ギルドのチートな受付嬢 全8巻
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/12/d9ee836bf873920840a9519a7f926bf0.jpg?1707799726)
漫画、八月明久
原案、夏にコタツ
キャラクター原案、三弥カズトモ
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異世界転生のチート隠しモノ。
原作ノベルが7巻で完結しています。
それが漫画で8巻、
あきらかに足りてません。
さて本編。
ギルド連合リュネヴィル支部の
エルフ美人受付嬢イリアは、
異世界転生者でチート能力を持っているが
それを隠して生きている。
(ちなみに前は成人男性で、
神様のウッカリミスで死んで転生した。)
ギルド職員として、
冷静にクールにお仕事しています。
飛竜騒ぎを上手くさばけたと思ったら、
卵が孵りイリアを親と認識。
孵った飛竜は単なる竜ではなく竜神の子。
竜神ジーンの部下が子供を安全なとこに隠す ためにイリアのところへ繋がるよう
仕組んだらしい。
なぜなら子供は双子だったため、
派閥争いに巻き込まれ1人(匹?卵だから個?)
は攫われてしまい、片方だけでも何とか守る
ためにしたらしい。
(竜神はイリアがチートに気付いてる様子で
嫁にしたいようです。)
安全なイリアの元で子供は育てることになり、
アリアがハクと名付ける。
飛竜騒ぎが収まったら今度は氷竜が
街を襲うかもという情報が。
イリアは、氷竜を退治にいくメンバーに
アドバイスをせず、
いつもは的確なアドバイスがあるのにと
不思議に思う人も。
イリアは
悪意で出来てる魔物は倒すことに躊躇わないが
竜は違うので躊躇いがあるようです。
しかし、作戦は上手くいかず街が危機に。
エルフで流れ者のイリアにとっては
街を守るより逃げた方が良いのではと思うが
街の人たちはこの街が好きだからと
最後まで戦うことを選び
イリアはそれに応える。
今度は普人至上主義の人たちが
亜人の多いリュネヴィルに魔物を誘導して
破壊しようとしてくる。
殺されかけた獣人をチート能力で治すことに
躊躇っていたら、
ハクが治してしまう。
そして、普人至上主義の件も一段落するが
イリアはハクの能力が知られたことを
危惧する。
なぜなら、彼女はその能力のせいで
様々な困難に見舞われてきたからだ。
ここから過去回想に入ります。
隔離されたエルフの集落で育ったイリア。
魔法を使えるようになりたいと憧れてた。
学校からイリアを飛び級(魔法が使える)の
打診があり喜ぶが、
両親の許可を得てからと保留して帰る途中
紛れ込んだ人間と出会い、
その子から魔法の使い方を教わる。
家に帰りそのことを報告すると
母親に怒られるイリア。
そして、飛び級の話も断る。
しかし紛れ込んだ人間の子は
エルフの集落に入ったことで殺されて
その父親がイリアのせいだと殺しにくる。
そこで魔法を使ってしまったため
イリアが魔法を使えることと
人間に会ってたことが周囲にバレて
(両方、罪です。)
イリアは捕まってしまう。
そして、なんやかやでイリアは巫女に選ばれ
その巫女とは神への生贄だった。
その神は転生者の人間で
受けた能力を身につけることができる能力
を持っていて、
エルフの長寿の能力を食べることで得て
不老長寿を生きていた。
しかしチート能力に目覚めたイリアの方が上で
彼も長い月日のうちに忘れていた想いを
思い出して悔いる。
両親の元に戻ろうとしたイリアだが
両親は村の人たち罪人として殺されていた。
怒りに満ちたイリアは能力が暴走して
周りにいた人みんなを殺してしまう。
能力に目覚めてしまったイリアは、
彼女の心の傾きにより
周りを幸福に満たすことも絶望で殺すことも
出来てしまう存在になってしまう。
自傷しても治ってしまうイリアは、
自分に弱体化の魔法をたくさんかけて
何とか常人として生活してる。
(それでも十分にチート)
ここで現在に戻り、
転生させた神が現れて
イリアにこの世界の再構築をさせようとするが
拒否する。
どうやら神はこの世界を作り平和なのに飽きて
影素(悪意)を作り、それにも飽きて
作り替えたいということらしい。
(自分でできないからイリアにさせようと
しているということかな)
いずれ自分から再構築しようとするだろうと
言い残して神は消える。
イリアは今日も笑顔で受付業務をする。
で、おしまいです。
最後の方は詰め込んでよくわからない上に
おそらく続きもあるんだろうに
なんとかまとめたという感じです。
原作の冊数からしても
この大風呂敷は畳みきれてない気がする。
知らんけど。
エルフの長生きと
イリアの何か色々あったっぽいフラグの割に
どうやら転生して20何経ってないようで
チート能力に目覚めてから10年経ってない
というのは、色々の要素の割に短いなと。
10年の感覚の違いから
作者さんの年齢が若いのかなと思ったり。
色々と面白い設定は盛り込んでありますが、
消化不良でした。
ハクの片割れが登場しなくて残念。
継承権を巡ってなんやかとか
読みたかったかったな。
完結してる漫画でも
綺麗に完結してる漫画っていうのは
ほんと一握りなんだろうなとしみじみ。
それでも何とか完結してくれてて良かった。