追悼・谷川俊太郎さん
谷川俊太郎さんの詩に初めて出合ったのは中1の時
国語の教科書に載っていた「朝のリレー」でした。
‘’カムチャッカの若者がキリンの夢をみているとき‘’
で始まるこの詩で、カムチャッカ半島を覚えました。
音の響きとリズムが心地よくて、詩が好きになりました。
谷川さんの詩集やエッセイは何冊も買って読んだけれど、
いま手元に残っているのは3冊。
一番のお気に入り 詩画集「青は遠い色」
もう30年近く前の本で、表紙はめくれ色も褪せているけれど
青をテーマに、堀本恵美子さんの挿画もとても素敵なのです。
谷川さんのどこか飄々としたところも好きだったなぁ。
どんなに深く憧れ、どんなに強く求めても、
青を手にすることはできない。
すくえば海は淡く濁った塩水に変り、
近づけば空はどこまでも透き通る。
人魂もまた青く燃え上がるのではなかったか。
青は遠い色。
一番好きな詩です。
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