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人種差別ってどういうことだ

2020-12-08 18:42:00 | 
スポーツ用品ブランドのNIKEのCMが話題になっている。

主に日本に向けてのCMだが、様々な在日外国人やハーフの人たちが登場し、CM中で差別やいじめに遭遇している様子の映像があり、いじめに合っている人たちの居場所がない表現に続き、それをスポーツが解決するというながれである。

スポーツ用品ブランドのCMとしてはなんの問題も無いが、あちこちで人種差別だと批判されているらしい。


この批判の詳しい内容までは分からないが、このCMを人種差別だと批判することそのものに違和感を感じる。


なぜならば、現実、事実として肌の色がちがったり、風貌があたかも日本人とちがっていることはある。日本には在日韓国人2世、3世などももちろんいるし彼らはいわゆる朝鮮学校に通うこともあるし、他の日本人とおなじ学校に通うこともある。
これは現実。いじめも現実なのだ。

そういう現実にまで蓋をして、果たしてこのCMが伝えたい「多様性」につながるのだろうか?



答えはNOである。



多様性は、肌の色の違いも、人種の違いも「認め合う」ことにある。人であるかぎり人格がある。人格は尊重すべきである。それがどんな宗教であれ、政治信条であれ、肌の色であれ同じだ。



異種を排除しようとするムラ意識は日本人だけではない。それは集団が持つ潜在的防護意識である。



しかし、今の時代、ネットで様々な情報が手に入る。であるならば、世界中の様々な考え方、文化も手に入るだろう。その中で日本が大多数でないことは理解出来るはずである。


ならば、多様性の本質である「違っていることを楽しむ」事ぐらいやればいいはずである。


NIKEのCMを人種差別だと批判するのは、ちょっと的外れだろう。