農楽通信(農を楽しむ現場報告)

農を楽しみながら自然と歴史を深めます。■米つくり 天日干し れんげ朝日米■畑つくり 好物づくしの野菜と果実

2017年4月4日:大石用水と大石堰に行ってきました。

2017年04月04日 | 近況
 大石用水の長野水神社と大石堰に行ってきました。
筑後川中流灌漑に大きく貢献し、その功労者の五人の庄屋を祀った長野水神社と「五庄屋物語」で有名な大石堰に行ってきました。

 長野水神社は五霊社とも呼ばれ、五人の大石堰開発に命を賭した庄屋が祀られています。
筑後川の支流の隅ノ上川と大石・長野用水の交差点にあります。
 翔和28年の筑後川大水害後、ここにあった長野堰を大改造して、現在のサイホン方式になっています。

 左手が長野水神社で右手の水が流れているところではなくその下に暗渠(サイホン)の入水口があります。
 正面の川(隅ノ上川)底にあります。前方に筑後川があります。


 左手が長野水神社で右手が暗渠(サイホン)からの吐水口からの流れになります。水量の多さに注目ください。



 正面が大石堰です。実にシンプルな構造になっています。水流に斜めに葺石されています。巨大な水量への対応の工夫が見られます。
 右方向が上流になります。


 堰の上手の取水路です。これもまた実にシンプルです。正面が上流になります。


 用水路の水量の豊富さは、備中湛井十二箇郷用水も負けてはいません。


2017年4月4日:堀川用水(山田堰)に行ってきました。

2017年04月04日 | 近況
 高梁川にも湛井堰や笠井堰があるように、九州筑後川にも有名な堰があります。
その一つの山田堰と堀川用水に行ってきました。
江戸初期の治水事業を代表するもので、ここにも多くの逸話があります。

久留米駅からレンタカーで筑後川を遡り、堀川用水の朝倉水車群の一つの菱野(ひしの)水車と呼ばれる三連水車に行きます。
いわれについては、「朝倉の三連水車」を参照してください。
今なお現役です。


 さらに遡って、取水場所である山田堰にも行ってきました。
 取水口の上には水神社があります。
 敷石で嵩上げした革に斜めに築かれた低い堰です。より自然近いことが筑後川の水流の強さを想起させられます。



2017年4月4日:吉野ケ里歴史公園へ行ってきました。

2017年04月04日 | 近況
 弥生後期の鉄器に関心があり、ようやく訪ねることができました。
目的は、展示室です。数点の2・3世紀頃の鉄器が展示されています。
鉄の遺物の殆どは佐賀県立博物館に保管されているようです。

 朱が施された甕棺の展示があり、あまり例を知らなっかたので気になりました。
 公園全体の印象は復元というより想像の産物で、ある種のテーマパークの感じでした。


展示室です。