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不都合な真実

2019-10-17 17:13:14 | 日記
台風15号と19号で、100万戸近い停電が発生したそうだ。
しかも、まだ停電が継続中のところもあるそうで、大変お気の毒なことだ。
ただ疑問は、いくら大型の台風とはいえ、なぜこんなに停電し、そしてそれがなかなか解消されないかだ。
そんな事情の一端が、産業新聞に載っていた。

◆不都合だがこれが真実のようだ
 台風の暴風により、今回は電柱が2000本以上倒れたという。
 各電力会社は、電力の安定供給を最大の使命としており、当然に異常気象に対する備えは考慮している。
 だが、想定を超える異常気象に相次ぎ直面し、その対策には限界があるとの見方が広がっている。 
 例を上げれば、電柱の耐風力は、風速40m毎秒だという。
 それを耐風力50mとか60mに強化すれば問題解決するのかといえば、それは非現実的なようだ。
 設備投資が幾何級数的に増加し、経済合理性とかけ離れてしまうからだ。

 残念なことに、倒れる電柱はそのまま受け入れて、電力会社が連携して早期に復旧する方が国家全体で見れば、
 「社会的コスト」が小さいということだ。
 真実は、電力会社は被災当初の停電はやむを得ないと考えているわけだ(ここ重要です)。
 その代わりに、発電機車の配備や広域応援体制の整備などの早期復旧対策に重点を置いているわけだ。
 台風19号直後には、名古屋からも中部電力グループのトーエネックの高所作業車や資材車が列をなして、
 おいらの目視だけでも30両ほどが、中央道を長野方面に向かっていた。

 であるならば、個人レベルでも普段から出来ることはやっておくべきなのだろう。
 ・自宅での太陽光発電
 ・自家用車はEV(電気自動車)が理想だが、HV(ハイブリッド)ならば、事前に燃料満タンにしておく
 ・スマホ用の外部バッテリー・手動の軽発電機器の準備
 まわりや国がすべて守ってくれると考えてはいけないようです。
 自分や家族の安全や生活は、ある程度は自助努力が必要ということのようです、残念ながら・・・