18年にもなりますか

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イエスマン YESは人生のパスワード

2009-03-30 00:26:00 | 映画
 ジム・キャリー主演のヒューマンコメディー映画。

 人付き合いがどうも不精で、いつも適当な言い訳をして一人で居ることを選択する、ジム・キャリー演じるカール。

 あまりの人付き合いの悪さに、友人の一人が、ある行動変革セミナーへ誘い出す。そのセミナーは、「どんなときだってYESと答えよ!」というもの。

 カールはそのセミナー参加直後から、しぶしぶながら「YES」としか答えない数々の試練にさらされる。



 全体的には、説教くさくなくて、悪い言い方をすれば、軽い映画。YESということ、つまり積極的に、でもしっかり行動することが、カールの人生の様々な面で+になってゆく様子をコメディタッチで描いている。

 しかし、この「YES」、たくさんの人との出会いを生む一方で、肝心な所で、大変な誤解を生んでしまうのだ。

 



 “マスク”のあの能天気なピーマン男を演じて大ヒットしたジム・キャリー。この作品でも一瞬だが、マスクのワンカットをパロディしているところが何箇所かあるので、お見逃し無く。“マスク”を知っていれば笑えます。


 

 さて、この映画“YESは人生のパスワード”という副題(?)もついている通り、YESという言葉は人生をひらくんだということがテーマなのだけども、この映画ではくどくは描かれていないのであえて書くが、YESというだけではなくて、YESと言ったなら必ず行動する!ということがポイントなのだ。




 カールは飛行機の運転を習ったり、韓国語を習ったり、ギターのレッスンを受けたりするのだが、やり始めたらきちんと最後まで、やり遂げている(という設定になっている)。


 ここがポイント。つまり、YESと言って、ちょっと“かじってみる”だけじゃ、YESは人生のパスワードにはならないってこど。そしてそのやり遂げた行動の結果は、まったく予想もしないところで役に立つものだということも言っている。


 直接的な結果を期待して行動するんじゃなくて、面白そうだからやってみよう。そしてそれなりの成果がでるまでちゃんとやろう。何のためにやるんだろうなんて深く考えないで、YESと言ってやっちゃう。そして行動して「あ~あ、別に何も起きなかったじゃん」などと言わない。そんな「期待」に軽々しく答えてくれるほど人生も出会いも単純ではない。


 でも、YESの行動が新たな何かを生み出すのは確かなのだ!とこの映画は言ってる。



 シンプルすぎて、感動の涙なんて出ない映画だけども、“大人向けのエッチなギャグ”を含めて沢山笑わせてくれる、ライトエンタテイメント作品。



 監督:ペイトン・リード
 主演:ジム・キャリー
 公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/yesman/


 点数?う~ん、65点ぐらい。面白くて、悪くないんだけど、感動はそれほど無いから。




WBC評をする人たち評

2009-03-28 12:58:00 | スポーツ
 WBCが日本代表チームの二連覇で終わり、マスコミはこぞって原監督評を繰り広げているが、綿密な取材に裏付けられた評論を展開している人が少ないせいか、とても無難な評価ばかりである。


 その、もっとも顕著なのが、「原監督の“柔軟性”」というもの。

 
 個人的には、そんなことだけでWBCは勝てないんじゃない?と思っているので、どうしてもそこに終始している論評には賛成できない。



 また、例のごとくすべての結果が出てからなので“結果論”の域を出ていない戦略分析も、野球評論はいつまでたっても進歩していないなあと思わざるを得ない。



 これらの評論家たちが事前に「韓国とはこう戦え!」とか「アメリカの戦力分析」などを展開しない理由には、いろいろな理由があろうかと思うが、最も大きな理由は、「やってみなきゃ分からない。確実に勝てる方法なんて無い。」ということが理由だからだろう。


 そもそもスポーツなんてそんなもの。確実に勝てる方法なんてあるわけが無い。監督経験者なら痛いほど知っている。だから監督経験者の論評はどうしても当たり障りが無くなるし、監督未経験者は、いろんな遠慮もあったりして迫力に欠ける。

 そういうことを比較的きちんと発言しているのは、江川卓氏ぐらいだろう。彼はきっと球界に戻るつもりは無いだろうから、よく聴いていればある程度は発言に自由度があるのが分かる。



 さて、冒頭の侍ジャパンの原采配は、彼の柔軟性だけではないはずと言ったが、客観的に今回のWBCの戦い方を見て感じたのは、“負けるリスク”をとことんまで減らした準備と、“一点を確実に獲る戦法を軸にした”戦い方ということ。

 負けるリスクを減らすには、よいピッチャーをすえること。そして様々な細かいWBCルールを見据えて、贅沢ともいえる継投を行うこと。その継投も“直感”ではなく“実績”重視だったことが挙げられる。また調子のいい選手を使うこと。これしかないという選択をした。だから松阪であり、岩隈だったわけだ。

 一点を確実には、いたるところで見られたバント(犠打)である。城島でさえバントをさせる選択をした。長いペナントレースを戦うリーグ戦とは違うWBCは、延長戦にはさまざまな制限がつくことになる。そうなると“運”が結果に大きく影響せざるを得ない。だからそれを絶対に避ける方法として、“確実な一点”という策を選択したのだ。

 また、“確実な一点”の為には、併殺打も徹底的に避けなければならない。そういうことからもバントが増えたと分析するのは正当な考えだろう。


 これを軸にして、どのプレイヤーをどういう順番で使えばもっともこの作戦の確実度が上がるかを、いくつかの試合で試し作り上げてきたのが原監督である。


 侍ジャパンの監督として就任していらい様々な思惑はずれがありながらも、こういう結果を出せたのは、WBCをどのように戦えばいいのかを、王前日本代表監督からのアドバイスを聞き入れながら自分なりの感触で作ってきた成果ではないか。

 そして本戦でいくつかの勝利と敗戦を受け入れながら、冷静に軌道修正した結果ではないかと思う。

 

 そういう戦略面とその戦略を推し進めることができたことに加えて、原辰徳という人物がプレイヤーによい影響を与えた結果が、結束力を高めたのだろう。



 原日本代表監督は“柔軟な発想”が勝利をもたらしたという陳腐な評論で済ませられないほどの結果なのだから、評論する人たちはもっときちんと分析し、評論の前提としてしっかりとしたジャーナリズム的アプローチを忘れずに居てもらいたいものだ。




 負けたら終わりという戦いに挑む選手たち、そして監督。日本を代表するプレイヤーたちのプライドとプレッシャーは私たちが想像できる範囲を超えているはずである。

 評論家たちも、そういう背景をしっかり理解して、WBCという舞台にふさわしい取材と評論をすべきだろう。






 

WBC優勝と野村克也氏

2009-03-24 20:30:00 | スポーツ
 第二回のWBC(ワールドベースボールクラシック)は見事日本が連覇を果たした。

 やっぱり勝利を手にするというのはうれしい。

 しかも相手は韓国。


 日本よりもはるかに勝負事にこだわる国。勝ったら好き放題言う国。まあその分日本に対しては、単なる嫌悪だけではなく、経済大国である日本へのねたみの感覚があるんだろう。 

 
 
 彼らが国旗を立てた行為は、今の本人には無い、国家主義的、国粋主義的で、日本人から見ても少しうらやましい部分もあり、また過去の過ちに再び進む危険性を感じる部分もありとても複雑な感覚だった。



 そういう感覚はさておき、この戦い日本の勝利で終わり最高の結果を残した。




 さて、気になるのは韓国と日本の話ではなく、日本のプロ野球の重鎮の一人である野村克也氏のぼやきだ。


 
 この人、いい加減にしたほうがいいと思う。せっかくすばらしい実績を残しているのにもかかわらず、WBCに対して余計なことを言いすぎである。自分のことを月見草だと言っていた昔から、ひがみ根性いっぱいの人物だったが、今回のWBCについてのコメントはひがみ根性以上にみっともない。

 日本プロ野球界の重鎮であるならば、それなりの振舞い方もあるだろうに。単なるやっかみ爺さんではないか。城島のコメントに憤慨しているそうだが、「あなたそれはあなた自身が、城島にそうさせているんだよ。」と言いたい。

 WBCで日本を代表して戦っている城島からすれば、外野からぐちゃぐちゃ勝手なことを言ってほしい筈がない。静かに見ていればいいものを、本当にくだらない一言ばかり言う。野村克也氏は自分のみっともなさをもっと自覚すべき。



 

 王貞治氏や長嶋茂雄氏などは、人間としても立派だが、野村克也氏は人間としては残念だが尊敬できない。それは自らそのように振舞っているからだし、それに気づいているのかいないのかわからないが、いずれにしてもみっともない。


 侍ジャパンをひきいる原監督が優勝を手にしたことで、野村氏が少しは黙ることを期待する。






 そして原氏は、おそらく王、長嶋に並ぶ人物になるだろう。


 読売巨人軍、ジャイアンツ嫌いな人も沢山いるが、ジャイアンツには、ジャイアンツの選手は“紳士たれ”という厳しい規律がある。

 それをそのまま体現している三氏に比べて、野村氏の醜態はとても対照的である。


 野村氏はもはや月見草でもなんでもない、単なる浮き草である。

 





探偵!ナイトスクープ

2009-03-15 21:58:00 | テレビ
 一回きりのゴールデンということもあって、期待してみた「探偵!ナイトスクープ」

 「携帯便器」はさすがに引いたけども、深夜だったらありだし、これまでのナイトスクープの中にもそういうネタもあって、まあ幅広さをわかってもらうには必要だったのかもしれない。


 言葉では伝えられない面白い企画として放映してほしかったのは「パラダイス」ネタ。

 これは殆ど桂小枝のキャラクターで成り立っている企画だけども、ゴールデンでやってほしかったな。残念。

 世界最高齢のマジシャン。続編があったのね。これもパラダイス並みに面白かった。やっぱり小枝選手。さすが。

 
 関西で21年以上も続いてきた番組って、関西以外の人にどう映ったのかわからないけども、毒のある笑いじゃなくて、誰かをコケにして笑うんでもなくて、天然のボケを救う笑いが人気の秘密なのじゃないかと感じた。


 面白いことには協力を惜しまない、いや、ワル乗りすらしてしまう関西人パワーも垣間見ることができたのもよかった。

 ああいうノリ。四の五の言わずに関西人はすぐにやるし、できます。

 せやかて、おもろいもん好っきゃモン、しゃあないやん(^.^)


Queen Mary 2

2009-03-08 08:51:34 | 日記
 2009年3月6日金曜日、横浜の大黒埠頭に、巨大豪華客船Queen Mary 2 (クイーンメリーツー・以下QM2)が入港した。

 現在では世界一の称号を他の船に渡してしまったが、2003年の建造当時では世界一の大きさの豪華客船だ。

 全長345m、総重量15万1400トンの巨大さ。映画で有名なタイタニックがこのQM2の中にすっぽり納まるのだそうだ。

 船の大きさは総重量が基準となる。現在の世界一の客船は16万トンのフリーダム・オブ・シーズ号ほかその姉妹船だが、総重量こそ追い抜かれたものの、全長では、フリーダム・オブー・シーズ号が339mであるから、QM2の方が長い。

 ちなみにタイタニック号は総重量が4万6328トン、全長が269mである。


 3月6日は関東地方は朝からあいにくの雨。しかも大黒埠頭はそれに加えて風も強く、びしょびしょになりながら見学した。

 QM2は現在フロリダからの世界一周の航海中なので、中の見学はできなかったが、外から見るだけでも圧倒される大きさだった。

 想像を超える大きさの船を見るために多くの見学者が朝からあふれていた。

 今回の寄港は朝7時過ぎに入港し、午後5時には出航しているのですでに横浜を発っていてもう見ることはできない。次回の寄港は2010年2月なので、今回見逃した人は是非見に行ってほしい。