の演者さんばかりでしかもかなり豪華でしたね~。

主役の甲児役森久保さんは若き才能あふれる科学者であり熱い魂を持ったロボット乗りでもある兜甲児を上手く演じてくれました。

この他、Dr.ヘル役に石塚運昇さんを始め、剣鉄也役に関俊彦さん、ブロッケン伯爵役に藤原啓治さん(病気療養後の復帰一作目らしい)、あしゅら男爵(男)の宮迫博之さん(この人声優も上手いです)、ボス役に高木渉さん、ムチャ役に山口勝平さんなどなどベテランかつ超豪華なキャスティングに加え、TV版で兜甲児役だった石丸博也さんやさやか役だった松島みのりさんもゲスト出演していました。

前情報を仕入れずに劇場に行ったので、ワタクシはすごくびっくりしてしまいました。彼らの声を聴くだけでも楽しかったです。

ところで肝心のストーリーですが、これには賛否分かれると思います。本作のストーリーはざっくり言って、いまどき珍しいくらいの”勧善懲悪”ものなのです。

悪者登場⇒世界滅亡のピンチ到来⇒でも最後の希望がある⇒昔の仲間を集める⇒反撃の狼煙を上げる⇒ラスボスまでは無双⇒ラスボスでピンチ⇒”元気玉”的展開⇒勝利!!!

わかりやすすぎます。小難しい展開をしてほしい人には物足りないストーリーだと思いますね。ただ、ワタクシは小難しいストーリーとか最初から期待なんてしてないので、全然気にならなかったです。

というか本作はそんなところを見せる映画じゃないのです。とにかく”悪に打ち勝つ無敵のマジンガーZ”を魅せたい映画なので、この映画を観て「ストーリーがダメ」って言ってる人は本作の狙いを完全にとらえ間違えていますね。

まぁでもツッコミどころは結構あって、あっさり陥落する新しい光子力研究所(襲われてるのに気づくのがやたら遅い)とか、結局なんでドクターヘルが甦ったのか?説明もないし・・・。まるで昔の東映まんが祭り版みたいじゃん!って思ってしまいました。

でも、そう思う自分に、もう一人の自分が強烈なツッコミを入れてきました。



そうまさに「こまけぇこたぁいいんだよ!!」ってツッコミでした。そう本作はこまかいことを考えてはいけないのです(笑)。ただね、ちょっとファン寄りの内容すぎるんですよ。ワタクシのように各キャラクターに思入れがないとこの作品を楽しむのは難しいかもしれませんね。

そういう意味でも東映まんが祭りみたいですよね。既存のTVアニメの豪華版というポジションの映画で、それ以上ではないとも言えると思います。

これを言っちゃえば小粒に見える本作ですが、ロボットアクションシーンについては昨今のロボットアニメの中では随一と思いますのでロボットアクション好きには必見だと思いますね。

ロボットアニメに小難しい話も質の高いアクションも両方を求めるのが昨今の流れかとは思うのですが、ロボットアクションに重きを置いたような本作のようなアニメでもアリだと思うんですケドね。

小説 マジンガーZ / INFINITY
永井 豪
KADOKAWA


小説読んでもわからないほどの内容じゃないので、コレクター向けアイテムってところかな?

マジンガーZ インターバルピース (ヤンマガKCスペシャル)
永井 豪
講談社


本作の前日譚的な漫画だそうです。これを読んでおけばTV版観てなくてついていけるかの?ちなみにグレンダイザーはこなかったって設定になってるっぽいですね。興味あります、コレ。


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もちろん最新作”X”に本作は参戦しませんが、OG以外のシリーズなら、必ずマジンガーは参戦するのでいずれかは参戦することでしょう。すごく待ち遠しいですね。

話の中で並行宇宙に触れるシーンもあるので、他のマジンガー作品と絡めたり、共演したりすると面白いんですが・・・。

あ、最後にMX4Dはいらんです。腰痛持ちには腰がしんどかったです。


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『マジンガーZ対ドクターヘル』スカパー課題アニメ映画2018年1月号その③

2017-12-31 22:20:50 | ロボットアニメ系
予告通りスカパー課題アニメ映画2018年1月号その③でございます。

といっても今回はおまけみたいなもんです。

『マジンガーZ対ドクターヘル』

前年の1973年12月30日に放送されたテレビ版第57話「Dr.ヘル日本占領」のブローアップ版(TV版の映像を劇場のスクリーンに調整した状態)。東映まんがまつりの一編として1974年3月16日に公開されました。

『マジンガーZ対デビルマン』に続く劇場公開されたマジンガーZとしては3本目の作品です。

簡単にテレビ版放送当時の劇場版についてまとめると・・・・。

①『マジンガーZ』1973年3月17日公開。テレビ版第5話「ゴーストマジンガー出現」のブローアップ版を上映。

②『マジンガーZ対デビルマン』1973年7月18日公開。劇場用オリジナル作品としては1作目。

③『マジンガーZ対ドクターヘル』1974年3月16日公開。テレビ版第57話「Dr.ヘル日本占領」のブローアップ版を上映。

④『マジンガーZ対暗黒大将軍』1974年7月25日公開。劇場用オリジナル作品としては2作目。

以上4本が劇場公開されました。もちろんすべて東映まんがまつりの一遍としてです。4本のうち2本がTV版のブローアップ版(ようは再放送みたいなもん)と、今では考えられないのですが、ビデオデッキの普及前の時代背景からこれでもよかったのでしょう。

あらすじ

超合金Zを手に入れたDr.ヘルは、これを使って機械獣バルモスQ7を建造。自ら陣頭指揮にあたり、マジンガーZを電磁網で捕獲した。丸裸になった光子力研究所、そしてマジンガーZの命運は!?

感想

あえてブローアップされた劇場版を観るくらいならTV版57話を観たほうがいいと思います。だって画像が上下で切れてて映像そのものがわかりにくくなってますからね・・・。

その他、劇場版で調整されたところはサブタイトルの映像が”マジンガーZ対ドクターヘル”に差し替えられていることだけですからね。

まぁ昔はこういうことしてたんだなぁ~って知るための作品でしかないでしょうね。

でも、TV版からこの話を選んできたのはナイス判断だと思います。

この第57話は奪われた超合金Zで作られた機械獣の登場、ドクターヘルに動きを封じられ捕まるマジンガーZ、新開発のバリアを破られ降伏を迫られる光子力研究所、ピストルで自決しようとする弓教授、とそんな絶望的な状況からの大逆転という盛りだくさんのエピソードだからです。

マジンガーZの活躍はもちろんのこと、アフロダイA、ボスボロットも見せ場がありますから子ども達が間違いなく喜んでくれるエピソードでしょうね。

それゆえになぜ超合金Zが奪われたのかの説明をいれるべきでしたね。TV版56話で超合金Zがドクターヘルたちに奪われるワケですが、簡単なダイジェストくらい作れたんじゃないか?

マジンガーZ 後期OP


劇場でこの歌を聞くだけで当時の子供たちは大興奮だったんでしょうね~。

肝心のお話の方にも触れておきましょう。

超合金Zを奪われたってところから物語が入るのは大目に見て、話は結構面白いと思います。

まず熱血単細胞の甲児くんが意外に頭を使って戦っていることに驚きます。だってスパロボの甲児くんしか知らないと”兜甲児は頭が悪い”と思い込んでしまいますからね。

それから時には反目しながらも最後はちゃんと協力するマジンガーZ側とあしゅら男爵が功を焦ってしまいドクターヘルの言いつけを守らず足並みを乱してしまう敵方との対比とかも上手い演出だと思います。

ロボットアクションでも物語序盤から飛び回るマジンガーZ、そして緊張感あふれる超合金Z製の機械獣との対決。やられ役のアフロダイAとギャグ担当のボスボロットの活躍(ギャグももちろん忘れてません)。

時間いっぱいにいろんな要素を詰め込んでいるものの破綻せずによくまとまっているですよ。40年以上の作品なんですが、結構楽しく観ることができました。

それでもね、ツッコむ所はいっぱいありますがね。一番はバルモスQ7の弱点が首と気づくシーン。

バルモスQ7は装甲を超合金Zに覆われているのでマジンガーZの攻撃を跳ね返してしまうんですが、全身すべてが超合金Z製ではないのです。なのに頭の兜を取り外して、なおかつその”兜”で攻撃しちゃうんです。マジンガーがむき出しの頭部に攻撃しようとしたら、その兜を急いで呼び戻して防御。それで気づかれてあえなく敗北しちゃうんです。

お前、アホやん!ていうかあしゅら男爵ともどもアホやん!!まぁ昔のロボットアニメの敵方ってのは得てしてこんなもんですケドね~。

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今、この作品を見ようと思うとこのBOXしかないみたいですが、プレミアついて価格がめちゃくちゃなことに・・・。やっぱりスカパーで観た方がいいでしょうね。


放送局:東映チャンネル

放送日時:2018年1月1日(月)12:00~12:30
     2018年1月6日(土)16:00~16:30
     2018年1月13日(土)16:00~16:30
     2018年1月27日(土)16:00~16:30



『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』予告編2


今の時代にTV版そのままの劇場公開したら顰蹙ものなんでしょうね~。新作期待しています。

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スパロボの期待大なのですが、今回の記事を書くにあたってTV版も56話、57話以外にも数話観ました。元祖スーパーロボット・マジンガーZの面白さを再発見することができました。興味のある方はスパロボばっかりやってないで、その原点にも触れてみてはいかがでしょうか?

ところでスカパー・東映チャンネルでは1月に『グレートマジンガー対ゲッターロボ』、『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』も放送します。この機会にぜひ観てほしいものです。


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『マジンガーZ対暗黒大将軍』スカパー課題アニメ映画2018年1月号その②

2017-12-30 16:39:07 | ロボットアニメ系
お待たせいたしました。スカパー課題アニメ映画2018年1月号その②です。


『マジンガーZ対暗黒大将軍』


本放送が放送中だった1974年7月25日に東映まんがまつりの一遍として公開された作品で、上映時間は43分。スカパー課題アニメ映画2018年1月号その①でとりあげた『マジンガーZ対デビルマン』に続くTVアニメ『マジンガーZ』の劇場オリジナル作品の第2弾です。

また、『マジンガーZ』のテレビ版最終回を先取りした展開となっているため次作『グレートマジンガー』の主役である剣鉄也とグレートマジンガーや敵方の暗黒大将軍のデビュー作となっているのが本作最大の特徴です。

ちなみに本作は第86話「総攻撃!死のトリプル大作戦」の放送の翌日から劇場公開されており、最終回の第92話より1ヶ月以上も前にグレートマジンガーが登場しました。

あらすじ

ある日突如として世界各国の主要都市を謎の巨大ロボット群が襲撃。彼らこそミケーネ帝国暗黒大将軍が送り込んだ戦闘獣軍団の先発隊だったのだ。

ニューヨーク、ロンドン、パリ、モスクワを壊滅させたその魔の手は日本にも伸びていた。東京襲撃の報告を受け出動したマジンガーZだったが、新たな敵・戦闘獣の攻撃力は機械獣を遥かに凌駕しており大苦戦を強いられる。何とか敵を退け首都の壊滅は食い止めたものの、Zもかつてない大ダメージを受ける結果に終わった。さらに光子力研究所も襲われダイアナンAは大破、シローも生死をさまよう重傷を負ってしまう。シローへ大量の輸血を行ない最悪のコンディションの甲児と損傷の癒えないZの前に獣魔将軍が率いる戦闘獣軍団が迫る。

死を覚悟して出撃した甲児の必死の防戦も空しく、たちまち満身創痍と化すマジンガーZ。絶体絶命のピンチに新たなる勇者グレートマジンガーが颯爽と現れる。(ウィキペディアの当該記事より引用)

感想

結構、よくできているなぁというのが正直な感想です。

ファンの子供たちが書いた愛が溢れるマジンガーZの絵が流れるオープニングからのマジンガーZの絶体絶命のピンチの展開。そして新しくて強い新マジンガー”グレートマジンガー”の登場。若干ストーリー展開に無理があるものの、ファンの子供たちの度肝を抜く展開は上手いなぁと思います。

とにかく、あの無敵のマジンガーZがこれでもかっていうくらいズタボロにされていく姿と、颯爽と現れ次々に敵を倒していくグレートマジンガーのカッコ良さのギャップがたまらんです。

マジンガーZ対暗黒大将軍(プレビュー)


このOPいいんだよなぁ~。これだけ愛されているヒーローをファンの子供達の目の前でズタボロにしてしまおうっていうんだからすごい挑戦ですよ。

また忘れてはいけないのがボスボロットの存在。情に厚く本作でもピンチに陥った甲児のために戦うが、どうしてもコミカルになってしまうボス&ボスボロットが悲壮感漂う本作の雰囲気を随分緩和してて、制作スタッフもファンの子どもの心になるべく傷を残さないように配慮してんだなぁと感じました。

しかも本作では戦闘獣ダンテ撃破(まぁ偶然というかギャグ展開で)という金星まで挙げてくれます。

「かぶと~待ってろよ。今助けにいくぜ」と、ピンチのマジンガーZの所にいち早く駆けつけるためにボロットにミサイル状の飛行ユニットを下駄のように履かせて光子力研究所から射出します(ていうかなんで背負わせないんだ?)。飛行ユニットの部分がマジンガーZにとどめを刺さんとする戦闘獣ダンテに偶然激突、大爆発!それでダンテは撃破できたものの、すぐに他の戦闘獣のパンチを喰らって、今飛んできたルートで光子力研究所に逆戻り、そこでボスの「早いご帰還でした」のセリフには爆笑しました。

『マジンガーZ対暗黒大将軍』予告


作画はかなりいいと思います。本編の大半がアクションシーンですが、かなり迫力がある作画に仕上がっていますね。それからスタッフのボロットに対する異常な愛情のためかボロットがよく動いてくれて楽しいですね。

【スパロボZ】ボスボロット全武装


動画のシーンがまさに”ミサイルを履いたボロット”です。これをスパロボで再現してしまうあたりスパロボのスタッフも異常な愛情を注いでいますね~。

ところで、ここまで褒めてきましたが、もちろんツッコミどころも満載!

グレートマジンガーがいるならマジンガーZがズタボロになる前のもっと早くに出撃させておけよ!というのは序の口で、序盤から怪しさ満点の預言者の登場。この人味方なのです(正体は本編をご覧ください)が、わざわざそんな恰好して警告せんでも正面から言って協力してあげればいいのに。

一方、敵方のゴーゴン大公は偵察のためドクターヘルに協力していたクセにマジンガーZの存在を上司(本作のみの設定)の暗黒大将軍に報告してなかったために戦闘獣に被害が出てしまい激怒されます。ドクターヘルを散々苦しめてきたマジンガーZを上司に報告してないとか無能すぎます。というかゴーゴン大公経由じゃなくてもマジンガーZの存在くらい知っとけよ。

まぁやっぱり43分の尺に加え、子供向けということで強引かつ無理設定はいくつも散見されますね~。それでもロボットアニメ史に残る名作なのでこの機会にゼヒ観ていただきたいですね。

MAZINGER THE MOVIE Blu-ray VOL.1
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本作では剣鉄也が田中亮一、兜剣造が大塚周夫、暗黒大将軍が小林清志とTV版とはキャストが違うんですよね~。剣鉄也といえば野田圭一ってイメージだから違和感があるというか、逆に新鮮というか・・・。TV版とはパラレルワールドなんだと勝手に思っていますケドね。

こういうところも見どころですよ。

そうそう今回、この記事を書くためにTV版の最終回、第92話「デスマッチ!!甦れ我等のマジンガーZ」も併せて鑑賞しました。ストーリーの流れは劇場版『マジンガーZ対暗黒大将軍』の流れとほぼ一緒ですが、漂う悲壮感、絶望感は段違いでした。

劇場版の方ではなぜか自分の誕生日も忘れるくらい浮かれまくっていた甲児くん(劇場版ではドクターヘルを倒した後でもなさそうなのに)、逆にTV版ではドクターヘルを倒したものの取り逃がしたゴーゴン大公のことが気になり気が気でない甲児くん。また劇場版では仕事をしてなかったゴーゴン大公でしたが、TV版ではちゃんと仕事していたおかげでマジンガーZは戦闘獣には全く歯が立たずでした。

もしワタクシの子ども時代にリアルタイムで観ていたらTV版では間違いなく泣いてたでしょうね。ボロットも頑張ってくれるんですが、それでも拭えない悲壮感、絶望感はこれまたロボットアニメ史に残るものだと思います。機会があればTV版最終回も観ていただきたいですね。



放送局:東映チャンネル

放送日:2018年1月1日(月)12:30~13:30
2018年1月6日(土)16:30~17:30
2018年1月13日(土)16:30~17:30
2018年1月27日(土)16:30~17:30



『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』予告編2


グレートマジンガーも出てくるという情報を耳にしました!これは期待ですね!!

そういえば昔のマジンガーにはダサいゴーゴーダンスのシーンが出てきますが、さすがに新しい劇場版ではないんでしょうね~。

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これでようやく予告した作品については紹介終了です。もしかしたら明日、もう一本くらいとりあげるかも?期待しないでお待ちください。


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『マジンガーZ対デビルマン』スカパー課題アニメ映画2018年1月号その①

2017-12-25 01:54:24 | ロボットアニメ系
スカパー課題アニメ映画2018年1月号は予告通り複数の作品を取り上げます。今回はその①です。ではいってみましょう。

『マジンガーZ対デビルマン』

1973年7月18日に東映まんがまつりの一編として公開された日本のアニメーション映画。上映時間は43分です。

”東映まんがまつり”とは東映が1969年(昭和44年)から子供向け映画を数本まとめて春休み、夏休み、冬休みの時期にあわせて劇場公開したときのタイトルで、細かくいえば呼称も様々に変化しており、最終的には”東映アニメフェア”となって2002年まで続いたシリーズとなりました。

余談ですが、東映まんがまつりにはワタクシも幼少期にはお世話になりました。

それはさておき、今作はマジンガーZの劇場オリジナル作品としては本作が初であると同時に、今では定番となっているテレビアニメの劇場公開用オリジナル作品の先駆けだったります。ちなみにマジンガーZの劇場デビュー作は1973年春の東映まんがまつりで公開されたテレビ版第5話です。それからマジンガーZが飛行するための追加ユニット”ジェットスクランダー”のお披露目をテレビよりも早く行うという大胆さも忘れてはいけない点です。

さらにこの作品はその後に続く永井豪作品のクロスオーバー作品第一号であり、ワタクシが大ファンのゲームシリーズ『スーパーロボット大戦』の原点でもあるのです。

このように今作は”スーパーロボットアニメ映画”のパイオニアとしてアニメ史にその名を刻んでいるのです。

ちなみにタイトルには”対”とついてますが、マジンガーZとデビルマンは対決しません。まぁ目を引くタイトルではあります。

あらすじ


マジンガーZを駆る兜甲児と世界征服を企むドクターヘルとの戦いは日々激化していた。マジンガーZに手を焼いていたドクターヘルはデビルマンの宿敵デーモン族の実在を知ると、デーモン族をテレパシー操作光線を使って手なずけ、マジンガーZならびにデビルマンの抹殺を画策。一方兜甲児は、デビルマン・不動明に出会い、最初は反目しあうものの、共に戦うことを約束する。しかしデビルマンは機械獣&妖獣連合軍につかまってしまった。明に指摘された゛空からの攻撃に弱い゛という弱点を克服すべく開発された新兵器ジェットスクランダーを装備し救出へ向かうマジンガーZ。機械獣&妖獣連合軍との最後の戦いがはじまった。


感想

間違いなく子供向け作品です。そりゃもう清々しいくらいに子供向けです。43分という尺のためかストーリー展開は強引です。序盤の妖獣シレーヌの登場とか唐突過ぎです。それからあっさりドクターヘルに手なずけられるデーモン族の皆さん(といっても3体しかでてきませんが・・・)、最初から事情を話して協力すればいいのにけんか腰で登場する不動明(デビルマン)とツッコミどころも満載。

そのかわりにアクションシーンがとにかく多い。デーモン族3体に加え、機械獣が15体登場し、物語序盤からずっとマジンガーZが獅子奮迅に活躍してくれます。ジェットスクランダー装着前は空からの攻撃には弱いハズなんですが、それさえ微塵も見せない活躍っぷりには少し首をかしげてしまいましたが、派手に戦ってくれるマジンガーZは素直にカッコイイと感じました。

一方、デビルマンが何故か弱い。劇中の活躍はデーモン族に殺されそうになった甲児の弟・シローと弓さやかを助けたくらい。光子力研究所にせまる機械獣&妖獣連合軍の撃退に追われるマジンガーZに向かって「研究所は任せろ!」と大口を叩いておいて機械獣一体も倒せず敵につかまってしまう始末。マジンガーZの世界にデビルマンがゲスト出演している設定とはいえこれはひどいですね。当時ファンは怒らなかったのでしょうか?極め付きはラストシーン。去っていくデビルマンに「あ~デビルマンが行っちゃう!」と叫ぶシローに弓さやかが「大丈夫よシローちゃん、デビルマンは私たちの心の中に生き続けるから」(だいたいこんなセリフ)とか言っちゃうんです。”心の中に生き続ける”ってデビルマン、死んでませんから!!

こんな扱いですからね。なんか今作におけるデビルマンってマジンガーZの分まで苦戦を背負わされてるようにも感じましたね。きっと大人の理由とかあるんでしょうね・・・。二度も敵につかまってはマジンガーZに助けられるとかむしろ”ヒロインポジション”ですよ。


マジンガーZ対デビルマン 予告


特報の方の作画がヒドイですね。TV版の作画をそのまま流用したんでしょうね。”対”ってなってるのに「ついに手を握リあったのだ」って、相当なネタバレ。

まぁ本編の方の作画は悪くなかったですよ。TV版よりは丁寧な作画でしたし、なによりアクションシーンには力が入ってますからね~。個人的に印象的だったのは甲児と明のバイク対決のシーン序盤。疾走するバイクの作画は昨今にはない荒々しさで力強かったですね。まぁサーカスでも不可能なアクロバティックなバイク対決そのものはかなりシュールなんですがね・・・。

それから飛べないマジンガーZがボスたちのバイクとともに徒歩で研究所に帰還するシーンもかなりシュールでしたね~。今なら専用の運搬用のマシーンが出てくるんでしょうケドね。激しい戦いの最中なのに妙にほのぼのしてるシーンでした。

そうそう、もう一つ作画について印象的なことがありまして、それは水面に日が当たってきらめく表現(上の動画の1分40秒あたりをご覧ください)。本物の水のようにも見えました。あれ、今では見かけませんが、どうやってるんでしょうね?結構面白い表現だと思うのですが・・・。

いろいろツッコミどころのある本作ですが、スーパーロボットアニメ黎明期の先駆者としてバイタリティとチャレンジ精神に溢れた部分には強い魅力も感じます。子供向けとわかったうえで頭をからっぽにして観てもらえば結構楽しめたりすると思うのです。

それに最近のアニメに閉塞感を感じてる人には映像表現とか新鮮に感じちゃうかも?


放送局:東映チャンネル

放送日:2018年1月1日(月)11:00~12:00
    2018年1月6日(土)15:00~16:00
    2018年1月13日(土)15:00~16:00
    2018年1月27日(土)15:00~16:00



『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』予告編2


昔のマジンガーZに慣れてるからいろいろ違和感もありますが、それでもマジンガーZが作り続けられるのは嬉しいですね~。

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こっちも忘れてはいけないですね。ワタクシはすでに予約しました。マジンガー(”Z”とは限らないんですが)だけは絶対に出ますからね。

巨大ヒーローのクロスオーバーの原点である『マジンガーZ対デビルマン』がまさにスパロボの原点。そう考えると感慨深いものがあります。最近のスパロボは非ロボット作品も参戦するようになりましたから、デビルマンにもワンチャンあるかもしれませんね。その時はぜひちゃんと活躍させてほしいものです。

復刻!東映まんがまつり 1973年夏【DVD】
石丸博也,宮内洋,千葉治郎,池田駿介,神谷明
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)


こういうのもDVDが出てるんですねぇ。同時上映が『キカイダー01』第1話とか『バビル2世』第21話だったりと昔のまんがまつりって大部分がTV版をスクリーン用にブローアップしたものばかりなんですよね。

そんなんでもビデオメディアの発達してない時代だから十分だったんですよね~。その中に劇場オリジナル作品があるとより楽しめたでしょうね。

さて次回は『マジンガーZ対暗黒大将軍』です。年を越すまでには必ず書きますので乞うご期待。


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『楽園追放 -Expelled from Paradise-』スカパー課題アニメ映画2017年12月号

2017-11-20 00:51:57 | ロボットアニメ系
寒いですね~。11月というのに風邪をこじらせあやうく更新ができないところでした。正直、絶不調ですが、気合で書いていきますので乱文は許してちょ。

さて、今回はスカパー課題アニメ映画2017年12月号ということで『楽園追放 -Expelled from Paradise-』を紹介します。

前回の記事でも触れましたが、この企画は当初、当月のスカパーで放送されるアニメ映画を放送前に紹介・感想記事を書くというものでしたが、これでは月の上旬に放送される作品が取り上げにくいので記事を投稿する”次月”のアニメ映画を取り上げるということに変更いたしましたので、”12月号”となっております。


『楽園追放 -Expelled from Paradise-』

まず作品の概要から、2014年11月15日公開のアニメ映画。監督は水島精二(『地球防衛企業ダイ・ガード』『機動戦士ガンダム00』の監督)、演出は京田知己(『交響詩篇エウレカセブン』の監督)、脚本は虚淵玄(『翠星のガルガンティア 』『魔法少女まどか☆マギカ 』の脚本担当)。とワタクシでも知ってる豪華なスタッフを中心に作られました。また、メカニックの描写のみならず人物も含め全てがCGで表現された(フルCGアニメ)意欲作でもあります。ちなみにキャスティングは声優のみ起用でタレントのゲスト出演などもありません。


あらすじ

ナノマシン技術の暴走で地上文明が崩壊してしまった「ナノハザード」によって、廃墟と化した地球。人類の98%は地上と自らの肉体を捨て、データとなって電脳世界「ディーヴァ」で暮らすようになっていた。
西暦2400年、ディーヴァは異変に晒されていた。地上世界から謎のハッカー「フロンティアセッター」によるハッキングを受けていたのである。そこで捜査官アンジェラは、生身の身体・マテリアルボディを身にまとって地上世界へ降り立ち、現地の地上捜査員ディンゴと共にフロンティアセッターと世界の謎に迫る。(ウィキペディア当該記事より引用)


豪華声優陣が集結!映画『楽園追放 -Expelled from Paradise-』本予告編


無駄に露出度の高い衣装の女性キャラが主人公ってだけでワタクシはあんまり感心しないんですが、この作品はそういう”あざとさ”以上にストーリーとか演出とかがよくて気にならなかったです。まぁでも豪華声優の使いどころには少し疑問があるんですケドね・・・・。


感想

とにかく娯楽作品として優秀ですね。この映画104分あるんですが、あっという間に終わってしまう印象でした。それだけワタクシは面白がったってことでしょうね~。

ディーヴァの優秀な捜査官でありながらも”スレてない”アンジェラと過酷な地球に住むがゆえに”抜け目のない”ディンゴの対比。その二人が共に”フロンティアセッター”を追うことでコンビとして成熟していく過程は”バディもの”の王道の面白さがあります。

ついでにいうとディンゴというキャラがすごく魅力的。飄々としてディーヴァを恐れない態度。鋭い洞察力から手掛かりの少ないフロンティアセッターを追跡。あっと驚くフロンティアセッターの正体にも動じない度量の大きさ。若い男子ならば結構あこがれちゃうんじゃないでしょうか?

正直、アンジェラよりも主人公向きなスペック持ってるキャラですよ。

次に序盤と終盤に用意されたスピード感満点の”ロボットアクション”。演出の京田さんの『エウレカセブン』を観るようでした。ロボットのデザインも丸っこい奇抜なデザインで一見あんまりかっこよくないのですが、動くとこれがまたイイ!

でもロボットアクションのシーンが少ないのが残念。

ところでフルCGの作画ですが、全体的には悪くなかったですが、人物の表現においてCG独特の”テカリ”とか”ツルツル”した感が解消できてなくて少々安っぽい。このあたりは今後の進化を見守ることしかできないようです。

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それからなんといってもSFマインド溢れる、あっと驚く展開と日本人が大好きな浪花節をミックスしたストーリーが魅力的。

特に観てる人はフロンティアセッターの正体と目的に驚くと思います。ワタクシもいい意味でこれには期待を裏切られましたからね~。

世間では○○が人間に反旗を翻す作品ばっかり!でもこれは違うのです。

このあたりのことを全部書いちゃうとネタバレになっちゃうのでこのくらいにしておきますが、”フロンティアセッター”はかわいいヤツなんですよ~。こういうところが『ブレードランナー2049』になかったところですね。

それからSF作品は日常的でない用語を使うことも多いから小難しくなっちゃうんですが、この作品はすごくわかりやすいんです!SFに興味ない人でも勢いで観れちゃうと思います。このあたりは脚本とか演出の力が大きいのでしょうね。

ところでわかりやすいといって薄っぺらい作品なのかというとそれも違うのです。この作品はアンジェラたち電子情報化した人間とフロンティアセッターを対で描きながら根底には「人間とは何か?」という哲学的なテーマにも挑戦しています。そしてこの作品なりの回答を提示します(それを強く押し付けたりもしないのが、またいいのですよ)。

こういうのを娯楽の中にひっそり潜ませる作家性というのでしょうか?そのバランスも良くて小気味いです。SFに興味がない人でもオススメですよ。


放送局:AT-X


放送日:2017年12月3日(日)19:00~21:00

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小説で続編があるみたい。う~ん、あらすじを読んでもアニメ映画の方の余韻が壊されそうでそそられないなぁ・・・。

ということでスカパー課題アニメ映画2017年12月号いかがでしたでしょうか?ネタバレしないように書くのはやっぱり難しいですね。ではまた次回。

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新年から観てほしいロボットアニメ映画

2017-01-01 17:38:43 | ロボットアニメ系
明けましておめでとうございます。2017年もよろしくお願いします。

さて、予告通り新年一発目の記事は”年末年始に観てほしいアニメ映画”改め(年が明けたので)”新年から観てほしいロボットアニメ映画”でございます。

年末の記事”年末年始に観てほしいアニメ映画10選”ではジブリ映画以外、連続アニメ以外という縛りがあったのでロボットアニメが全然入ってなかったですね。

だってロボットアニメの映画ってだいたいテレビの総集編もしくはその続編なので予備知識のない状態で観ても全然話についていけないものになっている場合もあって選びづらかったんですよね。

でもロボットアニメ好きのワタクシですから、当初より番外編を企画していましたが、年末のアニメ映画10選の記事で意外に時間をとられてしまい、番外編が年明けになってしまいました。

今回の記事もスピード重視のため、あらすじは省略してますのでご了承ください。


『機動警察パトレイバー the Movie』

機動警察パトレイバー the Movie 予告


1989年に公開された押井守監督作品です。OVAから始まったメディアミックス作品ですが、その映画第一弾です。ロボット、キャラクターアニメの要素が強いものの1989年にコンピューターウィルスによる犯罪を描いた先進性は評価に値します。

また、比較的難解な押井作品にあってかなりわかりやすい映画でもあります。ワタクシが初めてまともに見たパトレイバーがこの作品で、予備知識がほとんどない状態でも楽しめたので選びました。

以前、このブログでもとりあげてます。そちらもどうぞ。

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高田明美,出渕裕,ヘッドギア,伊藤和典
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ロボットアニメですが、ロボットよりも人間の方が活躍する印象の強い作品ですね。まぁでもロボットアクションについても手は抜いていないので、これも見どころです。


『機動警察パトレイバー 2 the Movie』

機動警察パトレイバー2 the Movie 予告


1993年に公開された映画でこれも押井守監督作品です。

パトレイバー、押井守の連チャンとなりましたが、ワタクシ的に押井作品のベストワンなので選びました。

どちらかといえばコミカルなパトレイバーなのですが、この作品についてはかなりシリアスでリアル。ロボットアクションというより監督がこの作品で東京に”戦争”という状況を作り出すという思考実験を行ったため現代日本社会へのメッセージ性が強い作品に仕上がっています。

ゆえに少し説教くさい・・・・、いやいや、だいぶ説教くさい作品にもなっているのも確かなんですがね・・・。

でもこれまでのパトレイバーでは隊員たちのまとめ役だった後藤隊長が主人公で後藤節全開で活躍してくれるので、後藤隊長ファンのワタクシは痺れましたね。特に警察上層部との会議のシーンはアニメ史に残る名シーンなんじゃないかと。

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高田明美,ゆうきまさみ,ヘッドギア,伊藤和典
バンダイビジュアル


1998年にDVD化する際に音声は劇場公開版とDVD化のためにリニューアルした音声の2種類を収録し、以降ソフトの音声は劇場公開版とサウンドリニューアル版を同時収録するマルチオーディオ仕様になっているようですが、オススメは劇場公開版です。

劇場公開版は現実感や臨場感を強調する為、自衛官や民間人など主要キャスト以外の声に敢えて素人を起用していますが、この演出意図はばっちり当たっています。なんでサウンドリニューアル版なんか作ったのか?せっかくのリアルな話が嘘っぽくなっちゃうんですよね。

そういえば先日亡くなった根津甚八さんが出演されていますね。ご冥福をお祈りいたします。


『楽園追放 -Expelled from Paradise-』

水島精二監督×虚淵玄脚本!映画『楽園追放 -Expelled from Paradise-』予告編


水島精二監督、虚淵玄脚本による作品で、2014年に公開されました。

無駄に露出度の高い美少女キャラが主人公のアニメではありますが、SFマインドあふれるシナリオ、スピード感満点のロボットアクションと見どころがいっぱい。

それに全編フルCGで作画されているという技法的にも意欲的です。和製フルCGでよくぞここまで頑張ったと言いたいですね。

ここ最近生まれたロボットアニメではトップクラスに面白かったです。

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続編やってほしいんですが、予定はないのかな?


マクロスプラス movie edition

[MAD] Macross Plus - Azure Fortissimo

*予告編ではありません。BGMも劇中のものではありませんのでご注意を。

元々OVA全4話に約20分の新作カットを加え再編集した作品。カウボーイビバップの渡辺信一郎監督作品でもあります。

マクロスシリーズの一つですが、マクロス知らなくても全然話にはついていけますのでご安心を。

以前、このブログでもとりあげてます。そちらもどうぞ。

見どころは空戦のシーンでしょうね。手書きとは思いえないものすごいアクションの連続がテンションを上げてくれます。また渡辺監督は音楽へのこだわりも強いのでBGMも注目してください。

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ストーリーは切ない青春ものといったところです。誤解からの対立、和解をしての別離は案外、誰でも受け入れられる話なんじゃないでしょうか?

『ドラえもん のび太と鉄人兵団』

ドラえもんのび太の鉄人兵団   わたしが不思議


1986年公開されたシリーズ第7作目のドラえもん映画作品。芝山努監督作品です。

ロボットアニメというにはゲストの巨大ロボ・ザンダクロスの活躍シーンは少ないものの、SFマインド溢れる藤子・F・不二雄先生の原作を忠実にアニメ化しています。また、しずかちゃんに言わせた原作にないセリフのためこの作品のことをワタクシは原作を超えたと思っています。

ワタクシ、一番最初にこの作品を観たのは小学生時代ですが、その時はザンダクロスがあんまり活躍しないので不満がありました。でも大人になって見返すとそのストーリーの深さに感動しました。

地球侵略の先兵だったロボット・リルルが次第に人間を理解しのび太たちと心を通わせるようになる展開やラストのリルルが”天使になる”のシーンでは涙を流してしまいました。

ドラえもん映画と思って甘くみてほしくない作品ですね。

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人間とロボットとの対立と相互理解を描きながら、結局は”人間とは何か?”という深いテーマが根底にあるような気がします。そりゃ小学生にはわからんわ。

『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』


映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち~ 予告動画


2011年3月に公開されたドラえもん映画。寺本幸代監督による1986年の映画のリメイク作品です。

すみません。また鉄人兵団です。でも、これも素晴らしい作品なんですよ。

リメイクのため元からはアレンジされた部分も多くあり、賛否を分けているようです。しかし、ワタクシは全然気になりません。

ピッポという新キャラを出すことで1986年版では終盤に影の薄かったのび太とザンダクロスにドラマを持たせ、1986年版とは別の魅力を引き出しています。

まぁおかげでミクラスの影が薄くなるのですが・・・。

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リルルとピッポの関係性から人間とロボットの相互理解というより、異星人と地球人の相互理解の物語になっているのは大胆なアレンジではあり、賛否の分かれるところようですね。まぁそのまんまリメイクしてもねぇ~。

ワタクシ的には大活躍するザンダクロスが見れたので、小学生時代の不満が解消されてよかったんですがね。


『機動戦士ガンダム』劇場版三部作

劇場版ガンダム予告編 機動戦士ガンダムⅠ


劇場版 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編


劇場版ガンダム予告編 機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編


最後はこれでしょう。ご存じロボットアニメを作り続ける富野由悠季監督作品であり、リアルロボットアニメの元祖であり、ロボットアニメ史に燦然と輝くガンダムシリーズの最初のタイトルですね。

1980年10月にテレビシリーズの再編集に新作カットを追加してストーリー、設定を一部変更した劇場版の制作が発表され、第1作『機動戦士ガンダム』が1981年3月公開されました。その後、1981年7月に第2作『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』が、1982年3月に第3作は『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編』がそれぞれ公開されました。

会社の同僚がガンダムの話題をしていてもついていけないという人や、ガンダムってシリーズが多すぎてどれから観ていいかわからないという人のはとりあえずこれをオススメします。

ワタクシは大学生くらいの時に初めて観賞しましたが、大人でもひきつけられる物語ですね。

戦争に巻き込まれやむなく戦う少年が幾度も出会いと別れを経験することで成長し、最後に戦う理由、自分の居場所を見つける物語にはすごく感動したもんです。

テレビシリーズの再編集ということもあり、作画が良いとはいえない場面もありますが、シナリオのよさがそれをカバーしています。

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アニメを実写映画に近づきたいという富野監督の熱意がこもった作品であり、その潮流の原点になった記念碑的な作品でもあります。


ということで以上でございます。

意外にロボットアニメでも紹介できるものがあってよかったです。正月休みも残り少ないかもしれませんが、よかったら観てみてください。

ところで、ロボットアニメは今や斜陽のジャンル。今後に追加で紹介できる作品が出てくるんでしょうか?真剣に心配になってきます・・・。

まぁ気にしてもしょうがないので考えないことにします。


ではまた次回。



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今日はバーニィの命日だからな・・・・『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』

2015-12-25 23:14:31 | ロボットアニメ系
クリスマスだから、久々に『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』をさっきまで見てました。

だって、今日はバーニィことバーナード・ワイズマン伍長の命日だからです。

あぁやっぱりビデオレターのシーンでは泣きそうになってしまいますよね・・・。何度もこのシーンを見てるのに。

え~っと一応作品のことも紹介しておきますと。1989年からリリースされたガンダムシリーズ初のOVAシリーズであり、初めて富野由悠季以外が監督した作品でもあるという結構エポックな作品ですが、全6話と短いうえにMSによる戦闘描写が少ないので、ロボットアクション中心で見たい人には評判が悪い作品でもありますね。

知らない人のためにあらすじを紹介しときましょう。

連邦軍とジオン軍が行っていた後に”一年戦争”と呼ばれる最中、中立コロニー・リボーに住む少年アルはひょんなことからリボーに隠された連邦の新型モビルスーツ”ガンダム”を奪取または破壊する目的で侵入したジオン軍の特務部隊に仲間入りする。そしてアルは自分のお目付け役の新米兵士バーナード・ワイズマン伍長、通称”バーニィ”と交流を深めていく。その中でバーニィはアルの隣人である連邦軍の女性兵士クリスと出会い、互いに好意を抱くようになる。

ある日、ついにバーニィたちは作戦の日を迎えるが、クリスの駆る新型ガンダムの活躍により虎の子のMSは破壊されるなどし作戦は失敗。バーニィを残して部隊は全滅。作戦失敗を受けジオン軍はリボーを核攻撃することを決定し、バーニィも後ろ髪をひかれながらコロニーを離れようとするが、宇宙港にて電話で話す女性の話し声が耳に入り、リボーを守るために残ることを決意。核攻撃のあるクリスマスの日までに新型ガンダムを破壊する作戦をアルと二人で開始する。そしてクリスマス当日、バーニィはアルを残し新型ガンダムに挑んでいく、新型ガンダムのパイロットがクリスであることをしらずに・・・。

まぁ、”命日”って書いてあるからバーニィがどうなったかは書かずともお分かりと思います。しかも完全に犬○。これについては作品を見て確かめてほしいですね。

少年アルとジオン兵バーニィと連邦兵士クリスをめぐる物語の結末はアルの”成長”で締めくくられます。少年アルは戦争を”かっこいいもの”というような子供っぽい認識から大切な人同士が戦い、そして一方を失うという残酷な経験を経て、戦争とは”残酷で悲しい”であるというリアルな戦争への認識を持つように成長したのです。

それを決定的に促したのがバーニィの残したビデオレターではないでしょうか?自分はおそらく死ぬこと、しかし自分を殺した連邦兵を恨むなと説くバーニィの言葉はいつ聞いても心に響きます。

そしてなにより、このビデオレターは視聴者へ”リアルな戦争”を教えてくれているようにも思います。ロボットアニメで”リアルな戦争”っていうのも違和感がありますが、今作は敵味方両方(バーニィとクリス)に感情移入できるように作ってあり、だからこそ戦争の本質的な残酷さや、やるせなさを感じることができると思うのです。つまり”戦争の本質”を感じるということ、まさに”リアルな戦争”を知るということなのです。

正直、学校で”戦争教育”とかいっていろいろやるより、この作品を見せた方が何倍も学べると思うんですが・・・。それにしても戦争はいやですね~。世界情勢がどんどん、きな臭くなってきている昨今、世界中に今作を配信してほしいもんです。

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少年アル役の浪川さんは、今も声優として大活躍ですね。ガンダムUCのリディ少尉なんかは記憶に新しいですが、浪川さん以外の出演者のお声もすごく若くて逆に新鮮。

ハマーン様でお馴染みの榊原良子さんはバーニィが宇宙港からコロニー・リボーに留まるきっかけを作る電話で話す”酔っ払い女”の役もやっていますが(他にはアルの担任の先生)、この時の演技がすごくいい。

「フランチェスカなんて最低のコロニーじゃない!」はある意味名言なんですから、このシーンのためだけでも見る価値ありますぜ。

それからOP・EDの歌が抜群にいいんですよね~。最終和でEDがカラーになってからの歌がね、沁みるんですよ、心にね。

機動戦士ガンダム 0080 「ポケットの中の戦争」 Sound Sketch 1
ビデオ・サントラ
キングレコード


上の方でも書いてますが、ロボットによる戦闘描写よりもドラマ部分に力が入ってますから、ロボットアニメ苦手でも十分鑑賞できます。これから年末年始ですから、暇を持て余すんだったら観てみたらいかがでしょうか?

関連記事⇒訃報 辻谷耕史さん死去


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『ベイマックス』~清く正しい娯楽作品~

2015-01-04 19:02:11 | ロボットアニメ系
年越し前の話ですが、『ベイマックス』を観てきました。

まだ公開中の映画ですので極力ネタバレしないように感想を書いていきたいと思います。

その前にトップの画像ですが、手書きでベイマックスの顔を書いてみました。なんでかって言うと許可なしに画像使ってしまうとエライことになりそうだからです。

ちなみにベイマックスの顔デザインですが、日本の鈴の切れ込みを元にしているとのことで、シンプルなもんだからメチャクチャ書きやすかったです。

では、気を取り直して簡単にあらすじを書いときますと。

天才少年の主人公ヒロ・ハマダは目の前で不慮の事故により兄を失う。失意に沈むある日ヒロは兄の死が事故ではなかったことを知る。ヒロは兄の残したロボット”ベイマックス”や兄の大学の仲間とともに兄を死においやった仮面の人物に挑んでいく・・。

とまぁ、一番最初に見た予告とは全然ちがうストーリーでワタクシ、ビックリしました。

映画『ベイマックス』予告編


ちなみにこれが一番最初に見た予告だったと思うのですが、ただのお涙ちょうだい映画なんだと思っていました。ところがどっこい”清く正しく熱く楽しく、そしてちょっぴり泣けるヒーロー娯楽映画”でした。

まぁね、原作が6人の日本人スーパーヒーローを主人公としたマーベルコミックのアメコミ作品『ビッグ・ヒーロー・シックス』だというから納得なんですけどね。

さて、感想ですが・・・・。とにかく悔しい!だってすごく面白いんだもん!!!

少年が主人公でロボット出てくるヒーローアニメって日本が十八番のジャンルですからね。得意分野での日本アニメの敗北を認めざるを得ない作品でした。

とにかく画面、映像のすごさは半端ないです。さすがディズニー。さすがピクサーです。実写かと見紛うシーンや背景もありました。

でも作画面の細かさだけでなく、キャラの動きやアクションも面白かったです。

特にヒーローたちの戦い方がよかったですね。

大学でそれぞれ自分の研究する分野を武器に取り入れるアイデアは王道ですが、圧倒的なCG作画で戦ってる姿がかっこいいのです。

一番かっこよかったのがゴー・ゴー(ちなみに女性です)。大学で開発した電磁サスペンションを応用した車輪をパワードスーツの足につけて高速移動、車輪をフリスビーみたいに投げて攻撃などなど。映画のアクションシーンをスピーディかつダイナミックにしてくれています。

それから特に印象深ったのは一番非力なハニー・レモンが戦うシーン。得意分野の化学反応を応用してぶつけると凍結や凝固などのあらゆる変化を引き起こすボールで戦うんですが、ボールはハンドバッグ状の装置の中でその時の状況に応じて作ります。

なんだかRPGの補助魔法を使ってるみたいで面白いんです。これはぜひ映画館で見てほしいですね。

で、肝心のストーリーですが、王道そのもの。まぁ詳しくは言えませんがね。本当に娯楽映画です。少年が主人公で、ロボットがいて、仲間がいて、ヒーローになって戦う。日本では珍しくないストーリーでしょ?

あとは映画館でお確かめください。ワタクシが悔しいという理由がわかると思いますよ。


『ベイマックス』本予告編


これが最新の予告ですね。上に貼った予告編よりもヒーローものっぽい予告編になってますね。これを見ておけば映画館で面食らうこともなかったでしょうねぇ。

ところでこの映画なんですが、”ドラえもん”に少し似てる気がします。主人公が天才少年であること、ベイマックスが四次元ポケットを持っていないことを除けば、ヒロとベイマックスとの関係はのび太を見守るドラえもんそのものです(まぁドラの方は結構のび太にひどいこと言いますけど)。

また、ヒロの仲間たちも個性的でそれぞれ得意分野があります。ドラえもんの劇場版ではジャイアンやスネ夫ものび太の強い味方になってくれ、それぞれの得意分野で助けてくれます(ジャイアンは勇気や腕力、スネ夫はプラモ作成などなど)。

で、ドラえもんの最新映画ってのが・・・。

2015年映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記 Movie Doraemon 最新アニメ!特報!


おなじみのメンバーが秘密道具でヒーローになるらしいんですよね~。あっれ~、なんだかタイミングがいいですね。

まぁドラえもんに似てるなぁと思ったのはあくまでワタクシ個人の意見ですので、あしからず・・・。

話を『ベイマックス』に戻しまして・・・。

この映画ですが、ぜひ最初は映画館で見てほしいです。大画面でないとあの映像の凄さが伝わらないと思うからです。

映像の緻密さ、スピード感、ベイマックスのマシュマロ感もテレビの大きさでは小さすぎるのです。今回ほど映画館じゃなきゃだめだなぁ~と思った作品もないでしょう。

ベイマックス オリジナル・サウンドトラック (初回生産限定)
WALT DISNEY RECORDS
WALT DISNEY RECORDS



そうそう、書き忘れるところでしたが、今回は吹き替え版で観てきました。主要人物はほとんどプロ声優で菅野美穂以外は満足でしたよ。菅野美穂以外は。

まぁ菅野美穂が悪いワケじゃなくて役とあってないってことなんでしょうけどね。吹き替えでも満足度は変わらないと思いまいますのでご安心を。


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富野御大の最新作『ガンダム Gのレコンギスタ』が今秋公開予定!!

2014-03-21 22:53:41 | ロボットアニメ系
昨日行われた「機動戦士ガンダム35周年プロジェクト」発表会にてついについに”Gレコ”の正体がはっきりわかりましたね!

正式タイトルが『ガンダム Gのレコンギスタ』。

ファーストガンダムで描かれた宇宙世紀の次の世紀「リギルド・センチュリー」を舞台に、宇宙エレベーターを守る組織「キャピタルガード」のパイロット候補生・ベルリ・ゼナムの冒険を描くというストーリーらしいです。

やっぱりガンダムだったんですねぇ~。すごく楽しみ。PVも公開されました。

【ガンダム Gのレコンギスタ】PV1【富野監督の最新作】


初見での感想はキングゲイナーっぽいなぁ~ってこと。まぁキャラクターデザインは吉田健一さんで、メカデザインは安田朗さん、山根公利さんと聞いてあぁナルホドと思ってしまいました。

それから”今秋公開予定”とアナウンスされていますが、媒体がはっきり発表されていないことも気になるところですね。

”公開”だから劇場映画なんだろうかとも考えてしまうんですが、希望としては半年くらいTVのゴールデンタイムで見たいですね~。

これからの情報には注目ですね。

ちなみに「機動戦士ガンダム35周年プロジェクト」発表会では、この作品の他に「機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル」を2015年春から公開するとも発表しました。

シャアとセイラの幼少期のエピソードを4部構描くとのことです。これもまたすごく楽しみですね。

ワタクシ、今回の発表のおかげであと10年は戦えそうです!!(何と?)

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3月20日に何が発表になるのか?

2014-03-18 21:30:17 | ロボットアニメ系
1979年に放送した『機動戦士ガンダム』が今年2014年についに35周年を迎えました。

で、それを記念したサイトがオープン!そして3月20日の午後5時になにかが起こると予告しているのですが、いったい何が起こるんでしょう。

やっぱり新作発表でしょうか?かねてより話のあったファーストガンダムの漫画版『THE ORIGIN』のアニメの話でしょうか?それとも富野御大が制作しているという『Gレコ』でしょうか?それとも別の何かでしょうか?

いやぁスゲー気になる!

ワタクシ個人の希望としては『Gレコ』の発表だとうれしいんですがね~。御大のパワー漲るアニメを早く見たいですからね~。



ちなみに『Gレコ』の正式名称は『Gのレコンギスタ』っていうらしいんですが、どういう意味なんでしょうか?まぁGはこのイメージ画像見る限り、”ガンダム”なんでしょうケドね。

とにかく3月20日まであと数日。楽しみに待ちましょう!

機動戦士ガンダム Blu-ray メモリアルボックス
古谷徹,鈴置洋孝,飯塚昭三
バンダイビジュアル

やっぱりテレビ版が好きだなぁ~。「戦場は荒野」とか「ククルス・ドアンの島」とか渋くてすごく好き。



作画がヘンだっていいじゃない!味があるから!

機動戦士ガンダムUC [MOBILE SUIT GUNDAM UC] 7 (初回限定版) [Blu-ray]
内山昂輝,藤村歩,池田秀一
バンダイビジュアル


UCのOVAはついに完結ですな。35周年の年に合わせたんだろうか?


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