ダラダラする

秋が深まるというか、もう冬を感じる季節となってきた。
おいらのような温泉好きは、そんな季節にはムズムズしてしまう。
ひんやりとした空気を感じながら、紅葉や黄葉の山を愛で、野天風呂に浸かれば心と体がほどけていくものだ。
いやいや、そろそろ雪景色を楽しめるかもしれないな。
一人でそんなふうに心を飛ばしていたら、ある温泉好きがこんなことを語っていた。

◆温泉を楽しむためには思いっきりダラダラすべきだ
　温泉旅行のメインは、言うまでもなく温泉入浴だ。
　じゃあその温泉入浴を最大限に楽しむための秘訣はなにか、それは思いっきりダラダラすることだ。
　日の明るいうちから地酒をチビチビやりながら眼下の渓流を眺めたり、ゴロリと横になって転寝（うたたね）をする。
　もちろん、テレビもスマホも電源はオフだ。
　そして温泉に向かって、浴槽のハシゴ三昧。
　部屋に戻れば、今度は缶ビールをプシュッと開ける。
　飲み干せば、また温泉に向かい、酒と温泉の無限ループを続ける。
　これですよこれ、ダラダラすることで、日々の些末な出来事から解放されるのというものです。

　→うんうんわが意を得たりというところです。
　　でもおいらは、やはりその日の日経平均とトピックスだけはチェックしてしまうなぁ・・
　　フロイトはこんなことを言っている。
　　「人生の意味、人生の価値について人が問うた瞬間、人は病む。」
　　これはつまり、深く考えすぎずにダラダラせよと勝手に解釈してみました。