子牛 頭数減で価格上昇 繁殖基盤強化を 13年全国市場ランキング (2014/2/20):日本農業新聞記事
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http://image.agrinews.co.jp/uploads/fckeditor/2014/02/20/uid000354_20140220141003c071d9ba.jpg 全国の多くの子牛市場で、取引頭数の減少から子牛価格が大幅に上昇していることが、日本農業新聞がまとめた2013年の全国の子牛市場取引実績ランキングで明らかになった。高齢化による繁殖農家の離農が進む一方、1戸当たりの規模拡大が追い付かず、子牛の供給減に歯止めが掛からない形だ。特に、黒毛和種は07年に次ぐ高値だ。今後もこの傾向が続けば、肥育農家の経営に大きな影響を与えるだけに、市場関係者からは繁殖基盤の強化を求める声が相次いでいる。
ランキングは、農畜産業振興機構の肉用子牛取引情報を基に黒毛和種や交雑種(F1)などの出荷頭数や平均価格を集計した。
黒毛和種の出荷頭数は、口蹄(こうてい)疫が発生した10年に大きく下がった後、宮崎県などで回復に向かったが、東日本大震災で東北が落ち込み出荷ペースが鈍化していた。そこに、生産資材の高騰やTPPによる先行き不安が重なり、繁殖農家の離農に歯止めがかからない状況だ。13年は前年より出荷頭数が落ち込み、価格が大幅に上昇した。今でも小規模な繁殖農家を中心 に離農は続いており、黒毛和種の出荷頭数の減少に産地は危機感を募らせている。
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http://image.agrinews.co.jp/uploads/fckeditor/2014/02/20/uid000354_20140220141003c071d9ba.jpg 全国の多くの子牛市場で、取引頭数の減少から子牛価格が大幅に上昇していることが、日本農業新聞がまとめた2013年の全国の子牛市場取引実績ランキングで明らかになった。高齢化による繁殖農家の離農が進む一方、1戸当たりの規模拡大が追い付かず、子牛の供給減に歯止めが掛からない形だ。特に、黒毛和種は07年に次ぐ高値だ。今後もこの傾向が続けば、肥育農家の経営に大きな影響を与えるだけに、市場関係者からは繁殖基盤の強化を求める声が相次いでいる。
ランキングは、農畜産業振興機構の肉用子牛取引情報を基に黒毛和種や交雑種(F1)などの出荷頭数や平均価格を集計した。
黒毛和種の出荷頭数は、口蹄(こうてい)疫が発生した10年に大きく下がった後、宮崎県などで回復に向かったが、東日本大震災で東北が落ち込み出荷ペースが鈍化していた。そこに、生産資材の高騰やTPPによる先行き不安が重なり、繁殖農家の離農に歯止めがかからない状況だ。13年は前年より出荷頭数が落ち込み、価格が大幅に上昇した。今でも小規模な繁殖農家を中心 に離農は続いており、黒毛和種の出荷頭数の減少に産地は危機感を募らせている。