違国日記 8〜11巻(全11巻)
漫画、ヤマシタトモコ
実写映画が公開されましたね。
両親を事故で亡くした高校生 朝ちゃんが、
母と仲の悪かった小説家の妹
槙生と暮らすことなる物語。
両親を亡くして槙生と暮らすことで、
母って本当はどんな人だったんだ?
自分が見てた母の本音はどうだったんだろう?
驚くほど父の思い出やイメージなど存在感が
なかったけど、何を考えていたんだろうか?
自分は何をしたいのか?
当たり前にいた人達の喪失で
考えたことがないようなことを考えるように
なったり、
高校生として
したいことが何もないし
みつからないことへの焦り、
不思議な槙生さんとの関係性故の
未来への不安と
ぽやぽやマイペースながらも
考えることがいっぱいな朝ちゃん。
槙生さんは、
人として朝ちゃんの権利を守るのが
大人の役目だと思う気持ちと
大嫌いな姉の大切な娘の朝ちゃんとは
近づきすぎないようにしているが、
空気を読まないマイペース朝ちゃんは
おバカさん発言の中に
小説家の槙生さんがハッとするような
芯を食ったことを言ったりして
ペースを乱されていきます。
高校卒業したら居る理由が無くなると
焦る朝ちゃんは槙生さんに言われる前に
自分から言ってしまえと
大学生になったら出ていくかもと宣言。
慌てる槙生は好きにしたらいいと
言いつつも、大学になれるまでは
ここに居ろと言ってしまい
慌てて撤回する。
そして、
朝ちゃんを愛したいのを我慢してることに
気づく槙生。
姉の大切な娘を自分が愛して許されるのかと。
しかし、愛すると決めた槙生は
泣きながら出ていくもここにいるも自由だし
一生顔も見たくないと思ってもいいし
一生ここに居てもいいし、
朝が幸せならそれでいい。
それでは幸せでなきゃいけないみたいだな…
たまには不幸でもいいと
とにかく朝ちゃんを縛り付けないように
でも自分は想っているからということを
伝えたくてグダグダいってる槙生に
“愛してる”の一言で済むのに
なぜその言葉を使ってくれないんだ!
と泣きながら槙生さんにダイブする朝ちゃん。
そんな朝ちゃんに、
“愛してる”じゃ足りないから
なんて言っちゃう槙生さん。
こうして2人は
血が繋がってても同居人だったのが
家族となったのでした。
このあとも少し余韻があって、
それが小説家の槙生さんらしくて素敵。
というわけで、めでたしめでたし。
映画化のキャストを見て、
この漫画が原作で合ってる?
同じタイトルの別漫画かな?
と思いましたが、
どうやらこの漫画のようです。
ガッキーは大好きです。
でも戸田恵梨香さんとかで見たかったかな。
最後まで読めてスッキリしました。
ありがとうございます。