そうすけ漫録

そうすけの一日の型録です。

uso

2015年04月24日 | あ行

Sは状況をありのままにみようとせずに、その状況が「こうあるべき」というイメージをそこに投影しがちだ。

状況に「あるべき」姿を投影することによって真実を否定している。

幻影を観ているのだ。


あのねぇ

2015年04月21日 | あ行

キョウコの言葉の代用をしていたのは、巫女の祝詞だった。

キョウコは祝詞のほかに言葉をもたなかった。

その祝詞とは、永遠にくりかえされる「あのねぇ」だったのだ。


akebono

2015年04月06日 | あ行

夜が明ける。

大地には靄がたなびき、からすが啼いている。

朝焼けがひろがる。おおきな太陽が昇ってきた。

地球が廻る。桜の花がいちりん落ちた。


ana

2015年03月20日 | あ行

●穴を見つめるとは「空虚」という「自分」の存在を認めることからはじまる。

 

●人間は「世界」をもっている。いずれの環境を突き破って世界そのものへと向かっている。

 

友人たちと酒を飲んだ。久しぶりに会った。

みなと共有していた時空が今をやさしくつつむ。

空虚という存在を忘れさせ、われらの世界を楽しむ。


2015年03月16日 | あ行

窓は開いていた。
風がカーテンを揺らし気配が変わった。
かすかに雨が降っていた。

人の声が聴こえる。こそこそと内緒話のように。

急に怯え、目を閉じる。雨が降る。濡れて滴る街角を聴いたのだ。

沈黙のうちに影がはしる。

夜がきた。

椿が落ちる。

 


宇宙

2013年08月21日 | あ行

宇宙とは、無限であり、自我である。


 

自分全体の求めることは、とても大切なことだ。

ところが頭だけで求めると求めすぎる。

身体が求めることを頭は押しのけて別のものを求める。

余計なものまで求めてしまう。

 

不幸だから泣くのではない。泣くから不幸なのだ。

幸福だから笑うのではない。笑うから幸福なのだ。

 

「不幸」って何?「しあわせ」ってなんだっけ?

こころの痛みや苦しみを恐れる。ふれあいやコミュニケーションを恥じる。それらの感覚や感情を「」でくくる。

「傷つく」ことだけ上手になって、気持ちを隠すことになっていたら、自分を遠くへ置き去りにしています。」

 

宇宙の呼びかけ。自己防衛戦線を解除せよ!

これでいいんだな。すきだな、と気持ちをさらけ出す。

そのとき、人は無防備です。

どこまでもひろくひろくひろがりのある宇宙につながります。

生きている限り生きている。この感動がわきあがってきます。 

 

真剣に生きている過程は自分にしかわからないのです。人は自分にできることしかやらないし、やれないのです。

だが悲しいかな人は自分のできる可能性を自分自身で狭めてしまってる場合があります。

「できること」をできても感動しないのは、「やれることはやった」というほど自分全体を使っていないのです。

宇宙からの問いかけに答えていないのです。

 

絶対の問いかけに応えずに、あやふやなものを気にしてばかりいる。

 

あなたへ伝えることに賭けてみましょう。「すきだ」「いいな」「XYZ」と言わなければ、少なくとも伝わらない。

 

それは無限である宇宙のつながりの可能性をなくしてしまいます。

 

 


「人間できることしかできないんだから。できることをするのが大切なのよ。自分にできる最大なことをやったあなたは、自分のことをほめていい。もっと自信を持っていい」

この生きている様子はあなたには見えますか?このいまの姿が伝わりますか?

 

それは無理なことでしょう。ただほんのすこしわかってくれればいいのです。




 


衣服

2013年05月02日 | あ行

服は少しあればいいのです。
清潔な衣服をきることに人生のやすらぎをおぼえます。
子供の頃の服の香りは洗濯石鹸だった。

(そうすけはユニホームを持たない)

一日が終わったあと、夜毎に着替える。
過ぎ行くその日の臭いのしみこんだ衣服を脱ぎ捨てるということは、再生を約束するひとときの休息に心して入ろうとする。

ある殺人者は、はじめての街に入ると奇妙な行動をする。
洋品屋にて服一式を買うのである。そっくり着替える。そして殺人を犯すのである。

衣服とは自己主張であるならば殺人者は何者かに変身しようとしていたのだろうか。


あたりまえ

2013年03月11日 | あ行

あたりまえということ。


食事をすること。
家族と食事をすること。

太陽が西におちること。空が青いこと。からすが鳴くこと。

夜が来る。あたりまえに風がふく。

あたりまえにあたりまえに手を合わす。


祈り。


2013年01月27日 | あ行

男なら

      西岡水朗作詞

男なら 男なら
未練のこすな 昔の夢に
もとをただせば裸じゃないか
度胸ひとつで 押して行け
男なら やってみな


男なら 男なら
七つころんで 八つで起きる
思い直せば愉快な世界
若い心は デカク持て
男なら やってみな


男なら 男なら
あの娘(こ)一人にくよくよするな
花の日本だ 眼(まなこ)を変えて
見ればいずこも 花ざかり
男なら やってみな


男なら 男なら
お洒落(しゃれ)する間に 腕(かいな)を磨け
磨きゃ前途(ゆくて)が 楽にもなるが
お洒落するのは 楽じゃない
男なら やってみな