むらっちん!

おぉ!
光陰矢のごとし。
季節が過ぎていくのは早いなぁ。
田舎の大ネズミが料理講座で日々改善・奮闘する日記。

美杉町と道の駅とむらっちん!

2013年12月09日 15時39分44秒 | 画布(旅日記・風景)
長野から群馬の実家に寄ったむらっちん!です。

今回は12月5日の夜の事を書きます。


この日の宿に着いたのは長谷寺を出て、日が落ちて細い月も傾いて沈もうとする頃。


泊まったのは農家民宿 なかやさん。
ここの建物、築95年だって。



玄関を一歩入ると、とても懐かしい気持ちになりました。
実際に住んだ事はないけれど、とてもよく知っている気がします。



とても落ち着いた、使い込んだ色。


本棚もとても素敵な色。


で、

三浦しをんさんのサインがある…。


宿のおやじさんの話では、最近映画の撮影をしていたようで、スタッフが泊まったりしてたんだとか。

そんな話を少し聞いて、お夕飯の時間になりました。

少し前は、向かいのお店から夕飯を仕出ししてもらってたみたいなのですが、廃業されたとの事で、別の食事処に案内してもらいました。

案内されたお店でまず目に入ったのは、
名水
の二文字。

…湧き水?


水汲み場があるお店のようです。



お夕飯は海と山のご馳走。

このお店、おかみさんが楽しい方で。


どこから来たの~?
で始まっていろんな話をしました。


名古屋港に着いてまわった処の話をして、鳴門に来た時。

この流れで洗濯したら汚れがよく落ちるだろうな~って思った。
って話をしたんです。
そしたら、おかみさんのツボだったのか、大いに笑って

「奥さんて可愛らしいひとね~ってokapiさんに言われたんですよ。
そしたら、
「どう…」
って
その「…」のあとはなに?
どうですかね?って言おうとしたよね?

その反応でおかみさんはさらに爆笑。


他にも、大歩危の河原で石を拾い集めた話や、地名がその地の気候とかを表してたりする話、水の話。

そして、お膳についてたデザートのリンゴが美味しい!って話。



おかみさんの兄弟が長野にいるそうで、毎年送ってくれるんだって。
美味しい!って言ったらお裾分けしてくれました。

伊勢の名物赤福。
その赤福に夏限定のメニューがあって、赤福氷っていうんだって。
また夏においでよって言われたけど、宮城からってそうそうほいっと来られる距離じゃないって。なんて話してこの日は終わり。


ごちそうさまをして宿に戻りました。


そして翌日。


宿を出て、近所を少し散歩して出発。


道の駅美杉によったら、その向かいが夕飯を食べたお店じゃないですか。

せっかくなので、ちょうど飲み切ったペットボトルがあったので、水を汲ませてもらおうと寄りました。

そしたら、おかみさんが出て来てくれたじゃないですか。


なんでも、
昨晩、出発する時にお水汲んでってねって言い忘れて後悔してたとか。

いやいや、こちらも、汲ませてもらおうねって宿で話してたんですよって伝えたら、

道中これも食べてねってお水だけでなく、飴玉ももらいました。


宿のおやじさんもそうですけど、とても話しやすいひとで、短い距離でしたが、散歩した宿周辺ものどかで。
小さい頃に戻ったような錯覚を起こすほど、いいところでした。


ここの道の駅では美杉の町で作られた紅茶と薬草の入浴剤を買いました。


紅茶はほんのり華やかな香りとしっとりした味。

入浴剤は、この記事を書いているいる今夜、お風呂に浮かべてあります。
これから入るので、感想は後ほど。


宿については、好き嫌いというか、評価はきっぱり分かれるんじゃないかと思いますが、
むらっちん!は、昔ながらの民家に泊まる機会なんて、そう無いと思うので、また泊まりに行きたいです。


今度は竈でご飯を炊いてみたい…。


目に見えない、文化の大事な部分を見たいと思われる方にオススメの宿でした。


美杉を後にむらっちん!たちは伊勢に向かいます。
次に続きます。