つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

特殊な18歳

2022-07-26 06:58:08 | 日記
おいらたちは日本に住んでいるので、周りは当然に日本人ばかりだ。
だから、どうしてもその考え方は、周囲の人達つまりは日本人コミュニティーに無意識に影響されている。
そして普段の生活では、それが当たり前のように流れていく。
だが、ひとたびグローバル基準で比較してみると、それが異質なことに気づかされるものだ。
それがいいとか悪いではなく、かなり特殊と言うか稚拙にも思われる結果がここにあった。
日本財団による世界の18歳を対象に行った「18歳意識調査」から。

◆もっと広範囲な調査ですが主だった国のみ比較してみた
 〇自分を成熟した大人だと考える
  ・日本:29% インド:84% 韓国:49% 中国:90% 米国:78%

 〇自分は責任ある社会の一員だ
  ・日本:45% インド:92% 韓国:75% 中国:97% 米国:89%

 〇自分で国や社会を変えられると思う
  ・日本:18% インド:83% 韓国:40% 中国:66% 米国:66%

 〇社会課題について家族や友人たちと議論している
  ・日本:27% インド:84% 韓国:55% 中国:88% 米国:30%

 〇自分の国の将来は明るいと思う
  ・日本:10% インド:77% 韓国:22% 中国:96% 米国:30%

 →たしかに、設問の3や4については、おいらも正直なところ自信はないのでそれはわかる。
  だが、最後の質問結果からは日本と言う国をあきらめているようにしか受け止められない。
  全体を通しても、自分のごく周囲のことしか考えられない未熟さのようなものが感じられる。
  どうか若い人たちには、もっと前向きに世の中に関わっていただきたいものだ。
  キミたちは、世界から見ると特殊な存在のようだよ。


身近な二宮尊徳

2022-07-25 06:44:00 | 日記
堅い言い方をすれば、二宮尊徳(二宮金次郎)は、江戸時代後期の農政家・思想家だ。
だがそれよりも、小学校で薪をしょって本を読んでいた銅像が思い出される。
そんな銅像も、最近では交通事故の影響なのか、目にすることもない。
だが、おいらの重要な情報源であるマンガ喫茶で、こんな一文を拾った。
ちょっと身近に感じられた。

◆本当にこう言っていたかどうかはわかりません
 マンガの中のことだ、多少の誇張や創作もあるのかもしれない。
 だが現実的な農政家だったことは良く知られているので、当たらずとも遠からずといったところなのだろう。

 「私はね、坊主と学者が嫌いです。」(お坊さん、学者さんすみません:これはおいらの心)
 生きている人間にとって、何より大事なことは目の前の現実だよ。
 その中の自分をどう良き方向に導くかだ。
 坊さんは死んだ後の事ばかり話すし、学者は本で学んだ事を知ったかぶりで弟子に伝える。
 目の前の生活に対応しながら人生を過ごす人々に一切のごまかしはききません。
 自分をごまかして生活していれば、人生はそのまま答えとなって出てしまいます。
 私が最も重きを置いたのは、心を耕すことでした。 
 しかし私は逆に学んだのです。
 目の前に広がる現実の大事さを。
 人々は私の思っている以上に、生活に人生に命をかけている。
 理想だけでは生活は成り立たない。
 学んで、知恵を出し、現実的な対応をしていくべきなんです。

 →現代にも通用する考えですね。

「円安」が少しだけわかった

2022-07-24 06:42:27 | 日記
このところ、猛烈な円安だ。
ちょっと前までは、1ドル100円以下だったのに、現在では137円とかのようだ。
しかも、以前は円高が日本経済にダメージとか言っていたのに、最近では悪い「円安」らしい。
そんなこんなも、エコノミスト誌を読んだら、少しだけわかったような気がした。

◆ニューヨークではほっけ定食がチップ込みでは5,000円らしい
 日本でも人気な大戸屋がニューヨークにも出店しており、そこでは東京で980円のほっけ定食は、
 31ドル+チップ6ドルで、邦貨換算5,000円以上となるそうだ。
 これほど、ニューヨークの物価高(インフレ)は激しく、かつ円安も極端という事だ。
 ではなぜ、これほど円安が進んだかと言えば、日米の金利差が最大要因のようだ。
 米国は、インフレを抑えるためにFRBが年初から小刻みに利上げをしている。
 反して、我が国は日銀が公開市場操作により、金利を0.25%の低位に固定しているからだ。

 たしかにここ長い間(20年以上?)、日本はデフレに苦しんできた。
 だから、ここで物価が2%程度緩やか?に上がるようにしたいということなのだろう。
 そしてこの考えは、どうやら日銀だけではなく、政府・与党も一体となった「政策パッケージ」なのだ。
 つまり、国債等の政府債務が膨大な額なので、金利は上がってほしくない→物価高で困る人には補助金をばら撒く
 →その資金は国債の新規発行とする→その国債金利は日銀が低位に固定する→日米金利差拡大で円安進む。

 いくら説明を聞いても、とても持続可能とは思えないが、これが現実の政策らしい。
 だが、この政策パッケージを変える方法がひとつだけあるそうだ。
 それは国民の不満だ、円安と物価高に国民が大きく声を上げるしかないようだ。

「一炊の夢」

2022-07-23 07:00:01 | 日記
おいらはマンガ喫茶が好きで、休日にはもれなく利用している。
そしてマンガ作家の中では、弘兼兼史氏が好きだ。
氏はマンガだけではなく、れっきとした書物も出版されているのだが、おいらの中ではやはりマンガ作家だ。
その氏は、最近では自分自身の老いも感じているのか、老年期へ対する発言が多いようだ。
そのひとつがこれだ。

◆元気になりたいときにぼくらは遊びたくなる
 この感覚はよくわかります。
 忙しい日々が続いたり、気分がすっきりしないときに、買い物で浪費をしたり深酒をしたいと思う時もある。
 だがそれよりも、迷わず「遊べ!遊べ!」と自分に声掛けするのもいいものだ。
 他人に気を遣わず、自分に手抜きをせずに、クタクタになるまで遊べばいい。
 それこそが、リフレッシュのもとだから。

 人生は「一炊の夢」だという。
 飯が炊きあがるまでの、まどろみと同じ程度ということなのだろう。
 いままでにあったこと、これから起こるかもしれないこと、長い人生と思えるかもしれないが、
 死の間際に夢を見れば、おそらくはほんのひと眠りの浅い夢の中で、
 辿ってきた長い人生が走馬灯のように浮かんでは過ぎていくものだろう。
 その時には、ひとコマひとコマが、楽しい場面だけが浮かぶような心持ちでいたいものだ。
 地位だ、名誉だ、財産だなどと騒いでも、自分一人で死んでいくのは間違いない。
 誰からものぞき込まれない、干渉されない、「一炊の夢」に微笑みながらこの世を去ればいいのだ。

 →激しく同意です。

 
 

「池」ってなんだ?

2022-07-22 06:37:20 | 日記
スペシャリスト(専門家)は、貴重な存在だ。
そして、スペシャリストの能力はもっぱら本人特有の技量だと考えられている。
だが、スペシャリストが転職してもそのままトップの業績を維持できるものではないそうだ。
維持できるのは、自らのチームを率いて転職した場合に限られるそうだ。
これは「池」の選択によるものだという。
「池」とは、自分のタイプ、強み、環境を複合したもので、これこそが成果を上げることに直結するのだ。
なかなかわかりずらいのだが、こんな例があった。

◆米国におけるトヨタの慈善活動
 米国では、企業の慈善活動が盛んと言うか、必須の行動でもある。
 生活困窮者に対する食事の提供事業であるフードバンク事業は、企業からの寄付金で運営されている。
 寄付金はどこの会社でも提供できるが、自分たちはほかに提供できるものはないか。
 トヨタにそれはあった。
 常に工程の改善と効率アップを追求するトヨタならではの専門技能だ。
 
 フードバンクのスープキッチンでは、トヨタのエンジニアの貢献で、
 夕食の待ち時間が90分から18分に劇的に改善された。
 また、ボランティアの箱詰め作業も、トヨタの作業改善で3分からなんと11秒まで短縮できたという。
 実はこれは、だれにもできることらしい。
 自分を良く知り、正しい「池」を選択すれば、それを最大限に活用できるのだ。
 だが努力が必要なのは言うまでもない。
 なぜならば、「悪は善よりも強い」からだ。
 悪い物の方が、良い物よりもインパクトは強いし、持続効果も高い。
 図書館での盗難は、道徳や哲学の本が他の書籍と比較して数十パーセントも高いことが知られている。
 どうか皆さんも、自分の「池」を把握して、そこで活躍していただきたいものだ。

 →わかったようなそうでもないような・・