岐阜県可児市にヤイリギターという企業がある。
その製品は、ビートルズのポール・マッカートニーも愛用したそうです。
そんな企業の社長さんは、矢入一男さんといいます。
その社長さんは、こんなことを語っています。
◆材料は命、無駄は応援者
企業が永続するためには、財務と資産とを重要視しなければなりません。
そのためには、効率化しなければなりませんが、それはいい製品を作ることには逆行します。
でもそこで気づいたんです。
本物はそんなにあわてて作るものではない。
いい材料を集めて、時間をかけて取り組んでいかねばならないと分かったんです。
それは学問ではなく経験学です。
自分の目で見て、触って本当に大事なことは何かを確かめていきました。
大量生産時代、多くの企業はベニヤ合板を使っていました。
でも、材料にこだわったうちは、アラスカやカナダのエゾ松と、赤道付近のマホガニーを用いてきました。
生まれも育ちも違う材料を合わせるのは困難でした。
新しい環境になじませるのは時間がかかるということです。
材料は命ですから、ブランデーやウイスキーのように同じように寝かせるんです。
それは道楽のようで、こんな非効率なことはありません。
だけど、私は社長ではあるが、職人の親方なんです。
損益も原価計算も大事なんですが、そんな効率だけではいいギターはできません。
→無駄と思われることも、実は大事なことなのかもしれませんね。
その製品は、ビートルズのポール・マッカートニーも愛用したそうです。
そんな企業の社長さんは、矢入一男さんといいます。
その社長さんは、こんなことを語っています。
◆材料は命、無駄は応援者
企業が永続するためには、財務と資産とを重要視しなければなりません。
そのためには、効率化しなければなりませんが、それはいい製品を作ることには逆行します。
でもそこで気づいたんです。
本物はそんなにあわてて作るものではない。
いい材料を集めて、時間をかけて取り組んでいかねばならないと分かったんです。
それは学問ではなく経験学です。
自分の目で見て、触って本当に大事なことは何かを確かめていきました。
大量生産時代、多くの企業はベニヤ合板を使っていました。
でも、材料にこだわったうちは、アラスカやカナダのエゾ松と、赤道付近のマホガニーを用いてきました。
生まれも育ちも違う材料を合わせるのは困難でした。
新しい環境になじませるのは時間がかかるということです。
材料は命ですから、ブランデーやウイスキーのように同じように寝かせるんです。
それは道楽のようで、こんな非効率なことはありません。
だけど、私は社長ではあるが、職人の親方なんです。
損益も原価計算も大事なんですが、そんな効率だけではいいギターはできません。
→無駄と思われることも、実は大事なことなのかもしれませんね。