言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

ビッグローブ記事より:<自民党総裁選>関心は人事 他に出るものは動きが鈍いって、自民党国民無視をいつまで続ける

2015-08-19 22:39:00 | 言いたいことは何だ
<自民総裁選>関心早くも人事 対抗馬擁立、動き鈍く
毎日新聞8月19日(水)21時14分


 自民党は9月末に任期満了となる総裁選の選挙管理委員会を20日に発足させる。安倍晋三首相(総裁)の再選が有力とみられているなか、対抗馬擁立の動きは鈍い。党内の関心は早くも総裁選後に控える閣僚・党執行部人事に移っており、各派閥の「再選支持」に拍車がかかっている。


 ◇再選支持に拍車


 「自民党は安倍再選に向かって今、静かに進んでいる。私の経験からすると、再選は間違いない状況だ」。日本外国特派員協会で19日に記者会見した二階俊博総務会長はそう断言した。


 二階氏はいち早く再選支持を表明。二階派の研修会で正式に派閥として再選支持を決めた9日、首相は二階氏に直接電話で「ありがとうございます」と伝えた。他派閥からは二階氏の動きは「露骨な猟官運動」(他派閥幹部)と受け止められている。


 焦りを募らせるのは首相の出身派閥の細田派だ。現職閣僚は2人だけで、派内からは「本気でポストを取りに行ってもらわなければ困る」との声が漏れ、不満の矛先が会長の細田博之幹事長代行に向かいかねない情勢だ。細田氏は先月の研修会で、再選支持を明確にしたうえで「アフター・ユー(他派閥優先)、アフター・レディー(女性優先)の精神も少し修正しなければ」と述べ、首相に人事面での待遇改善を求めた。


 一方で、45人の派閥規模で5人の閣僚を輩出している岸田派は静観している。閣僚ポストを有しない石原派も、一部に石原伸晃前環境相の総裁選出馬を促す声があり、首相再選支持を打ち出していない。


 ただ、安倍首相は過去の閣僚人事などでは、派閥推薦は受け付けないとの考えを示している。秋の人事については首相はまだ、何も語っていないが、こうした方針は掲げ続ける可能性が高い。派閥領袖(りょうしゅう)らの猟官運動に効果があるかは不透明だ。


 総裁選では、無派閥議員の間に出馬待望論がある石破茂地方創生担当相や野田聖子前総務会長らの動向も注目されている。【水脇友輔、大久保渉】

A級戦犯岸信介の正体(3)

2015-08-19 18:31:03 | 言いたいことは何だ
戦後70年特別企画 安倍首相の祖父“A級戦犯”岸信介の正体(後)

安倍首相の「安保法制」妄執の背景に、敬愛する祖父・岸信介がA級戦犯を逃れ
るため米国と交わした裏取引きが!

2015.08.17 Litera

http://lite-ra.com/2015/08/post-1400.html

安倍晋三首相が愛してやまない祖父、岸信介は1945(昭和20)年9月15日にA級戦
犯容疑 で逮捕される。当時は誰もが岸は有罪とみていた。それはそうだろう。

満州官僚時代に軍部と結託してアヘン取引に手を染め、アヘンを求めて中国領土
を侵す軍をバックアップし続けた。取引で得た巨額の利益を戦費に回 し、一部
を政治資金と して活用して軍国主義者の象徴といえる東条英機を首相にまで昇
りつめさせた。さらには東条の片腕として商工大臣、軍需次官を務め、国家総動
員 体制、大東亜 共栄圏の自給自足体制の確立を遂行するなど、戦時日本の寵児
として辣腕を振るった。岸が戦争遂行の中枢にいたことは疑いようがない。そん
な岸 を戦勝国が犯 罪者リストから外すわけがないのである。

にもかかわらず、岸は満州時代の盟友・東条英機の絞首刑が執行された翌日の
1948(昭和23)年12月24日に不起訴処分で釈放され た。東条の絞首刑と岸の生
還、明暗を分けたというには余りにも落差の大き過ぎる結末だった。
 
あるいは岸の満州時代の上司であり、東条内閣では内閣書記官長として共に支え
てきた星野直樹は終身禁固刑に処せられた。満州では岸は星野 よりはる かに手
を汚し、閣僚として戦争遂行にかかわった度合いも、岸のほうが大きかったはず
である。当然、研究者やジャーナリストにとってもこの処遇 の違いは興味 の対
象となる。岸はなぜ、戦犯を逃れたのか。

ひとつは、岸がもともと用意周到でなかなか尻尾がつかめない存在であることが
あげられるだろう。有名な「濾過器発言」にその片鱗が垣間見 られる。岸は
1939(昭和14)年10月に満州を離任する際、数人の後輩たちを前にこう語っている。

「政治資金は濾過器を通ったきれいなものを受け取らなければいけない。問題が
起こったときは、その濾過器が事件となるのであって、受け取った政治 家はき
れいな水を飲んでいるのだから、かかわりあいにならない。政治資金で汚職問題
を起こ すのは濾過が不十分だからです」

要は、証拠を残すなということであり、嫌疑に対して敏感になれということでも
ある(実際、岸は東条内閣時代に書いた書類をすべて焼却して しまっている)。

だが、それだけでは訴追はまぬがれない。岸はアメリカに対して具体的な“工作”
を行っていた。そのひとつは再びアヘン絡みの話だ。東海大学 名誉教 授、太田
尚樹氏の著書『満州裏史 甘粕正彦と岸信介が背負ったもの』(講談社文庫)に
元ハルピン特務機関員の田中光一のこんな証言が載ってい る。

「麻薬はどこの国でも最大の関心事でした。もちろん、アメリカだってそうで
す。戦後、 GHQが克明に調査して関係者に尋問したのに、まったくと言っていい
ほど処罰の対象に指定しなかったのは、不思議だと思いませんか。あれは明 ら
かに、情報 提供の代償となったからです。甘粕はもうこの世にいませんでした
が、里見、岸なんかが無罪放免になったのは、そのためなんです。エッ、東条に
はどうかっ て? 彼は直接戦争責任に結びつく訴因が多過ぎて、GHQは阿片の件
で取り調べるだけの時間がなかったのです。アメリカは裁判を急いでいまし た
からね」

証言に出てくる「里見」とは、里見甫のことだ。「アヘン王」と呼ばれた陸軍の
特務機関員で、上海を拠点にアヘン取引を仲介していた。岸と アヘンの関わり
を調べる中で繰り返し出てくる名前でもある。千葉県市川市にある里見の墓の墓
碑銘を揮毫したのが岸だったことは前回、紹介した。その里 見も戦後、A級戦犯
容疑者として逮捕されている。そして、田中の証言通り、不起訴者リストの中に
「里見甫」の名前は載っていた。

つまり、岸や里見はアメリカにアヘン情報を提供する見返りに戦犯訴追を免れた
というわけだ。

もうひとつ、岸には戦争責任逃れのための「東条英機裏切り」工作というのも指
摘されている。満州の関東憲兵隊司令官だった東条英機が中央 に戻り、 陸軍次
官、陸軍大臣、首相へと上り詰める原動力になったのが、岸がアヘン取引で得た
豊富な資金だったことは前回書いた。岸は東条内閣を商工大 臣、軍需次官 とし
て支え、戦争を主導した。ところが戦争末期にこの仲が決裂する。それどころ
か、岸VS東条の対立がもとで内閣が崩壊してしまったのだ。

毎日新聞に掲載された「岸信介回顧録」(1977年5月11日付)によれば、岸は
〈サイパン陥落のあと「この戦争の状態をみると、もう東 条内閣の 力ではどう
しようもない。だからこの際総理が辞められて、新しい挙国一致内閣をつくるべ
きだ」ということでがんばった〉という。

そして、東条内閣は瓦解。下野した岸は郷里に帰り、防長尊攘同志会をつくっ
て、引き続き「打倒東条」の政治活動を続けた。

この一連の行動について毎日新聞記者だった岩見隆夫氏が非常に興味深い証言を
採取している。証言の主は満州時代の岸の部下だった武藤富男 だ。武藤は 東条
内閣が崩壊した直後の昭和19年7月、岸とともに満州を牛耳った「二キ三スケ」
(東条英機、星野直樹、岸信介、鮎川義介、松岡洋右の語尾 をとってこう 言っ
た)の一人、星野直樹(前出、A級戦犯)を訪ねた。

〈その折、星野は武藤にこんなつぶやきをもらしている。
「岸は先物を買った」
「どういう意味ですか」
「東条内閣を岸がつぶしたということだ」
 しかし、どうして先物買いになるかについて星野は語ろうとしなかった。
「戦後、 再び星野さんに会ったとき、もう一度『先物を買ったというのは、岸
さんが敗戦を予期していたということなのですか、それとも戦犯を免れるため
という事まで 考えて岸さんは東条内閣をつぶしたとあなたは見通したのです
か』と問い質してみたのですが、相変わらず、星野さんは黙したまま答えてくれ
ませ んでした」
 と武藤はいった〉(岩見隆夫『昭和の妖怪 岸信介』中公文庫)

この「先物買い」というのはまさに、敗戦を見込んで、わざと東条と反目したと
いうことだろう。前出の太田尚樹も同じ見方をしている。

〈打倒東条は国難の打開、つまり国家のためという大義名分が成り立つ一方で、
戦犯を逃れることはできないまでも、連合軍から大きなポイントを稼ぐ ことが
で きると読んでいた〉

〈満州以来の二人の関係は、刎頚の友といった関わりではなく、結局は、互いに
利用し合っていただけだった〉

〈つまり東条は岸の頭脳と集金力を利用し、岸は陸軍を利用しながら権力の座を
目指したが、その陸軍の頂点に、権力の権化と化した東条がいた。 だがアメリ
カ 軍の攻勢の前に、東条の力など見る影もなくなってきている。こんな男と
便々とつるんだまま、一緒に地獄に落ちるのはご免である〉(前掲『満州 裏史』)

この変わり身の早さこそ岸の真骨頂といえるが、さらに、岸には獄中で、もっと
重大なアメリカとの政治的取引を行っていたのではないか、と の見方がある。
その取引が、岸を訴追から救い、そして戦後、内閣総理大臣に押し上げた最大の
理由ではないか、と──。

それが何かを語る前に、戦後アメリカの対日政策には2つの流れがあったことを
指摘しておく必要がある。ひとつは民政局(GS)に代表され るニューディー
ラーを中心としたリベラル勢力で、日本国憲法の 素案づくりにも携わった。民
主化を徹底する立場から旧指導者への処分も容赦がなかった。もうひとつは治安
を担当する参謀本部第2部(G2)を 中心とした勢 力で、対ソ連、対中国戦略を
第一に考える立場から、日本を再び武装化して“反共の砦”に育て上げようと考え
ていた。GHQ内部ではこのふたつ の勢力が対立 していた。

占領当初はGSの力が強かったが、米ソ冷戦が本格化するにつれて「反共」のG2が
「対日懲罰」のGSを凌駕するようになる。こうした流れ の中で、G2は巣鴨拘置
所に拘留されていた岸との接触をはじめた。再び、前回紹介した原彬久氏の『岸
信介―権勢の政治家―』(岩波新書)を引く。

〈G2およびこれと連携する人脈が獄中の岸と接触していたことは、確かである。
例えばGHQ経済科学局のキャピー原田は、巣鴨の岸から「戦後復 興」問題でたび
たび意見を聞き、しかも原田みずから上司のマーカット少将に「岸釈放」を説い
ている(朝日新聞、平成六年九月二二付)。いずれにしても、こうした文脈を抜
きにしては、岸が不起訴、 無罪放免となっていよいよ戦後政治の荒涼たる舞台
に放たれるその道筋は理解できないだろう〉

G2は実際、1947(昭和22)年4月24日付で最高司令官のマッカーサー宛に岸の釈
放を求める異例の「勧告」まで出している。獄中で 岸はアメ リカとどんな取引
をしたのだろう。自らの命のためならかつての盟友を売る男である。いったい何
と引き換えに、無罪放免を勝ち取ったのか。

これについては「週刊朝日」(朝日新聞出版)2013年5月24日号が渾身のリポー
トを掲載している。〈「星条旗」の下の宰相たち〉とい うシリー ズの〈第3回
「ストロングマン」〉。筆者は同誌の佐藤章記者だ。まず、岸はアメリカにとっ
てどういう存在だったのか。同記事を引く。

〈戦後の米国のアジア政策は、米国の国益を守ってくれそうな、その国における
「ストロングマン」を探し出すことから 始まる。韓国における李承晩、台湾に
おける蒋介石がその典型だ。日本においては吉田茂であり、鳩山一郎、緒方竹虎
と続いて、1950年代半ば に岸の番が巡ってきた〉

では、岸に与えられたミッションは何だったのか。

〈(日本国憲法)第9条があるために日本は自衛目的以外の軍隊が持てず、米国
との相互的な防衛能力を保有 できなかった。つまり、米国が攻撃を受けても日
本は援軍を出すことができない。さらに言えば、米国の軍事戦略に乗っかる軍隊
を持つことができ ない。
 この相互防衛の考え方が、集団的自衛権の解釈として、1951年の旧日米安保条
約締結以来、日米間の問題となった〉

まさにいまの安倍政権が強引に進める新安保法制につながる話だ。この問題解決
こそ、岸がアメリカから言われた最大のミッションで、そのた めに最初に着手
したのが〈「建設的勢力」の結集〉つまり保守合同だ。では、カネはどうしたのか。

前出の佐藤記者は米アリゾナ州ツーソンに飛んだ。アリゾナ大学歴史学研究室の
マイケル・シャラー教授に会うためだ。シャラー教授は米国務省の歴史 外交文
書 諮問委員会委員を務め、非公開資料にも目を通すことができる。以下、佐藤
記者によるインタビューだ。
〈――岸元首相に対してCIAから資金提供があったという話をどう思いますか?
「そういう証拠はあると思う。賄賂的な意味合いよりは、派閥の運動資金や政治
キャンペーン資金というような形で提供されたと理解している」

 ――資金はどのような形で渡されたのでしょうか?
「当時、CIAから経済団体や企業を通じて岸のほうに資金が流れたという記述を
米国側の書類で私は目にしたことがある」〉(前同「週刊朝日」 より)

これについては、CIAから自民党への秘密献金をスクープしたニューヨークタイ
ムズのティム・ワイナー記者も、その著書『CIA秘 録』(日本版は文藝春秋)で
こう断言している。

〈CIAは1948年以降、外国の政治家を金で買収し続けていた。しかし世界の有力
国で、将来の指導者をCIAが選んだ最初の国 は日本だった〉

〈釈放後岸は、CIAの援助とともに、支配政党のトップに座り、日本の首相の座
までのぼりつめるのである〉

岸は、日本におけるアメリカの国益を実現するため、アメリカによって選ばれ、
アメリカの資金でつくられた首相だったということだ。A級戦 犯容疑者の身から
わずか9年、公職追放解除からたった5年足らずで政界トップに上り詰めた秘密が
ここにある。

その岸が首相在任中にアメリカに言われてやった最大の仕事は、言うまでもなく
日米安保条約の改定だ。一般に、旧安保条約では日本がアメリ カに基地 を提供
する一方でアメリカの日本防衛義務が明記されていないとの批判があったが、新
条約ではそれを盛り込ませることができたと評価されてい る。だが、アメ リカ
の狙いはそこではなかった。佐藤記者はこう書いている。

〈新条約は5条で米国の日本防衛義務を盛り込んだが、続く6条で、米国のアジア
戦略のために在日米軍を利用できる「極東条項」が組み込まれた。米 国の本音
を明確にした条項だ〉

しかもこの「極東条項」の「極東」の範囲が明確でなく、アメリカは日本の基地
を好き勝手に使えるようになった。事実、新安保条約締結から 50年以 上経つ
が、米軍が日本防衛のために出動したことは唯の一度もない。反対に、米軍がア
メリカの戦争のために日本の基地を自由に使うことは日常化 している。安 保条
約改定が誰の指示よるものだったかがわかるだろう。

佐藤記者はこうした事実をさらに裏付けるため米ワシントン郊外にある米国国立
公文書館別館を訪ねる。そこでCIAが作成した「岸信介」の ファイルの閲覧を請
求し、驚くべき事実と遭遇する。なんと、CIAのファイルにはたった5枚の資料し
か入っていなかったのだ。
他のA級戦犯容疑者についてはたとえ不起訴でも膨大な資料が残されている。例
えば、緒方竹虎は1000枚近く、正力松太郎は500枚ほど。 しかし、岸はたったの
5枚しかない。これは明らかに異常だ。実は、岸に関するCIA資料はほとんどがま
だ秘密指定を解除されていないのだという。つまり、 岸とアメリカの関係はい
まだに表に出せない内 容が含まれているとアメリカが判断しているということ
なのだ。それは、アメリカの対日占領政策がまだ継続中だということでもある。

しかし、こうした歴史を振り返ると、いま現在の安倍政権がやろうとしているこ
との謎が解けてくる。

Q:安倍首相はなぜ、集団的自衛権行使にあそこまでこだわるのか?

A:おじいちゃんが不起訴の見返りにアメリカと約束したことだから。

Q:安倍首相はなぜ、日本国憲法を「みっともない」と毛嫌いするのか?

A:おじいちゃんを助けてくれたG2と敵対する人たちがつくった憲法だから。

Q:安倍首相はなぜ、改憲しようとしているのか?

A:それも、おじいちゃんが不起訴の見返りにアメリカと約束したことだから。

Q:安倍首相はなぜ、沖縄の「屈辱の日」をお祝いしようとするのか?

A:おじいちゃんの公職追放がやっと解除された記念の日だから。

Q:安倍首相はなぜ、「侵略」や「おわび」や「反省」をためらうのか?

A:あの戦争はおじいちゃんも深く関わった自存自衛の聖戦だから。

そう。新安保法制も改憲も、すべては、おじいちゃん、岸信介とつながっている
のだ。

そういえば、安倍首相はそのアメリカ観も、岸信介に強い影響を受けている。安
倍首相の中には「良いアメリカ」と「悪いアメリカ」、2つの アメリカがある。
「良いアメリカ」は、おじいちゃんを救ってくれた。戦前の日本の旧指導者にも
寛容だったアメリカ。一方、「悪いアメリカ」は日本に憲法9 条や主権在民、人
権尊重などを押し付け、戦前の日本の旧指導者を“悪”と決めつけたアメリカ。

だから、安倍首相は「『悪いアメリカ』が押し付けた戦後レジームからの脱却」
を主張しながら、「『良いアメリカ』の戦争に自衛隊を捧げる」安保法 制を強
行することに矛盾を感じない。

いずれにしても、たった一人の政治家のグロテスクな“おじいちゃんコンプレッ
クス”によって、日本は今、国のかたちを大きく 変え、アメリカの戦争に引きず
り込まようとしているのだ。我々はそのことの異常性と恐ろしさを本気で認識す
べきだろう。
(野尻民夫)