つぶやき、遊び・仕事・日常

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生ぬるい湯

2019-10-14 07:49:56 | 日記
何事にも熱情なき人がいる。
これを国家社会の上から見れば、酔生夢死(すいせいむし)の人間といふほかなく。
その種の人が多くなれば、すなわち国は必ず滅ぶ。
渋沢栄一「訓言集」から。

◆生ぬるい湯につかるな
 現代口語訳をすれば、こんなとこだろうか。
 何をするにも情熱を持って臨まない人々がいる。
 国家や社会からの視点から彼らを見れば、貴重な人生を無為に過ごしているとしか言いようがない。
 そんな人たちが増えれば、間違いなく国家は滅びるだろう。
 
 情熱を失った国民が増えれば、国は滅ぶ。 
 お金儲けに興味がなく、いろいろなことに欲のない人。
 かと言って、慈善や福祉にも貢献しようとしない人。
 社会には、残念ながらどんなことに関しても、まったく情熱を持っていない人がいる。
 「自分には関係ないから・・」、とでも思っているのか、一生生ぬるい湯につかっいて何もせずに、
 ただ存在しているかのような人たちです。
 
 これを「酔生夢死」(酒に酔ったように生き、夢を見るように死んでいく)と呼ぶようです。
 何もせず、のらりくらりと無駄に一生を過ごすことのようです。
 こんな人たちが増えれば、国も社会も発展するはずがありません。
 必ずいつか、衰退して滅びへの道を歩むのでしょう。

 少なくとも自分は、こういった生ぬるい湯を出て、周囲にも出ようと呼びかけていきたいものです。 
 健全な欲望や上昇志向こそが、人類の発展につながっていくと強く思います。
 何か、昨日の(不要なもの)とはまったく逆のような結論ともとれますがね。