ご機嫌いかが?

今日一日どんなあなたでいましたか

ドキッ

2009-10-23 23:32:51 | Weblog
 昨夜のことでした
そろそろ真夜中の領域に達しようとする頃、携帯電話のベルが鳴る

 「おかあさん~あのね」 妙に静まり返った姫の声
いつもの勝気さは何処へやら、何だか元気が無い 

「どうした?」と問う私に、姫はホッとしたのか訥々と話し始めた  
「具合が悪いの…」しかも鼻声---姫の心細さが伝わって来る



姫は昨夜から、二泊三日の出張の予定で、鹿児島市内に滞在中 
出掛けに風邪気味だと言っていたが、まさか熱でも出たのか?

ボーっとしていると言う  いつになく元気が無い
ビジネスホテルの部屋でひとり、不安になり電話をしたのだろう



低体温の姫には、少しの熱でもきつい筈だ  だけど~
すぐに傍に行ってやれないもどかしさ、夜中に鹿児島は遠いです

幼い頃、高熱にうなされ、生死の境を彷徨ったことがある姫にとって
酷なことだが、まさかの新型インフルエンザじゃあるまいなぁ~?



気にはなるが、どうしようもない  朝を待つしか仕方が無いのだ
姫を慰めながら「何かあったら電話をしなさい」それだけ告げた

夜中まで待ったが、持参した薬が効いているのか、電話は無い
朝を待って電話をすることにして、気持ちを静めて眠りに就いた



午前7時過ぎ、姫の携帯のコールを鳴らす
割と元気な声で対応する姫は、昨夜の鼻声が少し治まった気配

ところが、、、8時少し前、電話が入る
フロントで体温計を借り、計ってみたら37.8℃だったのだと言う



「これから病院に行く」覚悟を決めたように、きっぱりとした姫の声 
会社に事情を言って、今日一日休みを取ったとのこと… 頑張れ!

あの日、命の灯に揺れた幼子は、いつの間か強くなっていた
今は母の手を離れて、自分の舵取りが出来る大人になったのね



再び電話が入るドッキドキ・ドンドン嫌な胸騒ぎ…ヤメテクレー
もしも今、姫に不測の事態が起こったとしたら、あ~ぁ どうしよう 

病気の年寄りを抱えて、介護生活(全てお任せだけど)の日々-
風邪など引いている暇も無いと言うのに、、、あ~ぁ 嫌な予感 



「おかあさん~あのね」 受話器の向こうの姫の声
暗くも無く沈んでもいない、鼻声さえも消え失せた明るい声だ

検査の結果は陰性だが、新型の結果が出るのに12時間掛かるって
でも、でも、で~も、、、ひとまずは安心のレベルに達したってことだ



「病院に行ったらね、気分的に楽になって来たよ 薬も効いたみたい」
さっきまでの姫とは別人の様な、弾んだ声が聞こえて来たのに驚く

あれから何回か連絡を取るも、何の異常も起ってはいない 
やった~ インフルエンザの危機脱出! これにて一件落着~で、イイですかぁ-  ねぇ…

  
 ビオラとペチュニアは、今日プランターに植え込みました