18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

ジャック・リーチャー Never Go Back

2016-11-21 09:10:00 | 映画

トム・クルーズ主演の「アウトロー」の続編。一匹オオカミのハードボイルドサスペンスアクション。

もうこの手の映画を作らせたら、テンポ感も緊迫感もカッコ良さもお手の物。トム・クルーズの独壇場だなぁとつくづく思う。

アクションで言えば、ミッション・インポッシブルが彼の代表作だけど、ハードボイルド色を上げて、一匹オオカミを貫く点がうまく作り上げられていて、それぞれ魅力あるシリーズになっている。

原作を読んだことがないのでなんとも言えないけど、もっとハードボイルド色を強めて欲しいなぁなんて欲張ったことを考えてしまう。

でないとミッションインポッシブルと似てくるといらぬ心配が出てくるからね。

とは言っても充分楽しめる映画。

監督・脚本: エドワード・ズウィック
脚本: マーシャル・ハースコヴィッツ
原作: リー・チャイルド
主演: トム・クルーズ、コビー・スマルダーズ
ダニカ・ヤロシュ、ロバート・ネッパー

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インフェルノ

2016-11-17 07:36:00 | 映画


ダン・ブラウン原作の謎解きミステリー映画。

これは仕方がない事なんだろうけども、ダ・ビンチコードに比べると、天使と悪魔に比べるとどうしても、どうしても、見劣りしてしまう。

なぜなら、ファンはもっと隠された謎が暴かれる部分を見たいから。そこにインテリジェンスを感じるから。

確かにテイストはしっかりと残っているんだけども、結局今回、ラングドン教授が挑む相手は、宗教家でもなんでもなく、終末論者。もっと宗教ミステリーが見たかったなぁと言うのが率直な感想。

前2作は原作を読んでから映画を見たので、原作をうまく生かした映画になっていたし、隠されたミステリアスな部分は精緻さをキープしながら映画としておもしろく作られていた。

が、

インフェルノはちょっとその路線から離れたなというのが正直な印象。



古代ミステリーや宗教ミステリーは信憑性に関係なく大好物なので、もっと見たい。


キリスト教に絡ませたダ・ヴィンチコードは日本人には絶対作れない映画だし、キリスト教を少しでも勉強しているとおもしろさが2倍にも3倍にもなった。

天使と悪魔もバチカンに隠された秘密を中心にしたストーリーなので、やはり日本人には作れないし、見る側にもある程度の知識が要求されたが、今回のインフェルノは・・・。



観て損な映画とは言わないけども、前二作品よりも、テイストが変わっていることだけは間違い無く言える。ラングドンは宗教象徴学を専門とする教授なんだから、今度は日本とユダヤの共通点にフォーカスした作品でも書いてくれないだろうか?と密かに期待。


監督:ロン・ハワード
脚本:デヴィッド・コープ
原作:ダン・ブラウン
主演 : トム・ハンクス、フェリシティー・ジョーンズ
ベン・フォスター、シセ・パベット・クヌッセン、オマール・シー、イルファン・カーン


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怒り

2016-11-16 09:25:00 | 映画

この映画を観て考えさせられたのは、怒りと言う感情の湧き出る人の心の澱。

あまりに普遍的に存在する怒りと言う感情は、こんなにも多様で、こんなにも扱い方が難しくて、こんなにも人を苦しめるものなんだと再確認させられる映画。

その怒りの先に何があるわけでもなく、ただただ受け止め耐えるしかないんだよ。そんな中で人は感情に折り合いをつけながら生きていくしかないんだよ。それは決して虚しさを語っているわけでもなくそれこそが唯一の道で、人が強くなるのはこう言うことを通じてでしかないんだよ。

そう言ってるように思えた。

こう言う映画。大切です。
たくさんの実績を持つ役者さんたちの好演と怪演が素晴らしすぎる。

監督・脚本: 李 相日
原作: 吉田修一
出演: 渡辺 謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、 広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡、佐久本宝、ピエール瀧、三浦貴大、高畑充希、原日出子、池脇千鶴




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シン・ゴジラ

2016-11-15 18:51:00 | 映画

相当な作り込み。日本人の特徴、政府や役所の実情が見えるなど、結構評判がいい作品なので観に行った。

確かにこれは、いわゆるゴジラ映画ではない。正体不明の爆発現象から刻々と時間が進むにつれて明らかになる事実に対して、国や行政がマニュアルにない対応を迫られる、まさに災害映画。

随所に役所判断や官邸判断のロジックが組み込まれ時にコミカルにさえ見える状況判断や対応でさえきっとこれが事実なんだろうなと思わせる精緻なつくりになっている。

が。

なんとも言えない消化不良感。

自分が好きなゴジラと言う怪獣映画はエンタテイメントに徹しているか、少し物悲しい、人類への警鐘が中心にあった。

それをどこかで期待していたんだろうなと観終わってから感じた。

ゴジラが凝固してしまったら、次に考えるのは当然破壊された街の復興。いやでも、なんでゴジラがここに現れたのか、なんでゴジラが誕生したのか気にならないのかなと。

そこで、なんか一言あっていいはず。

この一言はもしかしたらこの映画をダメにするかもしれないけども、やっぱり一言欲しいよな。

これがきっと消化不良感。

これだけお金もかかって、素晴らしい役者さんたち、スタッフさんたちが作った映画なのだから。なんか欲しかったな。

脚本・編集・総監督: 庵野秀明
監督・特技監督: 樋口真嗣
准監督・特技統括: 尾上克郎
主演: 長谷川博己
竹野内豊 石原さとみ


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僕の妻と結婚してください

2016-11-14 21:47:00 | 映画

予告編でおおよその流れが想像ついたが、その予告編で涙ぐませてくれる、どストレートの夫婦の絆映画。

テレビマン(放送作家)である織田裕二演じる三村修治は売れっ子バラエティ放送作家。「悲しいことも楽しいに変える」を信条にこれまで企画を作ってきたが、すい臓がんで余命宣告されてしまう。
「悲しいを楽しいに変える」三村が思いついたのは、自分が去った後でも妻が楽しい子どもも楽しいと言える家庭を残すこと。

それから、残される妻の為の結婚相手を探すというストーリー。



もし、自分が余命宣告されたら。まず、自分のことばかり考えるだろう。多くの人もそうだと思う。夫婦二人でこれまで行きたかった旅行や食べたかったものを食べにいくんだろうな。これは二人の思い出づくりなんだろうけども、自分の満足のため。これが決して間違っているわけではないけども、三村修治は妻の為に何ができるかを考え始める。この前向きさ、というか妻への愛情。「ああ、見習わなきゃな。」と思ってしまう。

相手を残して死んでいくとき、相手への愛情がわかるのかもしれない。毎日忙しくしていると、お互いに相手を思いやることよりも、自分の都合を優先しがちになるのは仕方がないこと。それがすぎると、会話がなくなり、関係が冷え込んでしまうが、これは錯覚なのかもしれない。

でも、どれだけ相手に悪態をついても、いきなり相手に余命宣告されてしまうと、いろいろ考えてしまうものだと思う(普通は)。


そんなことがもしあなたに起きたら?なんてこの映画は問うているのかもしれない。


ストーリーはシンプル。2時間があっという間。ラストもああ、妻から夫への愛情がわかるという仕組み。いいですね。


監督:三宅喜重
脚本:金子ありさ
原作:樋口卓治
主演:織田裕二、吉田羊
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