けして体調が悪いわけではなかった。ただ兆候はあった。急いでいたのだ。それを自覚をしていなかった。
忙しいわけではなかった。だが心を亡くしていた。狭い空間をぬけようとして、けつをこすってしまった。
全くの凡ミス。集中力、確認不足。テクニックの欠如。そしてコミュニケーションの不全。
下手なんだから状況を自ら変えていかなければならないのに、それができない。ならば周囲に協力していただけることはやってもらえばいいのに、思い込みとわだかまりという独りよがりでつまずいてしまった。
営業所にもどると「つっこむからいけないんだ。止まっていればいいんだ」と指導される。
まず止まる。待つ。考える。状況を変える。行動する。自分の眼で確認する。止まる。修正する。行動する。
これを教訓に、同じ状況をつくらないこと。また、なってしまった場合、漠然と動かない。どうすればいいか、考える。なぜなら、いまだ知らない世界であるからだ。周囲の人が簡単にできていても、同じようにできるとは限らない。いやできないのだ。それが下手を打つ愚か者なのだ。
ゆったりとのらりといまを改善できる凡人になりたい。
不幸中の幸いは、現場の上席さんが「壊れてはないからいいよ。これから気をつけてください」という温情をかけていただいた。
渡る世間にほとけあり鬼はおのれのうちにあり
有難い一日でありました。合掌。