言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

単なる読み間違いと違って他者を見下し足蹴にする文脈の中での発言だから見逃してもらえないだろな、でんでん江川紹子。米国第一主義を尊重安倍とは仰せのままにって言っうんだ。会談前に白旗上げる阿保

2017-01-26 10:56:44 | 言いたいことは何だ

「単なる読み間違いと違って、他者を見下し、足蹴にする文脈の中での発言だから、見逃してもらえないだろな……でんでん」(江川紹子氏)&「米国第一主義を尊重」(安倍晋三)とは、「仰せのままに」って言ってるようなもんだ。会談前に白旗上げる阿呆がどこにいる・・・喝!!




 くろねこの短語 2017/1/25


重箱の隅であることは承知しつつも、これはもう突っ込まざるを得ないだろう。ていうか、突っ込んで欲しくてわざと読み間違えたんじゃないのと思ったほどだ。なんと、ペテン総理が民進党批判のお役人の作文を読んでいる最中に、「云々」を「でんでん」と読み間違えたってね。猫おばさんの江川紹子氏が「単なる読み間違いと違って、他者を見下し、足蹴にする文脈の中での発言だから、見逃してもらえないだろな……でんでん」とツイートしていたのには思わず手を打ってしまった。
 
しかも、民進党を批判した内容ってのが強行採決に抗議の意思表示のプラカードについてで、プカード持って抗議の姿勢を示すってのは野党時代の自民党が好んで使った手口だってことがバラされちャってるんだよね。そんな中での「でんでん」ですからね。そりゃあ苦笑くらいじゃすみません。






【字幕あり】安倍首相、民進党批判の最中に云々を"でんでん"と読み間違え
 
ひょっとこ麻生の「みぞうゆう」と同じで、おそらく日常的に使ってたんじゃないのかねえ。読めなかったとしたら、一瞬でも言いよどむはずなんだが、何の躊躇もなく「でんでん」と読んでますからね。ネットで見た「云々なんて読めなくても、でんでん気にすることないよ」のツイートに座布団一枚。今年の流行語大賞は早くもこれで決まりか?
 
大学時代の成績が特定秘密に指定されているという噂もなんとなく納得の「でんでん」なんだが、そんなペテン総理が「トランプ米大統領が掲げる『米国第一主義』に関し『理解し、尊重する』と伝える意向を固めた」ってさ。バカだねえ。会談の前に降参する阿呆がどこにいる。
 
これでもう日米FTAは決まりだろう。それもTPP協定が叩き台になって、さらなる譲歩を迫られることになりますよ。「米国第一主義を尊重」ってことは、仰せのままにってことなんだから、TPP以上に日本は窮地に追い込まれることになるでしょう。


「米国第一主義を尊重」伝達へ 首相、首脳会談で
 

ひょっとこ麻生も連れて来いってトランプからオファーがあるそうだが、予算握っている財務大臣もセットで脅しにかかろうって算段なんだろうね。世襲のボンボン政治屋なんか一喝するのは、「交渉がウィンウィンだなどと言っている奴らは所詮はアマちゃんの負け犬だ。交渉とは自分が勝つためのゲームだ。自分さえ勝てば相手などどうでもいいのだ」と公言してはばからないトランプにとっては赤子の手をひねるよりも簡単なことでしょうからね。

TPP巡り「トランプ氏に腰を据え理解求める」安倍首相まだ言ってるよ(笑)

2017-01-26 10:51:56 | 言いたいことは何だ

大統領就任演説を全く理解しない日本の首脳陣が・・・




 安倍首相は24日の参院本会議で、トランプ米大統領がTPPからの離脱方針を明記した大統領令に署名したことを巡り、2月上旬で調整している日米首脳会談でトランプ氏に翻意を促すよう説得に努めると述べました。

 政府は今後、米側の動きを注視しながら、対応を検討していくということです。

 首相は「TPPが持つ戦略的、経済的意義について理解を求めていきたい」と言いますが、そんなことはトランプ氏は百も承知で、それは「1%」の大企業に利益になるだけで米国民全体をより貧しく惨めにするものであるとして、TPP交渉から永久離脱する旨の大統領令を出した訳です。それだけでなく、既に米・加・メキシコの3国で締結している北米自由貿易協定(NAFTA) からも離脱すると伝えられています。

 

 トランプ氏のそうした考えは先の大統領就任演説で明確に述べられています。

※ 1月23日 トランプ大統領就任演説全文(日本語訳)

https://yuzawaheiwa.blogspot.jp/2017/01/23.html

 

 日本のメディア(とその影響を受けている多くの人たち)も米国に倣ってこの就任演説を貶めることに努めていますが、本当はもう一度虚心坦懐に読み直してみる必要があるのではないでしょうか。

 そこではこう述べられています。

 

『・・・単なる政権交代ではなく、ワシントンD.C.から国民である皆さんへ、政権を取り戻します

 ・・・あまりにも長い間、ワシントンにいる一部の人たちだけが、政府から利益や恩恵を受けてきました・・・ワシントンは繁栄しましたが、国民はその富を共有できませんでした。・・・職は失われ、工場は閉鎖されました。権力層は・・・アメリカ市民を守りませんでした。・・・アメリカ全土で苦しんでいる家族への祝福は、ほとんどありませんでした。・・・本当に大切なことは、どの党が政権を握るかということではなく、政府が国民により統治されることです。・・・
今まで世界が見たことのない動きが起きています。この動向の中心にあるのは、とても強い信念です。それは、国は国民に奉仕するために存在しているということです。・・・こうしたアメリカの殺戮は、今ここで終わります。今、ここでです。


 

 要するにこれまで行われた大資本家中心の政治は『アメリカを殺戮するものであった』として、『政治は国民のために行われるべきであって、大資本家のために行われるべきではない』ということを、極めて明確に且つ率直に述べています。その明快さはどこかの首相の演説のような、美辞麗句と過度の修飾語に満ちているものの中身はデタラメだらけの演説とは大違いです。

 語弊を恐れずに言えば、この演説はかつての『共産党宣言』にも匹敵するもので、『国民が主人公』であることを高らかに宣言したものです。
 


 それが体制側から目の敵にされるのは極めて当然のことですが、一般の多くの人たちまでがそれに同調するのは率直に言って不可解です。資本家中心の政治が長く続く中で、国民中心の政治に違和感を持つように洗脳されているのだとしたら、余りにも不幸なことです

 

 それと同じ様にトランプ氏の志の高さを全く理解できない安倍首相、高村副総裁、菅幹事長やその他の有象無象が束になってトランプ氏に仕掛かったとしても、かつてロバにまたがって風車に飛びかかったドンキホーティの二の舞になるのは明らかです。それは安倍政権の首脳陣が彼我の志の違いをまるで認識できないでいるからです。お粗末な話です。

 外務省を通じて ”やいの やいの” と頼み込んで無理やりアポイントを取った挙句にそんなことを進言しに行くとは・・・(絶句)、衆人環視の中で『国辱騒ぎ』を演じることになるのは必定です。

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菅長官、トランプ氏にTPP「腰を据えて説明」

読売新聞 / 2017年1月24日

 菅官房長官は24日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、米国の環太平洋経済連携協定(TPP)離脱について、「トランプ米大統領も自由貿易の重要性は十分認識していると思う。日本政府は腰を据えて、しっかりと説明していきたい」と強調した。

 日米首脳会談に関しては、「できるだけ早く行いたい。(会談では)日米同盟が日本にとって安全保障・外交の基軸であり、きちっとした形で確認したい」と述べた。

 

TPP巡り「トランプ氏に腰を据え理解求める」安倍首相まだ言ってるよ(笑)

まるこ姫の独り言 2017-01-24

まったく、バッカじゃなかろうか。。。

人が良いにもほどがある、安倍首相ごときの説得でトランプが大統領令をまた元に戻すとは思えない。。

 

「トランプ氏に腰を据え理解求める」 首相、TPP巡り

              朝日新聞デジタル 1/24(火) 11:38配信

トランプ米大統領が(TPP)から離脱するための大統領令に署名したことに関し、安倍晋三首相は24日午前の参院本会議で、「トランプ大統領は、自由で公正な貿易の重要性は認識していると考えており、TPP協定が持つ戦略的、経済的意義についても腰を据えて理解を求めていきたい」と述べた。

 

安倍首相、一回ぐらいの面会でトランプ大統領の何が分かったのか。。。

まだ民間人だった相手とたった一回会っただけで、その人間の中身なり、本質なりが分かるとも思えないが、そういえば初回の面会時に、”2人で本当にゆっくりと、じっくりと、胸襟を開いて率直な話ができた。信頼できる指導者であると確信した”と見事に相手を信じていたが。

人と人、国と国との信頼関係って、そんなに簡単に築けるものなんだろうか。。。。。

 

大体が、TPPは自民党がTPP反対を公約に掲げて選挙に勝ち全国の農業関係者もその変節には激怒している事から考えても、安倍首相の尊敬する?米国がTPP離脱と言っているのだったらもっけの幸いで日本も一抜けたという選択肢はないのか

 

そもそもの趣旨に反している。

TPPは当初は米国からのごり押しで始まり、自民党だって選挙前はTPP断固反対と公約に掲げ選挙に勝ったのに、いつの間にか積極的にTPPを推進して、米国より意志強固になってしまっている。

何この展開は。。。。。。

 

なぜここまで意固地になって推進するのだろう。

親分が離脱と言っているのに、子分は推進。

大統領令にハンコを押したトランプに対して、腰を据えて理解を求めて行きたい?

これ、内政干渉じゃないのか。

子分が言ったって聞く耳持たない、ましてやトランプが安倍首相の話を聞くとは思えない。

安倍首相は、談判したら聞くとでも思っているのだろうか。

ポチがワンワン吠えたって、吠え損というものだ。

 

 

トランプのTPP永久離脱が与野党に与えた衝撃

天木直人 2017年1月25日

 トランプ大統領が、とうとうTPPから永久に離脱する大統領令に署名した。

 それをテレビの前で高らかに誇示して世界に宣言したトランプは、まさしくトランプそのものだ。

 オバマケアの見直しとともに、オバマのアメリカを全否定したのだ。

 しかし、衝撃はオバマの否定だけではない。

 トランプは世界に見事に証明した。政権が変われば、多国間条約でさえもあっさり捨て去る事が出来るのだと。多国間条約でさえそうであるから、二国間協定を否定する事など朝飯前だ。

 

 そこで想起されるのが、政権が代わっても日米同盟は不変だと言い続ける日本だ。こんな嘘はない。

 そして、私はその批判を対米従属の自民党だけに向けているのではない。野党第一党の民進党はもとより、共産党ですら日米同盟反対を封印した。

 なぜか。世論がそう考えるからだ。しかし、政治は世論に迎合するだけではいけない。世論を正しく引っ張っていく使命を持たなくてはいけない。

 トランプはそれを示した。残念ながらその方向は間違っているから私はトランプを認めない。そしてトランプの打ち出す政策は次々と世界を混乱させるに違いない。

 

 いまこそ日本の政治はトランプに学び、トランプを乗越えなけれいけない。賛否両論の世論を正しい方向に導き、日本を正しい方向に向かわせなければいけないのだ。

 日本の政治にそれが出来れば日本は危機を乗り越えられる。トランプの出現を千載一遇のチャンスに変えられる。

 残念ながら、いまの与野党の政治家にはそれを期待することは出来ない。トランプに右往左往だ。

 ただの一人も、トランプを逆手にとって日本を優位に立たせようとするものがいない。その象徴的な例が、トランプのTPP離脱に対する対応だ。

 

 安倍首相はトランプが永久離脱の大統領令に署名した後も、まだTPPに未練たらたらだ。米国抜きのTPPはあり得ないと言っている。ここまでくればもはやご愛嬌だ。どこまでも中国包囲網なのである。

 それがいかに間違っているかは、私があらためて言うまでもない。

 しかし、私がここで強調したいのはむしろ野党の対応だ。野党は打倒安倍の最大のテーマとしてTPP反対を唱えて来た。

 ところが野党の反対の最大の理由は、農水産物の保護である。TPPの本当の危険性は、そのような貿易面ではない。アジアの経済的支配を中国にさせない、中国にルールを書かせない、そのかわり米国流でアジア市場を支配するというのである。

 日本との関係ではあらゆる分野での米国企業の日本乗っ取りだ。私企業が国家を訴えるなどという条項が盛り込まれていることなどはその典型だ。

 ところが、日本の政治における与野党の攻防はもっぱら農水産業の保護だった。なぜか。

 それは選挙の票に直結するからだ。その意味では、自民党も野党も同じなのだ。

 

 そしてとうとうTPPが永久凍結になった。もはや与野党の攻防のテーマはなくなった。もし日本の与野党が、保護主義を否定し、自由貿易を謳うなら、与党も野党も、いまこそあらたな自由貿易協定を追求すべき時だ。

 いや、世界貿易機構(WTO)の原点に立ち戻るべきだ。

 しかし、安倍首相は中国を敵視するあまりそれが出来ない。野党は農業票欲しさに農産物自由化に踏み切れない。TPPだけではなく、あらゆる自由貿易交渉においても農水産業の保護に回る。

 だから対案がない。

 それをごまかすために安倍政権のTPP交渉の失敗を批判するしかないのだ。つまりトランプのTPP永久離脱は、見事に日本のTPP政局のいかさまぶりを露呈したのである。

 

 そして、この日本の政治の矛盾は、最後は日米同盟の是非論に行き着く。日米同盟の是非についてまともな論争が国会で起きないようでは、日本はトランプに振り回されるだけで終わる。

 

 トランプの米国が誕生しても対米従属が続くようでは日本の政治に未来はなく、それはそのまま日本に未来はないということである。もったいないことである(了)




安倍首相、この人、本物のバカだ。「米国第一主義」が何を意味するか分かっていない。「云々」という漢字が読めないだけでなく、意味が分からないようだ。「米国第一主義」とは何か?平たく言うと、保護主義のことだ

2017-01-26 03:16:25 | 言いたいことは何だ
だめだこりゃ この人、本物のバカだった!

2017/01/25 半歩前へⅡ


この人、本物のバカだ。「米国第一主義」が何を意味するか分かっていない。「云々」という漢字が読めないだけでなく、意味が分からないようだ。

 
「米国第一主義」とは何か? 平たく言うと、保護主義のことだ。こうなって一番影響を受けるのは貿易立国の日本ではないのか。そんなことさえ分からないのか。
 
安倍晋三、お前は首相どころか議員もやめるべきだ。こんなバカに税金から給料を払うのがもったいない。


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共同通信によると、安倍首相は2月にワシントンで開催を見込む日米首脳会談で、トランプ米大統領が掲げる「米国第一主義」に関し「理解し、尊重する」と伝える意向を固めた。複数の政府筋が24日明らかにした。
 
トランプ氏の政治理念を率直に評価することで信頼を醸成し「新時代にふさわしい日米同盟の強化」(政府筋)を目指す。同時に、自由貿易の重要性についても訴え、理解を得たい考えだ。
 
首相訪米に向けて政府は24日、対応方針の策定に着手。「同盟はアジア太平洋地域の安定と、米国の国益に資する」との認識を首脳間で共有する方向で検討する。

クロ現元キャスター・国谷裕子さんが明かす、NHKで取り上げられなかったあの「問題」

2017-01-26 03:09:54 | 言いたいことは何だ



新刊『キャスターという仕事』に記した、国谷裕子さんからみた報道と社会の変化。そしてフェアであるということ。



石戸諭 BuzzFeed News Reporter, Japan









国谷さんが著書で明かした降板のいきさつ



国谷さんが著書で明かした降板のいきさつ
Satoru Ishido / BuzzFeed
NHK「クローズアップ現代」で23年にわたりキャスターを務めた国谷裕子さんが、著書『キャスターという仕事』(岩波新書)を出版した。クロ現の歴史を辿りながら、番組の裏側、自分の言葉で「問うべきことを問う」キャスターという仕事の意義を詰め込んだ一冊だ。
その中に、国谷さんがクロ現の降板をどうNHKから伝えられたのか、本人の言葉で綴られた一節がある。国谷さんは、NHKのアナウンサーではなく、1年もしくは3年ごとの出演契約を結んでいるキャスターだ。
NHKサイドから2016年度の契約を更新をしない、と告げられたのは2015年12月26日。この頃、クロ現は揺れていた。
その前年、2014年7月に放映された菅義偉官房長官への集団的自衛権をテーマにしたインタビューで、国谷さんは時間ギリギリまで「しかし……」と繰り返した。「そもそも(集団的自衛権の)解釈変更をしたこと」への違和感や不安をどう払拭するのか、と食い下がるように、質問を続けた。
この質問が首相官邸から不評を買った、と報道された。国谷さん自身は「それが事実はどうか私は知らない」が、「もしそうだとすれば、『しかし』という切り返しの言葉を繰り返したことが、不評を買うことにつながったのかもしれない」と書いている。
契約更新をしないと告げられる直前、2015年11月には放送倫理・番組向上機構(BPO)でクロ現が特集した出家詐欺問題についての意見書が公開された。
BPO意見書やNHKの報告書では、この特集について、放映されたシーンに事実関係の誤り、隠し撮り風の映像が「事実を歪曲したもの」などと指摘された。番組の信頼に関わる”事件”だった。
NHKサイドの説明は「編成の見直しに伴い、番組をリニューアルし、キャスターを一新する」というもの。
国谷さんはこれを「想像もしなかった」と記す。

降板直前、制作現場は継続を提言していた



降板直前、制作現場は継続を提言していた
▲国谷裕子さん 時事通信
「想像もしなかった」大きな理由は、BPO意見書で揺れる11月、制作現場が次年度も国谷さんのキャスター継続を提言していたことだ。プロデューサーたちは上層部からのキャスター交代の指示に対して、リニューアル後もキャスター継続を求めていたという。
国谷さんはここ数年、「これまで以上に多角的な視点、より深い分析」を求められていると感じ、資料を読み込む量も増えていた。
「心身ともにきつくなっていた」ため、「体力や健康上の理由で、いつか自分から辞めることを申し出ることになる」と考えていた、と明かす。
現場サイドがキャスター継続を望んだにもかかわらず、突然、NHK上層部の意向で打ち切りを告げられる。その胸中は多くは書かれていないが、頭に浮かんだ場面については記述がある。
菅官房長官のインタビュー、出家詐欺問題ーー。
「負担を強いられている沖縄の人々を第一の視聴者」とし、「沖縄の人々の目線で取り上げていることをはっきりと伝えた」沖縄問題の取り上げ方ーー。
ケネディ駐日大使(当時)インタビューで「日本とアメリカの関係は、安倍政権の一員、それにNHKの経営委員や会長の発言によって影響を受けていると言わざるをえません」と発言したことーー。

「不寛容な空気」



2016年3月17日の最終回を前に、国谷さんはこの23年間での社会の変化の一つとして、「不寛容な空気」の浸透をあげる。
一人ひとりの個性が大切だと言いながら、組織の管理強化によって、社会全体に「不寛容な空気」が浸透していったのではないだろうか。<クローズアップ現代>がスタートしたころと比べて、テレビ報道に対しても不寛容な空気がじわじわと浸透するのをはっきりと感じていた。


淡々とした筆致に、変化への強い違和感がにじみでる。
国谷さんの信条は、フェアであることだ、という。彼女が考えるフェアとはなにか。言及している文章を拾っておこう。
わかりやすくするために、ある点を強調するために、ある部分を隠すとか、触れないとかはしない。知りえたことは隠さない。視聴者には判断材料はすべて示す。


問題を提起するとき、誰の立場にたって状況を見ているのか。自分の立ち位置を明確に示すようにしていたことだ。


クロ現が取り上げなかった問題



いまのNHKは果たしてフェアなのか。
国谷さんは、「NHK内の空気」にも変化が起きていると思うとし、こんな事実を著書の最後で示している。
社会的にも大きな議論を呼んだ特定秘密保護法案については番組で取り上げることが出来なかった。(中略)2015年の国会で最大の争点となり、国民の間でも大きな論議を呼んだ安全保障関連法案については、参議院を通過した後にわずか一度取り上げるにとどまった。


クローズアップ現代とその時代をあらためて捉え直してみたい。BuzzFeed Newsでは国谷さんにインタビューを申し込んでいる。