木曽越峠の仙人日記

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アマドコロの薬効

2020年05月25日 04時45分44秒 | 薬草

5月25日

昨日は一日畑に居ました、一昨日購入した苗を植える

畝づくりから、マルチをかけて

ジャンボ落花生、枝豆、名前の分からない物を1種類。



「アマドコロ」、ユリ科

生薬名: 玉竹 (ギョクチク)、  根茎

アマドコロ属は北半球の温帯に約50種が分布する。

日本には11種ほど自生している。



薬用部位と採集

春又は秋に根茎を堀上げ、水洗い後ヒゲ根を取り除き

乾燥しやすい様に縦割りにして乾燥する。



薬効

抗炎症薬、滋養強壮あるいは強精薬とされる。

漢方では、「中を補し、心肺を潤し、精髄を填め

筋骨を助ける」とされ。

民間でも常用すると、体力を付け、精力減退

老化防止に役立つとされる。



薬用法

病後の体力減退、肺結核、糖尿病の口渇き、多汗

多尿、中風による足の筋肉障害、美肌に。

捻挫や打撲傷にアマドコロとキハダの粉末を

食酢で練って、患部に貼る。



漢方

「加減萎髄蕤湯」
風邪で粘痰、黄痰、咽痛、口渇き、発熱、頭痛に伴う咳に。

「玉竹麦門湯」
病後で心臓が弱り、微熱が続く時に。



食用

早春に新芽を採って、油いため、酢味噌和えに。

地下根は煮つけに利用できる。



園芸用の「アマドコロ」    (斑入り)

花は咲くが、実が付かないので根が肥大する

薬効は変わらないので、此の根を使うと良い。

参考文献、日本薬草全書
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