携帯が鳴った・・・実家からだ
ドキドキしながら 「もしもし…何かあったの?」
恐る恐る尋ねてみた
義妹のタカちゃんからだけど、意外と声が明るい
「姉さんに一番に知らせたかったから、電話をしたのよ」
まだまだ緩やかだけど、母さんの目が覚めている時間が
ここのところ、覗いてみる度に結構長くなっているらしい
ぼんやりとしていた視線も、何とかはっきりして来て
孫たちの名前を、声の無い口元で呼んでいたとか~
「おまけに今日はね・・・ 笑い顔を見せたらしいのよ」
タカちゃんは、弾んだ声で伝えてくれた
「へーーー??? それは凄い 嬉しいねぇ~
ちょっと~ 涙が出てきたがね 私、ちょこっと泣くわ」
嬉しい知らせに、思わず涙ぐんだ
電話の向こうのタカちゃんも、鼻を啜り上げていた
よ~し! 明るい希望が見えて来たぁ-
今度見舞いに行ったら 「遅かったね」って言われそう
ははは… 待っててね~ 母さん
春を待つのは、花たちだって一緒だよねぇ~
そう考えながら、足元の春の兆しを “はいパチリ”
ドキドキしながら 「もしもし…何かあったの?」
恐る恐る尋ねてみた
義妹のタカちゃんからだけど、意外と声が明るい
「姉さんに一番に知らせたかったから、電話をしたのよ」
まだまだ緩やかだけど、母さんの目が覚めている時間が
ここのところ、覗いてみる度に結構長くなっているらしい
ぼんやりとしていた視線も、何とかはっきりして来て
孫たちの名前を、声の無い口元で呼んでいたとか~
「おまけに今日はね・・・ 笑い顔を見せたらしいのよ」
タカちゃんは、弾んだ声で伝えてくれた
「へーーー??? それは凄い 嬉しいねぇ~
ちょっと~ 涙が出てきたがね 私、ちょこっと泣くわ」
嬉しい知らせに、思わず涙ぐんだ
電話の向こうのタカちゃんも、鼻を啜り上げていた
よ~し! 明るい希望が見えて来たぁ-
今度見舞いに行ったら 「遅かったね」って言われそう
ははは… 待っててね~ 母さん
春を待つのは、花たちだって一緒だよねぇ~
そう考えながら、足元の春の兆しを “はいパチリ”