世界中敵と思う日春の月
服部たか子
自己(こころ)との対話。 夢。覚醒。呪文。
起床。天気。気温。湿度。
体調は、気分は、
体重は、 体脂肪。
血圧は、 脈拍数。
希望。主題。目標。目的。欲望。祈り。
朝食は、
(意欲 自信 感情コントロール イメージ想起力 集中力 リラックス コミュニケーション)
家を出る。手段。
昼食は、
感情。
間食は、
感動。
買った。
感覚。
出来事。事件。
観た。
借りた。
運動は、
帰宅。
夕食は、
就寝した。
至福。
反省。
希望、祈り、願い、目標、課題。
思い出。妄想。物語。言葉。
感謝。
就寝。
かがやきて そらあおし
ビニール袋がどこまでもまいあがってゆく
地から吹き上げる風よ
おまえが運んできてくれたのは
やさしさ
手を合わせる
よい縁にめぐりあえますように
と
はずかしい人生でした。
やさしいまなざしを求め、そこに見知らぬ他人のまなざしをみとめると不安になるのです。
鏡の中にいる年老いた男は道化さえできなくなってしまいました。
人生に意味はあるのか?
Z先生がいうには、
フランクが言っている「忘我」というのは、単に我を忘れるということではなく、自分以外の何かに向けて我を忘れることです。
自分以外の何かに本気で取り組む。自分に以外に誰かのことを本気で思う。
そのとき、「私」などという意識はないということです
つまり何かとのかかわりの中で人間は生きている。
「私」に人生というものがあるなら、あなたと暮らしたあの夏の日々。
酒を飲んだ夜は何度も目が覚める。浅い眠りに、仕事を失敗した夢を見た。
カーテンを開ければ、快晴。風もなく静かだ。
「人生はいつも思い通りにいくわけではない。」
周囲の人を信じなければ、自分に責任をもてない。自分を信じれれなければ、その先にあるのは恐れである。
昨日から声を出していなかった。傍らにあった文庫本を開いた。
春の朝
時は春、
日は朝(あした)、
朝は七時、
片岡に露みちて、
揚雲雀なのりいで、
蝸牛枝に這ひ、
神、そらに知ろしめす。
すべて余は事も無し。
ブラウニング
声がかすれ、つっかえながら音読をした。すこし軽くなったような。
今日は、無事な日になるだろう。
前に進むのは柄じゃない。後ろを振り向いても埒がない。下を見れば委縮する。せめて上を向いて深呼吸しよう。
空から降ってきた。はっけよいのこったのこった。
けして体調が悪いわけではなかった。ただ兆候はあった。急いでいたのだ。それを自覚をしていなかった。
忙しいわけではなかった。だが心を亡くしていた。狭い空間をぬけようとして、けつをこすってしまった。
全くの凡ミス。集中力、確認不足。テクニックの欠如。そしてコミュニケーションの不全。
下手なんだから状況を自ら変えていかなければならないのに、それができない。ならば周囲に協力していただけることはやってもらえばいいのに、思い込みとわだかまりという独りよがりでつまずいてしまった。
営業所にもどると「つっこむからいけないんだ。止まっていればいいんだ」と指導される。
まず止まる。待つ。考える。状況を変える。行動する。自分の眼で確認する。止まる。修正する。行動する。
これを教訓に、同じ状況をつくらないこと。また、なってしまった場合、漠然と動かない。どうすればいいか、考える。なぜなら、いまだ知らない世界であるからだ。周囲の人が簡単にできていても、同じようにできるとは限らない。いやできないのだ。それが下手を打つ愚か者なのだ。
ゆったりとのらりといまを改善できる凡人になりたい。
不幸中の幸いは、現場の上席さんが「壊れてはないからいいよ。これから気をつけてください」という温情をかけていただいた。
渡る世間にほとけあり鬼はおのれのうちにあり
有難い一日でありました。合掌。