とある仕事で、お客様から「この設計をお願いします」と言われる。
当然ながら、設計の前提となる「要件」が必要なのだけども、それを「確定」するのは、「設計」を依頼したお客様の仕事のはずだけども・・・
たまたま、その会社ではずっと設計を内製していて、ふんわりした要件を元に設計しながら要件を確定させる仕事のやり方を続けきた。
だからそのお客様には、「要件確定」が設計の中にあるというのが「常識」だった。
まさかそこでもめるとは思わず。
「いえ、お客様に要件確定していただかないとこちらは設計を進められません」
「そんなことないでしょ」
とらちがあかず。
このお客様の仕事のやり方がいいとか悪いとかではなく、
一般的な品質保証のプロセスを考えると、要件を確定させる仕事と、設計する仕事は別であり、それぞれの仕事の区切りできちんと「検証」して要件の正しさ、矛盾のなさ、無駄のなさ、重複のなさ、妥当性を評価されなければならない。
たまたま、それを正当なプロセスと考えている側と、そんなことを知らずにこれまでやってこられたお客様とでこの問題が起きた。
仕事として対価をいただき請け負う限りにおいては、責任の線引きをおろそかにしてはいけない。当然のことながら、この話は曖昧にせず協議して、結局お客様は自社で設計までを引き取られた。
さて、この仕事のやり方、世間一般で通用するのかなぁとお客様のことが心配になった。
一つの企業に長く勤める、定年まで勤め上げるのが美徳というのも否定はしないが、一方でその企業でしか通用しない純粋培養された職業人、いや会社人間を作っているのではないかと懸念する。
世間知らずで定年になって世間に放り出されて果たしてたくましく生きていけるのだろうか?
当然ながら、設計の前提となる「要件」が必要なのだけども、それを「確定」するのは、「設計」を依頼したお客様の仕事のはずだけども・・・
たまたま、その会社ではずっと設計を内製していて、ふんわりした要件を元に設計しながら要件を確定させる仕事のやり方を続けきた。
だからそのお客様には、「要件確定」が設計の中にあるというのが「常識」だった。
まさかそこでもめるとは思わず。
「いえ、お客様に要件確定していただかないとこちらは設計を進められません」
「そんなことないでしょ」
とらちがあかず。
このお客様の仕事のやり方がいいとか悪いとかではなく、
一般的な品質保証のプロセスを考えると、要件を確定させる仕事と、設計する仕事は別であり、それぞれの仕事の区切りできちんと「検証」して要件の正しさ、矛盾のなさ、無駄のなさ、重複のなさ、妥当性を評価されなければならない。
たまたま、それを正当なプロセスと考えている側と、そんなことを知らずにこれまでやってこられたお客様とでこの問題が起きた。
仕事として対価をいただき請け負う限りにおいては、責任の線引きをおろそかにしてはいけない。当然のことながら、この話は曖昧にせず協議して、結局お客様は自社で設計までを引き取られた。
さて、この仕事のやり方、世間一般で通用するのかなぁとお客様のことが心配になった。
一つの企業に長く勤める、定年まで勤め上げるのが美徳というのも否定はしないが、一方でその企業でしか通用しない純粋培養された職業人、いや会社人間を作っているのではないかと懸念する。
世間知らずで定年になって世間に放り出されて果たしてたくましく生きていけるのだろうか?