工房アパート時々倉庫

仕事半分、趣味半分。

ショート・ショート・ランド

2017年02月01日 | 本と雑誌
今から32年前の雑誌です。
フラッと立ち寄った伊勢崎の古本屋で買いました。

まずはこの雑誌の表紙のイラスト。
ピンと来る人がいると思いますが、そう和田誠さんのイラストです。



中味はその名のとおり、短編を集めた雑誌です。
ウン百円の古本だったのですがソウコオヤジにとっては正に掘り出し本。

とにかく執筆陣が凄いのであります。

村上春樹・島田荘司・小池真理子
更に、景山民夫・夢枕獏・赤川二郎

なんと高橋源一郎の名前もあります。
(皆さんを呼び捨てにするのがどうも心苦しい)

それがどうした、と言われればどうもしないけれど・・・
よく考えてください、32年前ですよ。

まだ若かった上記作家さん達のショート・ショート。
今でこそ皆さん大御所になってしまわれましたが。

村上春樹の「ハイネケン・ビールの空き缶を踏む象についての短文」。
これなんて安西水丸のイラストをいれても僅か2ぺージ。

当たり前の事ながら村上春樹は32年前から村上春樹なんですね。
更に、この本は素人相手の投稿コンテストもあって本職も真っ青の作品も。

今、まだこの雑誌があればヒマになったソウコオヤジは投稿していたかも。
「1.2メートルの宇宙」、「半・人・魚」、などなどSFタイトルだけは決まってます。

後は原稿用紙に向かってプラチナの万年筆のキャップをはずして
そして、書き始めるだけなんですが。

でも、パソコンに向かってこんなブログを毎日書いているようじゃ・・・。

            閑話休題 📚

さて、この本「終刊号」なんですね。
1985年発行、定価300円。消費税はついてません。

数百円の古本一冊でちょつとタイムスリップ。



暖かくなったら神田の古本屋街でもヒヤかしに行きたいと思います。