【最近読んで良かった本】
◇小説
『板上に咲く』原田マハ 著
棟方志功もまた“狂”の人だったのだな。
津軽弁のセリフが思わず音読したくなるようなリズムで、声に出して
読んでみたら面白かった。
津軽弁って結構ハマるわ~(笑)
◇エッセイ
『古くてあたらしい仕事』島田潤一郎 著
もともと島田さんの出版社〈夏葉社〉の本が好きで、
特に『さよならのあとで』は何度も読み返し、何冊も友人に贈ってきた本。
その本が夏葉社を立ち上げるきっかけだったこと、本や仕事への向き合い方
なども知れて良かった。
これからも応援していきたい。
◇ルポルタージュ
『それでも食べて生きてゆく 東京の台所』大平一枝 著
喪失と再生がテーマのルポルタージュ。
ーーあとがきより抜粋ーーーーーー
10年の取材を振り返り、「何も失ったものがない人などいない」ということ
に気づいた。大切な物や大切な人、共に暮らした日々、故郷、家族、健康。
どんなに幸せそうに見える人でも、何かを失いながら、どうにかこうにか自分を収め、
繕いながら生きている。いくつになっても、どんな人にも大小の喪失がある。
それが人生だとしたら、喪失と再出発の物語は、読者にも自分にも学びがあるのでは。
そんなところから本書の制作は始まった。
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とても良かった。
取材する側の大平さんの真摯な姿勢が感じられるルポルタージュ。
買わずに図書館から借りちゃって…ごめんなさい!
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