先週見てきたアニメ映画『カラフル』。
ブログで感想を書いて以来、原作である小説のほうにも興味が湧きまして、書店で探すものの、どっこにも置いてないのです・・・・。
よっぽど人気があるんですね・・・。
だって映画公開前には結構平積みされてたんですよ。
まぁそれはさておき時間はかかるケド、ネットで購入し、ついに今日それが届きました。
ワタクシが手にしたのは文春文庫版でアニメ版の宣伝用の帯がついてます。
先日見たアニメのことを思い出しながら表紙を開き、読み進めていきました。
途中で昼寝と夕食を挟んでいたものの数時間で読み終えました。
小説が短いって言いたいんじゃないんですよ。
それだけ面白かったってコト。久しぶりに一日で読了しましたよ。
超遅読のワタクシにはミラクルなことです。
内容はアニメとはだいたい同じです(あたりまえか)。
大きく違うことはプラプラのイメージに加え、原作である小説の方がより家族のことを書いていて、アニメ版はより早乙女くんのことを書いているということでしょうね。
正直、”ぼく”と早乙女くんの廃線巡りのエピソードがまるまるアニメオリジナルだったことに驚きましたね。
プラプラも大人か子供かの違いがるとはいえ、イメージが大きく開いているってことも感じませんでした。
まぁ関西弁を話すアニメには賛否あるみたいですが、小説の方も標準語使ってるとは書いてないんですから、実は・・・・、ってことはないですね。
かと言ってどちらかが良くて、悪いってことではなくどっちも面白いですね、それぞれの味があって。
まぁ原作ファンの方にはアニメ版のこと批判してる人もいるみたいですが、アニメから入ったクチとしてはどっちもいいなぁって感想しか残らないですね~。それってちょっと卑怯?
クライマックスはやっぱり終盤の食卓のシーンだし、ラストもまぁ同じ。
アニメの方がちょっぴり楽しい(?)エピローグも追加されてて、それはそれでいいカンジなんでよなぁ。
でもお母さんの描き方は小説の方がよかったかな?アニメ版はちょっとかわいそうすぎるんだよね。ただただ、不幸なだけ・・・。
実際、小説よりもしんどい目にあってますよね(義母の介護とか)。
小説の方がお母さんのカワイイ(”ぼく”が飽きっぽいと指摘するシーンのお母さんの反応は実にカワイイです)ところが描かれてていろんな”色”持つ人間ってことがよく描かれてると思います。
まぁなんにしても小説とアニメがまったく同じなんてことはありえないし、そう作るんだったら絶対に面白くならないですよ。
だって原作が一番面白いに決まってるんだから・・・。
原作者とは違う人が原作とは違う何かをしてこそ、原作と肩を並べるくらいになると思うんですよね。
おっと、ついついアニメとの比較ばっかりになっちゃいましたね。
この本を読みながら、ずっと感心していたのが、中学生の”ぼく”の生態がすごく上手く表現されてるってこと。
森さん女性なのによく中学生の男子のことよくわかってるんですよ。
読みながら時々自分にも当てはまることがあってドッキリするなんてこともありました。
それから、すごく文章が読みやすいです。全体的にコミカルな文体で、セリフも生きてる人間の吐く言葉になっていて親しみやすい。
だからこそ、超遅読のワタクシでもひっかることなく読み進められたんでしょうね。
日ごろあんまり読書をしない人にもオススメの作品ですので、ぜひ読んでみてください。
生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。不朽の名作ついに登場。
(Amazonの商品の説明より引用)
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よっぽど人気があるんですね・・・。
だって映画公開前には結構平積みされてたんですよ。
まぁそれはさておき時間はかかるケド、ネットで購入し、ついに今日それが届きました。
ワタクシが手にしたのは文春文庫版でアニメ版の宣伝用の帯がついてます。
先日見たアニメのことを思い出しながら表紙を開き、読み進めていきました。
途中で昼寝と夕食を挟んでいたものの数時間で読み終えました。
小説が短いって言いたいんじゃないんですよ。
それだけ面白かったってコト。久しぶりに一日で読了しましたよ。
超遅読のワタクシにはミラクルなことです。
内容はアニメとはだいたい同じです(あたりまえか)。
大きく違うことはプラプラのイメージに加え、原作である小説の方がより家族のことを書いていて、アニメ版はより早乙女くんのことを書いているということでしょうね。
正直、”ぼく”と早乙女くんの廃線巡りのエピソードがまるまるアニメオリジナルだったことに驚きましたね。
プラプラも大人か子供かの違いがるとはいえ、イメージが大きく開いているってことも感じませんでした。
まぁ関西弁を話すアニメには賛否あるみたいですが、小説の方も標準語使ってるとは書いてないんですから、実は・・・・、ってことはないですね。
かと言ってどちらかが良くて、悪いってことではなくどっちも面白いですね、それぞれの味があって。
まぁ原作ファンの方にはアニメ版のこと批判してる人もいるみたいですが、アニメから入ったクチとしてはどっちもいいなぁって感想しか残らないですね~。それってちょっと卑怯?
クライマックスはやっぱり終盤の食卓のシーンだし、ラストもまぁ同じ。
アニメの方がちょっぴり楽しい(?)エピローグも追加されてて、それはそれでいいカンジなんでよなぁ。
でもお母さんの描き方は小説の方がよかったかな?アニメ版はちょっとかわいそうすぎるんだよね。ただただ、不幸なだけ・・・。
実際、小説よりもしんどい目にあってますよね(義母の介護とか)。
小説の方がお母さんのカワイイ(”ぼく”が飽きっぽいと指摘するシーンのお母さんの反応は実にカワイイです)ところが描かれてていろんな”色”持つ人間ってことがよく描かれてると思います。
まぁなんにしても小説とアニメがまったく同じなんてことはありえないし、そう作るんだったら絶対に面白くならないですよ。
だって原作が一番面白いに決まってるんだから・・・。
原作者とは違う人が原作とは違う何かをしてこそ、原作と肩を並べるくらいになると思うんですよね。
おっと、ついついアニメとの比較ばっかりになっちゃいましたね。
この本を読みながら、ずっと感心していたのが、中学生の”ぼく”の生態がすごく上手く表現されてるってこと。
森さん女性なのによく中学生の男子のことよくわかってるんですよ。
読みながら時々自分にも当てはまることがあってドッキリするなんてこともありました。
それから、すごく文章が読みやすいです。全体的にコミカルな文体で、セリフも生きてる人間の吐く言葉になっていて親しみやすい。
だからこそ、超遅読のワタクシでもひっかることなく読み進められたんでしょうね。
日ごろあんまり読書をしない人にもオススメの作品ですので、ぜひ読んでみてください。
カラフル (文春文庫) | |
森 絵都 | |
文藝春秋 |
生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。不朽の名作ついに登場。
(Amazonの商品の説明より引用)
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