道

道は多い

されど汝の歩む道は

ひつとつなり

十二月九日 晴

―山頭火は　なまけもの也。

　わがままものなり、気まぐれもの也、

　虫に　似たり、草のごとし。

　午後、近在散歩。

　種田　山頭火

　　

だめなひと

彼らの脆弱な自我では、すでに個人個人では

もう一人の現実を象徴する他の存在に

向き合うことができないのである

 

苦しみにあって

苦しみにあって

捨てず・貧賤とて軽んぜず・秘密のこと告げあい・お互いかばいあい・なしにくいことをなし・与えにくいものを与え・忍びにくいことを忍ぶことが

それである。

走る

走ることが自己表現なのです

有森裕子

稽古

稽古とは　一より習い　十を知り

十よりかえる　元のその一

　千　利休

不恋愛

では恋愛のできない者たちは、どうしたらいいのか。

簡単なことであきらめればいいのである。

小谷野敦