少年の夢

現在の愛知県営名古屋空港（小牧）は、かっては国際空港だった。
今ではその立場は、常滑市沖の中部国際空港にとってかわられている。
子供のころには、頭上を飛ぶ航空機を見上げて、いつかはあれに乗りたいと思ったものだ。
でも子供心に現実的だったのは、あの航空機を操縦したいとはさすがに思わなかった。
国際空港ではなくなったが、そんな夢をリージョナルエアラインであるFDA（フジドリームエアライン）がつないでいる。

◆少年の夢をFDAがつないでくれている
　FDAは、たしか静岡の鈴与グループが母体だと思う。
　いわゆるLCC（ローコストキャリア）ではなく、リージョナルエアライン（地域間航空）だ。
　機体は、残念ながらMRJはまだ飛べないので、ブラジルのエンブラエルだ。
　誤解されている方が多いのだが、リージョナルエアラインは機体は小型だが、座席はゆったりとしているのだ。
　各自の座席は、新幹線の普通席よりも快適だといえば伝わるでしょうか。

　そんなFDAは、名古屋・静岡だけでなく、神戸空港発着便も就航している。
　公式見解は、地方空港同士を結ぶ独自の戦略によるものだ。
　だが、現実は中部国際空港や関西国際空港の就航先には飛べない制約かららしい。
　そんな制約の中、ビジネス拡大は続き、現在では機体数は１６を数えるまでになった。

　このFDAの利便性はじりじりと広まり、愛知県民は国内旅行先の検討に於いて、FDAの就航先を基準にレンタカーを駆使して
　逆引きで旅程を作成するなんて行動をとっています。
　さらに、阪急ツアーや近ツリ、HISなどがチャーター便を飛ばしており、愛知県民の利便性は増すばかりです。
　少年の夢が、お手軽に実現できてうれしい限りです。
　今日はローカルな話題ですみません。