衝撃的なニュースが入ってきた。夏の甲子園、つまり全国高校野球選手権大会に出場が決まっていた明徳義塾高校の突然の出場辞退。ゲームを始める前に、試合終了。選手たちの声にならない、どれほど悔しがっても悔やみきれない夏が終わった。
甲子園の常連、強豪校にまつわる話は虚々実々いろいろあるが、この明徳義塾高校の野球部監督、とうとうやってはいけない一線を越えてしまったのだなと感じる。
知っている人も多いが、この馬淵監督率いる明徳義塾高校は第74回大会(1992年)に松井秀喜擁する石川の星陵高校戦で、松井に対して全打席敬遠をやった。さすがに沢山の高校野球ファン、いやファンならずとも多くの人たちがその「策」に批判的だった。もちろん明徳の選手もこころの底からは納得していない。しかし、馬淵監督はやった。「勝てばいい、勝つことに対する執念」がそうさせたのだろう。敬遠そのものはルールにもある。何度敬遠しても問題はない。現実に松井は5打席すべて敬遠だったのだ。ツーアウトからでも敬遠された。当時も言われたことだが、大人のエゴ、主役は一体だれだったのか?と言うことである。
さて翻って今回の明徳義塾高校の問題。やはり馬淵監督の、大人のエゴが招いた結果だ。しかし今回は前とは全く違う。今回はルール違反だった。
結局、馬淵監督には、それが野球のルールであろうと、高校生としての、あるいは高校野球選手権大会に出場する県を代表する立場を踏まえたことであろうと、自分の価値観で高校野球の指導を続けてきたと言うことになる。今回の事件で馬淵監督は自分でそれを世間に知らしめてしまった。
ちょっと前になってしまったが、ライブドアによるニッポン放送株の時間外取引にダブって見えてしまう。ルールを守っているのか、自分の価値観に合った理屈が通る世界だけで戦っているのか?
人としてのすがすがしさ、尊敬に値するかどうかの人格、人が人に集まるというのはそういうところから醸し出される何かに左右されるのではないか?
甲子園の常連、強豪校にまつわる話は虚々実々いろいろあるが、この明徳義塾高校の野球部監督、とうとうやってはいけない一線を越えてしまったのだなと感じる。
知っている人も多いが、この馬淵監督率いる明徳義塾高校は第74回大会(1992年)に松井秀喜擁する石川の星陵高校戦で、松井に対して全打席敬遠をやった。さすがに沢山の高校野球ファン、いやファンならずとも多くの人たちがその「策」に批判的だった。もちろん明徳の選手もこころの底からは納得していない。しかし、馬淵監督はやった。「勝てばいい、勝つことに対する執念」がそうさせたのだろう。敬遠そのものはルールにもある。何度敬遠しても問題はない。現実に松井は5打席すべて敬遠だったのだ。ツーアウトからでも敬遠された。当時も言われたことだが、大人のエゴ、主役は一体だれだったのか?と言うことである。
さて翻って今回の明徳義塾高校の問題。やはり馬淵監督の、大人のエゴが招いた結果だ。しかし今回は前とは全く違う。今回はルール違反だった。
結局、馬淵監督には、それが野球のルールであろうと、高校生としての、あるいは高校野球選手権大会に出場する県を代表する立場を踏まえたことであろうと、自分の価値観で高校野球の指導を続けてきたと言うことになる。今回の事件で馬淵監督は自分でそれを世間に知らしめてしまった。
ちょっと前になってしまったが、ライブドアによるニッポン放送株の時間外取引にダブって見えてしまう。ルールを守っているのか、自分の価値観に合った理屈が通る世界だけで戦っているのか?
人としてのすがすがしさ、尊敬に値するかどうかの人格、人が人に集まるというのはそういうところから醸し出される何かに左右されるのではないか?