花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

脱兎の如く

2012年07月20日 | 姫ちゃん
最近...毎日私の頭の中をグルグルしている言葉があります

それは... 「 脱兎の如く 」 という言葉...

言うまでもなく 「一目散に逃げる兎のように、とても早く俊敏なこと」 なんですが...


なぜ 「 脱兎の如く 」 が頭をグルグルしてるかというと...

最近の姫っ子のマイブームが、まさに脱兎の如く突っ走る暴走だからです...



あまりの速さにカメラもブレブレ ...もはや心霊写真(笑)

そして...「言葉の使い方間違ってないよね?」...と心配になって調べたら...

「脱兎の如く」というのは、孫子兵法九地編にある

故爲兵之事、在於順詳敵之意、并敵一向、千里殺將、
此謂巧能成事者也、是故政舉之日、夷關折符、無通其使、
於廊廟之上、以誅其事、敵人開闔、必亟入之、
先其所愛、微與之期、踐墨隨敵、以決戰事、
是故始如處女、敵人開戸、後如脱兎、敵不及拒

の最後の部分...

「是故始如處女、敵人開戸、後如脱兎、敵不及拒」

「始めは処女の如く、敵人戸を開くや、後は脱兎の如くにして、敵は拒ぐに及ばず 」

「最初のうちは乙女のようにしおらしく控えていて、いざ敵側が侵入口を開いたとたん、
後は追っ手を逃れる兎のように一目散に敵国の懐深くまで侵攻してしまえば、もはや敵は防ぎようがない」

から来てる事がわかりました

思わず頭に浮かんだ言葉を辿って行ったら孫子の兵法に辿り着くなんて...

これもやっぱり天意でしょうか? (...もう何も言うまい...



夏バテと、姫っ子の世話に追われ疲れ果ててる私は...

その無駄遣いとも思えるエネルギーを分けて欲しくなりますが...

(このエネルギーを発電に使えたら家一軒分くらいは賄えそう(笑))

何がそんなに面白いのか?と思うくらい...ただひたすら部屋中を...私の周りを...

グルグルとものすごい速さで爆走しています

きっと走れるようになった事がただ面白いんでしょうね...

いいな~...走れることがただ面白いだなんて...

ただ面白くて疲れるまでやり続けるなんて事...この先私にあるのかな...

なんてしんみり考えながら近づいて行くと 「キャ~来た~ ハァハァ...」 (って言ってるように見える)(笑)

と、楽しそうに、まさに“脱兎の如く”逃げ出して行く様は、無邪気のカタマリです



でも、自分の周りをグルグルされると、ちょっとバカにされてるような気分にもなります(笑)

あまりにもひたすらグルグル走り続けるので、「ちびくろサンボ」のトラを思い出しました

茶色いからバターじゃなくてカラメルシロップになるかも...

その爆走ぶりに 「暴走毛団子爆弾」 「茶色い小悪魔」 の新たな異名も付きました


寝てる時は天使なんだけどねぇ~


コメント (2)
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