あの日。外は雨だった。昼休み時間。教室は言葉の喧騒。
すばらしい沈黙の一瞬。生徒たちは「はっけようい」してしまった。
だが、世界の笑い声が沸き起こり、教室の奥底に鎖でつながれていた僕は、渇望するより先に満たされてしまった。
永遠はすぐそこにある。
そして僕は、それを求めていた。
あの日。外は雨だった。昼休み時間。教室は言葉の喧騒。
すばらしい沈黙の一瞬。生徒たちは「はっけようい」してしまった。
だが、世界の笑い声が沸き起こり、教室の奥底に鎖でつながれていた僕は、渇望するより先に満たされてしまった。
永遠はすぐそこにある。
そして僕は、それを求めていた。
目的なく走るのが若者だ。
目的があって走るのが大人といえる。
想像力があるからこそ、大人は未来の幸福に向かって努力する。
創造力があるからこそ、若者は今を生きる。
目的なく走ることをやめた大人は始末が悪い。
未来の壁に跳ね返され。過去の穴に落ちる。
枯れ果てた荒野に
陽は沈み、月も星もない漆黒の世界に喪失する。
そして豚になる。
どうせ長くて十年、下手すれば、来年、今年中のことも知れない寿命だ。
せいぜい、のんびりと暮らすことだ。この世の貸しも借りも、さっぱり忘れた心持ちで毎日おくることだ。
「昼は歩け。夜は読め。」とKは、近来頻りに、そんな号令を自分にかけている。
川崎長太郎「抹香町」
幼い時から続いている問題は電話が怖いことだ。
生まれて初めてぶつかった恐怖は電話をかけて知らない人が出た時だった。最後のダイヤルを9ではなく0にまわした。間違え電話をしたとわかっているにもかかわらず、自分で電話をきれない。呼び出し音が続いているときの困惑。どうしよう。どうしようもない。どうもできない。
「もしもし」知らない男の声。
相手が何者なのではなく、自分が何者なのか。何者でさえないのか。
ポーカーでは、勝者は笑い、冗談を飛ばし、敗者は『黙って、カードを配れ!』という。
勝者は多忙で、目標の達成をめざして積極的に働き、一方で平均的な人々はあまり仕事や貢献をせず幸運を求める。
勝者は常に自分の成功を勤勉と努力によるものだとし、凡人は自分の失敗を不運のせいにする。
幸せな人は、自分をコントロールする原則をみつけ、その原則にそって生きることができるように人生設計をした人である。
あなたは自分の行動を決める。だが行動を起こしてみると、思いどりの結果にならないことが多い。その時に何かを言ったりすると結果はそれ自体の力をもつ。だからこそ言動は思慮深くならねばならない。
自己啓発本を読むと前向きになれるような気がしてしまう。
日々、時間に追われ、自分がわからなくなってしまうときにアルコールとともに手に取ってしまうのだ。
中年から初老になろうとしている男が自己を啓発をしても行動力とセンスが欠けているのだから現状は変わらない、というよりゆるやかに望んでいない方向に転がっている。
この流れは如何ともし難い。身をゆだねながら、目先の仕事と食事をまわしている日々が続いている。
ふと、ポジティブな言葉をもとめてしまうのだ。そして、なんだかできそうな気がして、酔いがさめれば、ゆるりと転がりだす。
それがささやかな、わが抵抗なのだ。
小さな成功に気がつく。
小さな成功から再スタートする。
春嵐台車どこまでいったやら/あの空を返してくれよ春の雷/ぶっとい虹に向かって疾走する夕方/陽が暮れて社員証がない/
私たちには自己主張しない権利もある。そのことによって相手を恨まない。
ひとを傷つける言葉を言うことなかれ
言われしものは、かならず言い返す
怒りを含む言葉は苦痛を与え
その報いは必ず身に至る
思うことなかれ 思いは自己を不利にし
幸運を遠ざけ 自己の心を打ち砕く
できっこないよ、やらなけりゃ
「俺たちのドアは不安なんかじゃねぇぞ! 俺たちの開いてるドアはな、不安とかな、闇なんかじゃねぇ! 俺たちは今日な、日本中の闇ここで食い尽くしにきたのよ! ロックロールやってな! 日本中の闇食い尽くしにきたのよ! 俺たちが待ってるのは、恐れとか、不安とか、闇なんかじゃなくて、俺たちにはきっと、きっと、ドアを開ければ...希望の道が待ってるわけですよ!!」
途上にて
みなみらんぼう作詞作曲
風が激しく吹いている
愚かな者みだらにすぎて
道は途上で夢も破れた
そんな昔はまぼろしか
風よ運べ燃える思いを
火を放て俺の心に
過ぎ去る者は過ぎ去ればいい
流れるものは流れてゆけ
命あるものは生きていればいい
酒があるなら飲みあかせばいい
風よ運べ燃える思いを
火を放て俺の心に
風よ運べ燃える思いを
火を放て俺の心に