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『 スーパースターフォース 時空暦の秘密(1986)』
どんなゲーム?
1986年11月11日、名作シューティングゲーム『スターフォース』(1984)のオリジナル版権を持つテクモ(現・コーエーテクモゲームス)がその続編として発売したファミリーコンピュータ用のゲーム。
前作のような純粋なシューティングゲームではなく縦スクロールシューティングとダンジョン探索型アクションRPGが融合した個性的なシステムになっています。
プレイヤーは主人公ラルフとなって、時空間戦闘機ネオ・ファイナルスターに搭乗し、タイムトラベルと歴史の書き換えを繰り返しながら時空暦の謎に迫ることになります。
全8ステージ構成でそれぞれ年代が設定されており、一度到達した時代は最終ステージを除きワープゾーンを使用することで行き来が可能。プレイヤーは”時の秘石”を探し求め、各時代を渡り歩くことになります。
さらにステージは上空エリアと地上エリアに分かれています。上空エリアは縦スクロールシューティング、地上エリアはトップビューのアクションRPGに切り替わります。
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上空エリアはあるステージを除けばループし、ステージボスも配置されていません。
時の秘石は地上エリアに隠されていますが、地上エリアの入口はその時代に来てすぐの段階ではまだ入れず、他の時代の上空エリアで入口を出現させるための謎解き(歴史改変)をこなし、フラグを立てなければなりません。
また雑魚敵を倒してタイムを貯めることができるのも上空エリアのみです。タイムは他の時代へワープするためのコストであり、アイテムを買うためのお金、地上エリアでの自キャラのHP代わりにもなります。
なお自機が撃墜されると貯めたタイムが半分になってしまうペナルティがあり、自機が全てなくなるとゲームオーバーです。
前作同様に非常にストイック。油断するとすぐに撃墜されます。また時代を遡るほど敵の弾幕が多くなり難易度があがっていきます。
ゲームスタートするとAD2010年の上空エリアから開始します。
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地上エリアはダンジョンになっていて行く手を邪魔する敵キャラを倒しつつ、どこかに隠された時の秘石の探索します。
探索には爆弾を使い隠し部屋や隠し通路を見つけつつ進めていきます。
またここでは上空エリアで貯めたタイムがHPの代わりになり、アイテムを買う際のお金になります。敵との戦いで所持タイムが0になると強制的に上空エリアへと戻されますが、自機が減ることはありません。
ちなみに地上エリアの敵を倒してもタイムは増えません。
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上空エリア、地上エリア共にノルムという商人がいて謎解きに必要な情報をくれたり、タイムと引換に各種アイテムを売ってくれます。
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ステータス画面です。上3/4が時代ごとのアイテム欄になっていて、残りが共通のアイテム欄です。ゲームオーバーになった場合タイムは0になるものの獲得したアイテムはそのままの状態で再スタートできます。
ただし、パスワードなどゲームの進行を記録するシステムが採用されておらず、電源を切ってしまうとゲーム最初からのスタートになってしまいます。
ちなみにゲームセンターCXの第111回にて有野課長が挑戦したゲームです。
どんなストーリー?
時空暦2010年、暗黒星ゴーデスとの闘いは終わった。しかし、謎は残された。敵星ゴーデスとは何だったのか? あの闘いはいったい……
だが、さらに根本的な謎があった。時空暦……そう、時間と空間が入り乱れたこの時空宇宙は、どのようにして形成されたのか。すべての秘密は時空暦元年に集約されている。はたして、時空暦0001年に何があったのか?
時空暦の秘密を解き明かすため、戦士は耐時空間移動用の設計が施されたネオ・ファイナルスターで、今再び闘いの旅に立つ。
―――時空暦元年(DA0001)を目指して!(「げーむのせつめいしょ(仮)」の当該ページより引用)
感想
STGとアクションRPGを融合させた独創的で意欲的なアイデアは面白いの一言ですね。
まぁ本作全てを褒めるワケにはいきませんが、他のゲームとの差別化に果敢に挑んだ熱意は感じることができましたね。
それから意外にBGMが良くてゲームの楽しさを支えていると感じました。
それにしても、かなり歯ごたえのあるゲームでしたね~。シューティングにしても謎解きにしても一筋縄ではいかなかったです。
特に謎解きはヒントが少なく、早い段階で攻略サイトを参考しながらプレイしていました・・・。
それでもクリアしたときに達成感があったのはシューティングがストイックだったからでしょうね~。
8ステージしかない構成ながら、ゲーム後半にはプレイヤーを甘やかさないほどの弾幕!ワタクシも幾度となく撃墜されました。
3つまで購入できるバリアのおかげでシューティング下手なワタクシでもなんとかクリアまでたどり着くことができました。
まぁ残念ながら今回もえげつないほどステートセーブには頼りましたが・・・・。
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コイツがかの有名な(?)ゴーデスです。本作の諸悪の根源的存在。あるステージのラストに待ち構えています。
ワタクシはゲームセンターCXや攻略サイトでゴーデス戦後の展開を知っていたのでバリア節約のためノーバリア状態で戦いを挑んだんですが、容赦のない弾幕のおかげで全然上手くいかない・・・。
どうしようもないので3つのストックのうち1つ使ってしまいました。いや~さすがにゴーデスは強かった!でもそのおかげで倒した時の達成感は格別でしたな~。
ファミコン スーパースターフォース時空暦の秘密 #1
上空エリアはギリギリで敵をよけるスリルと快感がたまらなかったです。
こつこつ貯めたタイムでアイテム購入し自機をパワーアップさせるシステムもシューティング下手なプレイヤーの救済策になっているし好印象でした。
まぁバリアがあっという間に効果を失ってしまう弾幕の数に『スターフォース』シリーズのストイックさを感じましたケドね。
一方、地上エリアはHP代わりのタイムをしっかり貯めて挑む(MAXは99990)とかなりゴリ押しが効きました。ワタクシが準備に時間をかけ過ぎたこともあるのでしょうが、おかげで地上エリアにはスリルを感じることがほぼありませんでした。
しかも地上エリアのザコ敵を倒したところでメリットがないのも物足りない。タイムももらえなければドロップアイテムもなく敵を蹴散らしていくモチベーションが上がらなかったですね~。
それからダンジョンの主な謎解きである”爆弾での隠し扉探し”のヒントが少なくて泣きました。しかも片っ端から爆弾で壁を吹っ飛ばしていかないといけないのに爆弾がMAXで9つしかもてない!!
タイムさえあれば追加で買えるとはいえ不親切な仕様でした。おかげで攻略サイトに頼ってしまったワケです(言い訳がましい!)。
こういった部分をもう少し詰めてもらえると地上エリアももっと楽しめたのかな~と思いました。
それでもゲームの上手い人はどんどん進めて遊べるし、下手な人はコツコツ遊べるという幅の広さは評価したいです。
それに少しネタバレになりますが、バッドとグッドのマルチエンディングを採用している点は高評価ですね。
しかも2つのエンディングを見ないと”時空暦の秘密”が理解できないというのも素敵でした。
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ラストステージに待ち構える建物の中央の青い宝石(?)を破壊するとバッ〇エンドになってしまいます。でもそのエンドの方が文字数が多くてグッとくるという・・・。
ただね~本作は攻略に時間がいろいろ必要にも関わらず、セーブ機能がないのですよ~。
せっかく苦労して進めたのに電源をOFFにしたら全てパァ~になってしまうのはあまりに残酷でむなしいです。
1986年当時の小学生ってゲームに理解のない親が多くて、その目を盗んでゲームを遊んでるんだから、テクモさんもこの点の配慮が欲しかったですね~。
これが本作一番のガッカリポイントですね。
今のところバーチャルコンソールなどでの配信はありません。遊ぶなら実機ということになります。中古ならば安価で入手できるゲームなので興味のある方は遊んでみてください。
今回もステートセーブ、連射機能には大いに助けてもらいました。使えば使うほど最強の互換機と思ってしまいますね。
これさえあれば過去にクリアできなかったゲームもリベンジできるかも?
本作と直接関係ないのですが、特典挑戦の『ボンバーマン』は必見です。有野課長と東島さんのゴーデスをめぐるやり取りが面白すぎました。
ということで今回はここまで、次回乞うご期待!
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どんなゲーム?
1986年11月11日、名作シューティングゲーム『スターフォース』(1984)のオリジナル版権を持つテクモ(現・コーエーテクモゲームス)がその続編として発売したファミリーコンピュータ用のゲーム。
前作のような純粋なシューティングゲームではなく縦スクロールシューティングとダンジョン探索型アクションRPGが融合した個性的なシステムになっています。
プレイヤーは主人公ラルフとなって、時空間戦闘機ネオ・ファイナルスターに搭乗し、タイムトラベルと歴史の書き換えを繰り返しながら時空暦の謎に迫ることになります。
全8ステージ構成でそれぞれ年代が設定されており、一度到達した時代は最終ステージを除きワープゾーンを使用することで行き来が可能。プレイヤーは”時の秘石”を探し求め、各時代を渡り歩くことになります。
さらにステージは上空エリアと地上エリアに分かれています。上空エリアは縦スクロールシューティング、地上エリアはトップビューのアクションRPGに切り替わります。
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上空エリアはあるステージを除けばループし、ステージボスも配置されていません。
時の秘石は地上エリアに隠されていますが、地上エリアの入口はその時代に来てすぐの段階ではまだ入れず、他の時代の上空エリアで入口を出現させるための謎解き(歴史改変)をこなし、フラグを立てなければなりません。
また雑魚敵を倒してタイムを貯めることができるのも上空エリアのみです。タイムは他の時代へワープするためのコストであり、アイテムを買うためのお金、地上エリアでの自キャラのHP代わりにもなります。
なお自機が撃墜されると貯めたタイムが半分になってしまうペナルティがあり、自機が全てなくなるとゲームオーバーです。
前作同様に非常にストイック。油断するとすぐに撃墜されます。また時代を遡るほど敵の弾幕が多くなり難易度があがっていきます。
ゲームスタートするとAD2010年の上空エリアから開始します。
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地上エリアはダンジョンになっていて行く手を邪魔する敵キャラを倒しつつ、どこかに隠された時の秘石の探索します。
探索には爆弾を使い隠し部屋や隠し通路を見つけつつ進めていきます。
またここでは上空エリアで貯めたタイムがHPの代わりになり、アイテムを買う際のお金になります。敵との戦いで所持タイムが0になると強制的に上空エリアへと戻されますが、自機が減ることはありません。
ちなみに地上エリアの敵を倒してもタイムは増えません。
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上空エリア、地上エリア共にノルムという商人がいて謎解きに必要な情報をくれたり、タイムと引換に各種アイテムを売ってくれます。
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ステータス画面です。上3/4が時代ごとのアイテム欄になっていて、残りが共通のアイテム欄です。ゲームオーバーになった場合タイムは0になるものの獲得したアイテムはそのままの状態で再スタートできます。
ただし、パスワードなどゲームの進行を記録するシステムが採用されておらず、電源を切ってしまうとゲーム最初からのスタートになってしまいます。
ちなみにゲームセンターCXの第111回にて有野課長が挑戦したゲームです。
どんなストーリー?
時空暦2010年、暗黒星ゴーデスとの闘いは終わった。しかし、謎は残された。敵星ゴーデスとは何だったのか? あの闘いはいったい……
だが、さらに根本的な謎があった。時空暦……そう、時間と空間が入り乱れたこの時空宇宙は、どのようにして形成されたのか。すべての秘密は時空暦元年に集約されている。はたして、時空暦0001年に何があったのか?
時空暦の秘密を解き明かすため、戦士は耐時空間移動用の設計が施されたネオ・ファイナルスターで、今再び闘いの旅に立つ。
―――時空暦元年(DA0001)を目指して!(「げーむのせつめいしょ(仮)」の当該ページより引用)
感想
STGとアクションRPGを融合させた独創的で意欲的なアイデアは面白いの一言ですね。
まぁ本作全てを褒めるワケにはいきませんが、他のゲームとの差別化に果敢に挑んだ熱意は感じることができましたね。
それから意外にBGMが良くてゲームの楽しさを支えていると感じました。
それにしても、かなり歯ごたえのあるゲームでしたね~。シューティングにしても謎解きにしても一筋縄ではいかなかったです。
特に謎解きはヒントが少なく、早い段階で攻略サイトを参考しながらプレイしていました・・・。
それでもクリアしたときに達成感があったのはシューティングがストイックだったからでしょうね~。
8ステージしかない構成ながら、ゲーム後半にはプレイヤーを甘やかさないほどの弾幕!ワタクシも幾度となく撃墜されました。
3つまで購入できるバリアのおかげでシューティング下手なワタクシでもなんとかクリアまでたどり着くことができました。
まぁ残念ながら今回もえげつないほどステートセーブには頼りましたが・・・・。
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コイツがかの有名な(?)ゴーデスです。本作の諸悪の根源的存在。あるステージのラストに待ち構えています。
ワタクシはゲームセンターCXや攻略サイトでゴーデス戦後の展開を知っていたのでバリア節約のためノーバリア状態で戦いを挑んだんですが、容赦のない弾幕のおかげで全然上手くいかない・・・。
どうしようもないので3つのストックのうち1つ使ってしまいました。いや~さすがにゴーデスは強かった!でもそのおかげで倒した時の達成感は格別でしたな~。
ファミコン スーパースターフォース時空暦の秘密 #1
上空エリアはギリギリで敵をよけるスリルと快感がたまらなかったです。
こつこつ貯めたタイムでアイテム購入し自機をパワーアップさせるシステムもシューティング下手なプレイヤーの救済策になっているし好印象でした。
まぁバリアがあっという間に効果を失ってしまう弾幕の数に『スターフォース』シリーズのストイックさを感じましたケドね。
一方、地上エリアはHP代わりのタイムをしっかり貯めて挑む(MAXは99990)とかなりゴリ押しが効きました。ワタクシが準備に時間をかけ過ぎたこともあるのでしょうが、おかげで地上エリアにはスリルを感じることがほぼありませんでした。
しかも地上エリアのザコ敵を倒したところでメリットがないのも物足りない。タイムももらえなければドロップアイテムもなく敵を蹴散らしていくモチベーションが上がらなかったですね~。
それからダンジョンの主な謎解きである”爆弾での隠し扉探し”のヒントが少なくて泣きました。しかも片っ端から爆弾で壁を吹っ飛ばしていかないといけないのに爆弾がMAXで9つしかもてない!!
タイムさえあれば追加で買えるとはいえ不親切な仕様でした。おかげで攻略サイトに頼ってしまったワケです(言い訳がましい!)。
こういった部分をもう少し詰めてもらえると地上エリアももっと楽しめたのかな~と思いました。
それでもゲームの上手い人はどんどん進めて遊べるし、下手な人はコツコツ遊べるという幅の広さは評価したいです。
それに少しネタバレになりますが、バッドとグッドのマルチエンディングを採用している点は高評価ですね。
しかも2つのエンディングを見ないと”時空暦の秘密”が理解できないというのも素敵でした。
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ラストステージに待ち構える建物の中央の青い宝石(?)を破壊するとバッ〇エンドになってしまいます。でもそのエンドの方が文字数が多くてグッとくるという・・・。
ただね~本作は攻略に時間がいろいろ必要にも関わらず、セーブ機能がないのですよ~。
せっかく苦労して進めたのに電源をOFFにしたら全てパァ~になってしまうのはあまりに残酷でむなしいです。
1986年当時の小学生ってゲームに理解のない親が多くて、その目を盗んでゲームを遊んでるんだから、テクモさんもこの点の配慮が欲しかったですね~。
これが本作一番のガッカリポイントですね。
![]() | スーパースターフォース |
テクモ | |
テクモ |
今のところバーチャルコンソールなどでの配信はありません。遊ぶなら実機ということになります。中古ならば安価で入手できるゲームなので興味のある方は遊んでみてください。
![]() | レトロフリーク (レトロゲーム互換機) (コントローラーアダプターセット) 【Amazon.co.jp限定】 コントローラー +1個、オリジナルカラー仕様 |
サイバーガジェット | |
サイバーガジェット |
今回もステートセーブ、連射機能には大いに助けてもらいました。使えば使うほど最強の互換機と思ってしまいますね。
これさえあれば過去にクリアできなかったゲームもリベンジできるかも?
![]() | ゲームセンターCX DVD-BOX4 |
有野晋哉 | |
Happinet(SB)(D) |
本作と直接関係ないのですが、特典挑戦の『ボンバーマン』は必見です。有野課長と東島さんのゴーデスをめぐるやり取りが面白すぎました。
ということで今回はここまで、次回乞うご期待!
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