「対象犯罪数が600を超えている。監視対象が広すぎるとの疑念はなお拭えていない」(蓮舫)。てことは、「疑念」がクリアされたら共謀罪に賛成ってことか!?
くろねこの短語 2017/1/9
共謀罪について、クラリオン蓮舫が「対象犯罪数が600を超えている。監視対象が広すぎるとの疑念はなお拭えていない」ってさ。なんともぬるい発言だ。「疑念はなお拭えていない」ってことは、その「疑念」がクリアされたら共謀罪はOKってことになるんじゃないか。
これって、特待秘密保護法の時も、安保法制=戦争法の時も同じだったんだよね。つまり、民進党は一貫してこうした時代錯誤な法案に基本的には賛成ってことなんだね。そもそも、特定秘密保護法なんか民主党時代に具体的な議論が始まっているんだから、しょせんは第二自民党の枠を超えられていないってわけだ。
その中心にいたのがノダメで、そんな男が幹事長なんだから、そりゃあ民進党に明日があるわけがない。そのノダメは、「背水の陣ではなく、すでに水中に沈んでいる」って党の仕事始めで挨拶したそうだが、何言ってやんでえ。水中に沈めた張本人のくせして、まるで他人事だ。なんで水中に沈んだのか・・・そこをしっかりと分析して、反省しないからいまの状況があるわけで、1日も早く党内に巣食った白アリどもを退治しないと、次の選挙で党は必ずや壊滅することになるだろう。
・蓮舫氏「共謀罪」法案に懸念 「対象犯罪600超 監視対象広すぎる」
・「共謀罪」対象 676の罪 政府方針 懲役・禁錮4年以上
それはともかく、共謀罪に関して、貧相顔の官房長官・菅君は「一般の方々が対象になることはあり得ない」ってのたまってくれた。一般人かどうかなんて、どこに線引きがあるんだ。何度も言うけど、凶器準備集合罪だって、そもそもは暴力団が対象だったのに、いつのまにか学生運動にも適用されるようになったんだからね。そんなおためごかしを誰が信用するもんですか。
・共謀罪「一般人は対象外」=菅官房長官
それにしても、TVのニュースでは、共謀罪の「共」の字も話題に上らないんだから、正月早々ウンザリなんだね。おそらく、国会が始まったら、東京オリンピックのテロ対策のためには必要だ、なんて論陣張るメディアが続出することだろう。でもって、脳内お花畑のひとたちは、そりゃ大変だってんで「テロ等組織犯罪準備罪」なんて名前にごまかされて共謀罪の後押しするんでしょうね。
思想や内心の自由を侵しかねない人権無視の法律がなければ開けないオリンピックだったら、そんなものいらない。そんな声は、同調圧力の中でかき消されていくことになるでしょう・・・・妄想であればいいのだけれど。