カツ、天ぷらなど食欲をそそる食べ物は家で作らないと決めた。
高くても外で美味しい食材を使った、プロが揚げた出来立ての天ぷらは美味しい。
家庭の味があってもいいが、妻が他界してからは仕事もあるので時間をかけて家で天ぷらを楽しめる様には思えない。
また天ぷらは揚げたてを食べるほうが美味しいし、後片付けやたまにしかしない天ぷらの為に、油を鮮度良く管理することも難しい。
もっと言えば色んな食材を天ぷらにしたいと考えるとせっかくの鮮度のいい材料を余らせる事にも繋がるので家で作らない宣言をした。
どうしても食べたいなら外で食べるか買ってくるか。
いわゆる高級天ぷら店だと、おまかせにすればその時々の旬の食材をプロが、それこそ綺麗な油でカリッとサクッと揚げてくれる。
塩で食べるにせよ、天然塩であったり、天つゆでもちゃんと出汁をとったもの。
珍しいところでは梅肉、抹茶、柚子などで食べさせてくれるところもある。
立派すぎない所でも、和食を出してくれる美味しいお店ならちゃんとした天ぷらが食べられる。
カツになればなおさら。
カツは天ぷらに比べて食材が大きいことが多いから、家庭用のフライ用鍋だと食材一つずつ揚げなければ油の温度が下がりすぎるし、かと言って大きな鍋だと油の量が半端なくなる。
美味しいコロッケならラードをふんだんに使った揚げ油がいいけどそうなるとさらに油の管理が大変になる。
とんかつ揚げるなら、小麦粉、パン粉、卵を使うがこれらは衣として使う為だけなのでどうしても使い切ることはない。残ったこれらの食材を保存するが、どれだけ長くてもせいぜい1ヶ月以内に使い切りたい。
そんな事を頭の隅に覚えておいてメニューを考えるって結構ストレスな事。
だから天ぷらもカツも買ってくるか外で食べると決めた。
天ぷらもカツも普通に大好きだけど、いや大好きだからこそ外で食べる。
旬の食材をいろいろ楽しめる。コスパを厳密に計算したわけではないが、きっとそんなに悪いわけじゃないだろう。
育ち盛りの子どもいる家庭なら、そんな事言ってられないだろう。子どもたちは何故かカツも天ぷらも大好きだ。作れば作っただけ食べる。モリモリ美味しそうに食べている姿は作り甲斐を感じさせてくれる。おいしいと言ってくれるだけで大変さも薄れる。
けども、揚げ物は準備も片付けも大変なのだ。出来るだけ皆んなで、準備から片付けまでやる事をお勧めする。
ほら、こんなブログを書くから揚げ物食べたくなってきたじゃん。
この季節なら春の野菜の天ぷらかな。
でも本当はレンコンの天ぷら、ナスの天ぷら、鱚の天ぷらが好き。
フライものならラードで揚げたコロッケ。とんかつ。
揚げ物の定番の鶏の唐揚げも外せない。
やっぱり今日のお昼ごはんは天ぷら定食かな。