waniko's blog

wanikoの日常を記録するブログ

読書報告♪ 本の内容も本体も重い…読書でした^^;

2009-09-10 16:24:55 | 本についての雑談


「英雄の書上・下」  宮部みゆき著 毎日新聞社

あれ」が獄を破った。戦いが始まる。

邪悪は、何と巧みに人の心に付けいるのだろうか。
宮部みゆきが放つ、戦慄の最新刊。

「ひとつ踏み誤れば、あなたも<英雄>に囚われ、呑み込まれて
しまうことでしょう。<英雄>は強大です。比類なき力を擁する完全な物
語でございます」

森崎友理子は小学五年生。ある日、中学二年生の兄・大樹がクラス
メートを殺傷し、姿を消すという衝撃的な事件が起きた。事件から
十日ほど経った時、友理子は兄の部屋で不思議な声を聞く。
「君のお兄さんは“英雄”に魅入られてしまったのだ」
本棚の奥の見慣れぬ書物が、友理子にささやいているのだった。
書物に導かれ、兄を救い出す旅へ出る友理子。すべての物語が生まれ、
回帰してゆく<無名の地>と呼ばれる場所で、友理子は、世界の根
源というべき、おそるべき光景を目にする――
『ブレイブストーリー』から6年、宮部みゆきのファンタジー最新作。

以上が、本についての説明文~~ほらここも重いでしょ!!

この本の題名と概要を知ったのは、雑誌LEEの6月号でした。
早速図書館でネット予約すると。。。なんと900番代~~無理~~
全然番号が動かないとボヤイたら~~貸してくれる方が出現♪♪
先週の金曜日にお借りして、上下巻2冊 厚いよ~下巻を火曜日0時20分に読み終わりました。
ふっ~~=^_^=
「英雄」と言う言葉を聞くと、普通は世界の危機を救う偉い人ですが。。。コレは違います。
上巻では、普通に私たちが良いと思っている言葉や単語は使ったときの状況でそうなっている。。って
だから、世界が変わると言葉の意味も変わるという衝撃的な出だしなのです。
ハツカネズミに姿を変えた1冊の辞書と物語の源泉である「無名の地」を追われて「無名僧」と「狼」と呼ばれる「英雄」の狩人
「英雄」の最後の器となってしまった兄を救うために森崎友理子はユーリと名前を変え旅立つ。
「英雄」とは、そもそも何なのか?ユーリは迷いながら真実に近づいてゆく様子は読んでいてひりひりと心が痛みました。
読み終わって、布団に入ってからもしばらく頭の中が「英雄の書」に染まっていました。実は、この2日間本を開いていません。
この読書はとても重いものでした。

少し、この本の印象が薄まってから次の読書へ旅立ちます。
待っている本は。。。ハイ!2009年の大ベストセラーのあの本です♪
この本も上下巻厚いです(^o^)丿

コメント (14)
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